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はら まさのり
原 雅紀弁護士
三愛川崎法律事務所
武蔵中原駅
神奈川県川崎市中原区下小田中2-18-17 第3中原ビル1階
対応体制
  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • WEB面談可
注意補足

※相続、離婚、債務整理、労働者側の労働事件(未払い残業代請求・不当解雇問題に限る)、に関するご相談は初回30分無料とさせていただいています。 ※相談者様のお顔を拝見しながら真摯に対応させていただきたいという思いから,電話相談・メール相談は承っておりません。

インタビュー | 原 雅紀弁護士 三愛川崎法律事務所

難解な不動産相続、「交渉」のプロが考える解決のカギは?地元・川崎で開業した弁護士の思い

東京都内の大手の老舗法律事務所で6年間経験を積み、地元・川崎市で開業した三愛川崎法律事務所の原 雅紀(はら まさのり)弁護士。
キャリアを通じ、一貫して一般民事事件、家事事件、企業法務(顧問業務含む)を扱っていました。個人の方向けとしては、とくに、遺産分割や遺留分、遺言などの相続問題や、不動産を巡る紛争(売買・賃貸・請負契約を巡る問題や建築・設備の瑕疵等)の問題に力を入れてきました。代襲相続や数次相続の絡む複雑な遺産分割の事例や、特別縁故者の財産分与の申立て、リフォーム瑕疵など、複雑な事案の解決実績も豊富です。
また、企業の方向けとしては、スタートアップ系のITベンチャー企業から一部上場の不動産会社まで、自ら10社以上顧問として担当し、各種契約書や新規事業の適法性のレビューや人事労務問題、債権回収等、様々な案件を担当しました。
依頼者のために駆け回る日々に迫ります。

01 弁護士としてのキャリア

相続と不動産問題を中心に、50年超の歴史ある事務所で下積み

ーー独立前、都内で働いていたのはどんな事務所だったんですか?

前事務所は、都内で創設から50年を超える歴史があり、90人以上の弁護士を擁する大きな事務所でした。
裁判官や検察官、家庭裁判所の所長歴もあるベテラン弁護士。
そんな錚々たる人たちと一緒に働き、日々指導を受けることができたのは本当に貴重な経験でしたね。
弁護士登録してから最初の数年は、弁護士としての基礎を叩き込むため、分野を問わず本当に多種多様な事件を担当させてもらい経験を積むことができました。だいたい3年目くらいになってからは、将来的に専門分野として扱っていきたいと考えていた相続問題と不動産問題の案件を比較的多く扱わせていただくことになり、腕を磨くことができました。


ーーなぜそこに入所したのか。その理由もお聞きします。

きっかけは、所長とのある縁からでした。
格安で借りられる司法寮に暮らしていたロースクール時代。
その寮を運営していたのが、事務所の所長だったんです。
あまり金銭的な余裕がなかった学生時代に所長から受けたご恩に報いたいという思いがあったのが、1つ目の理由です。
2つ目の理由は、事務所が相続等の高齢者問題と不動産問題に精通していることです。
私の父が不動産業を営んでいることもあり、弁護士を目指そうとした当初からもともと不動産やそれが密接に絡む相続にとくに興味があったんです。
両分野について高い専門性を身につけるために、入所を決断しました。

02 得意分野と解決事例①

数次相続、代襲相続、特別縁故者。複雑な相続を紐解く経験とノウハウ

ーーそして、満を持して独立されました。現在はどんな事件をメインに扱っているんですか?

最も経験豊富な相続と不動産を軸に、離婚や債務整理、刑事事件などのご相談も積極的にお受けしています。

相続は遺産分割や遺留分侵害額請求、遺言無効など。
不動産は売買・賃貸契約をめぐるトラブルや、建築・設備の瑕疵の問題など。
いずれも幅広くカバーしているうえ、難しい事件も何度も担当してきました。

宅建士の資格を持っており、一部上場企業を含め、不動産関係の顧問先も多いときは10社以上抱えていました。
現在、不動産が絡む案件は父の会社と協力しながらお手伝いさせていただくこともあります。


ーー難しい事件の解決例をぜひ知りたいです。

ひとつは、数次相続や代襲相続が絡む遺産分割です。
数次相続とは、すでに起きている相続手続きの途中で相続人のひとりが亡くなり、次の相続が起きること。
代襲相続は、本来相続人となる子どもや兄弟姉妹がすでに死亡していて、代わりにその子どもが相続することです。

このような数次相続・代襲相続が絡んでいるのみならず、さらに相続人間で相続分の譲渡や放棄がなされるなど、事実関係が相当に複雑な状況でした。

相続人の一部が放棄、あるいは譲渡した相続の帰属の整理。
それを踏まえた相続人の範囲の確定や、具体的な分割方法。
遺産に複数含まれていた不動産の問題もクリアにしたうえで、最終的に調停を成立させられた事案でした。

複雑に絡み合った問題点をひとつずつ理解し、整理するための経験やノウハウ。
これが存分に活きた事案だったように思います。


ーー絡み合った糸を紐解く。見事な手さばきですね。

相続ではほかにも、たとえば特別縁故者の財産分与の申し立てにも、複雑な手続きが必要になります。

特別縁故者は、亡くなった人にご家族がいない場合に、特別親しい関係にあったことを理由に遺産を取得する人のこと。
ただ、財産分与が認められるには数々の条件をクリアする必要があるんです。

今からご紹介するのは、婚姻関係にない女性と20年以上連れ添った70代男性からご依頼をいただいたときのことです。

ある日その女性が亡くなったんですが、子どもや両親、兄弟姉妹もすでに他界しており、相続人がいない状況だったんです。


ーーそれで、依頼者は「特別縁故者」に認められたんですか?

