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さいとう ゆか
斉藤 由佳弁護士
ネクスパート法律事務所 大宮オフィス
大宮駅
埼玉県さいたま市大宮区桜木町2-335-1 レインボー大宮ビル305
対応体制
  • カード利用可
  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • WEB面談可
注意補足

当事務所では、電話やテレビ会議による面談の上でのご依頼も受付しています。 (※債務整理は、弁護士会の規定等で直接の面談義務が定められていますのでご来所をお願いします。) ご相談の際には対処方針・費用について丁寧にご説明致します。

インタビュー | 斉藤 由佳弁護士 ネクスパート法律事務所 大宮オフィス

「既婚者とは知らなかった」。劣勢の不貞慰謝料訴訟、勝訴につなげた3年分のLINEの記録

行政、民間企業を渡り歩いてきたネクスパート法律事務所の斉藤 由佳(さいとう ゆか)弁護士。
鍛え上げた傾聴力とスピード対応で、依頼者の窮地を何度も救ってきました。
負け筋だった裁判で勝訴判決を手にした不貞慰謝料問題、取扱実績が約300件にものぼる債務整理など、一般民事を得意としています。
「弁護士業は天職」「必ずゴールにたどり着ける」と力強く語る真意に迫ります。

01 弁護士に転身した理由

県庁で動物愛護や危険ドラッグ条例に関与。許認可の窓口業務が転機に

ーー以前は公務員として働いていらっしゃったようですが、どんなお仕事をされていたんですか?

千葉県庁で約6年間働いていました。
「困っている人を助けたい」と志した弁護士業。
まずは行政というフィールドから、県民のみなさんの力になろうと考えたんです。

県庁での最初の配属先は、政策法務課でした。
条例の立案や規則の改正、県民からの不服申し立ての審査などを行う部署です。
会社でいえば、法務部のようなところですね。

とくに印象に残っているのは、動物愛護条例や危険ドラッグ条例の立案に携わったことです。
調査から条例の策定、県議会への提案まで、数年がかりの大きなプロジェクトでした。


ーーそこから、事務所勤務の弁護士に転身されます。どんな経緯があったんですか?

大きな転機となったのは、行政の窓口業務を担当したことでした。
許認可申請の相談業務です。

申請者と顔を突き合わせ、打ち合わせを重ねる。
そんな風に人と直接触れ合い、一緒に悩みを解決する仕事が肌に合っていたようで、とてもやりがいを感じるようになったんです。

ただ、その任期は2年で、いずれまた本庁に戻ることになります。
行政の仕事もやりがいがあったので迷いましたが、「困っている人をそばで支えたい」と直感を信じて転職を決意しました。
振り返ると、その決断は大成功でしたね。
私は今、弁護士業を天職だと感じています。

02 キャリアの歩みと注力分野

離婚、不貞慰謝料、貞操権侵害の三本柱。債務整理も約300件の取扱実績

ーーその後の弁護士としての足跡や、担当事案について教えてください。

最初に、全国各地に拠点を構える法律事務所に入りました。
三本柱に掲げていた不貞慰謝料、債務整理、交通事故とともに、離婚や相続などを含めて一般民事をメインに扱ってきました。

その後、現在のネクスパート法律事務所に移籍します。
ここを選んだのは、評判がとてもよかったからです。

当時から働いていた後輩が、「代表やメンバーの人間性がすばらしい」「風通しがよく働きやすい」と絶賛していたんです。
実際に入ってみると、それは想像通りでした。
どんな事件にも誠実に、前向きなマインドで向き合っています。
チームワークのいい事務所です。


ーー現在は、どんな事件に力を入れていらっしゃるんですか?

離婚、不貞慰謝料、貞操権侵害など、男女問題に最も力を入れています。
それに、前の事務所時代から得意としている債務整理、さらに相続や交通事故などが続くかたちです。

離婚や不貞慰謝料については、女性からのご相談も多いですね。
踏み込んだ話になることが多く、プライベートな写