亡くなった女性とは長く同居生活を送り、家事や介護など身の回りの世話を献身的に続けていたそうです。
そうした証拠などをもとに熱心に訴えた結果、女性の遺産として数千万円を超える預貯金と不動産のすべての財産を取得することが認められました。

複雑な手続きの流れを、どれだけ理解しているか。
要件を満たすためにはどんな証拠が必要で、どう説得的に主張すべきか。
このあたりも経験値がモノをいう難解なプロセスでしたね。

03 得意分野と解決事例②

リフォーム瑕疵の損害賠償請求、全額を手にした交渉術と駆け引き

ーー不動産問題の解決実績も気になります。

リフォームで不具合が生じた際などの建築瑕疵の問題は、専門的な知識が求められる事案のひとつでしょう。
私はこうした問題にも、何度もうまく対処してきました。

たとえば、まさにそのリフォーム瑕疵をめぐる争いで、損害賠償請求が認められたケースです。

依頼者さまは、テナントビルを所有する会社でした。
排水に不具合のあった建物内のトイレをリニューアル工事したんですが、工事終了後も直らず、施工不良が多数散見されたそうなんです。

ご依頼をいただいてから調査したところ、工事を行ったリフォーム会社が設計図面通りに作業を行っていない箇所などが多数あることが判明したんです。


ーー欠陥だらけだったわけですね。

すぐにリフォーム会社との交渉に乗り出し、その後の補修工事代金や調査費用を損害として支払いを求めました。
そして、こちらが請求した全額の支払いを相手が認めるかたちで和解が成立。
相手の悪質性を突きながら、終始こちらに有利に交渉を進めることができました。

リフォームや建築瑕疵は問題が長期化するケースが多いなか、交渉によって早い段階で満足のいく解決が実現したんです。


ーー巧みな交渉が際立つエピソードに感じました。交渉は得意なんですか?

学生時代に「交渉と法」というゼミに所属していました。当該ゼミでは元高等裁判所の裁判官を歴任された教授の指導もと、具体的な事例をもとに各当事者の立場でいかに相手方から有利な条件を引き出すか、双方メリットとなるような落とし所にもっていくにはどのように進めるべきかといった交渉の基礎を学ぶことができました。
有利に交渉を進め、うまく落とし所を探る。
そこで叩き込まれた駆け引きは弁護士になった今、かなり活きていると思いますね。

それと、私の持ち味としてもうひとつお伝えしたいことがあります。
それは、どんなときも全力プレーでぶち当たることです。
同じく大学生の頃には「氷上の格闘技」とも呼ばれるアイスホッケー部に所属し、高校時代はアメフトをやっていました。このような体育会の部活動経験により、肉体的にも精神的にも鍛えられました。いまでも、ジョギングや筋トレの日課は欠かせません。

どんな事件にも、恐れず全力で立ち向かう。
そんな負けん気の強さや、体力やフットワークの軽さも私ならではのスタイルなんです。


ーーなんとも頼もしい限りです。

不動産は相続に加え、離婚の財産分与などにも大きく関わってきます。
金額が大きいためネックになりやすく、それで激しく揉めるケースが少なくありません。

不動産が絡む複雑な問題に困ったときは、ぜひ一度ご相談いただきたいですね。

04 大切にしている思い

信頼関係なくして、解決はない。地域への思いと、依頼者との約束

ーー依頼者に対しては、いつもどんな思いで向き合っていらっしゃいますか?

私が何よりも大事にしているのは、依頼者さまとしっかり信頼関係を構築することです。
ご相談に来られる方は心身ともに疲弊し、かなり追いつめられている人がほとんどです。
そのような状況に置かれている相談者の方が少しでも安心してお話ができるような雰囲気を作れるように心がけています。、とにかく、相談者様のお話を遮らずに、じっくり耳を傾けること。
そして、わかりやすい言葉で丁寧にご説明すること。
少しでも安心していただけるように、そんな風に親身に対応させていただいています。
また、クライアント様が不安を抱かれないよう、レスポンスは素早く、報告・連絡・相談はこまめに行うこと。そういった当たり前のことを徹底しています。

ーー独立し、これから新しいキャリアを切り拓いていくことになりそうです。

ゆくゆくは、生まれ育った地元の地域社会に貢献するために地元で開業したい。
ずっとそう思い続け、それが実現しました。
地域に根を下ろし、市民の方や地元企業の経営者の方々といったみなさんから信頼される弁護士になっていきたいですね。

困っている方々が、問題を乗り越え新しい人生を明るい気持ちで踏み出せるように、私を頼っていただいたからには責任を持って全力でお応えすることを約束します。
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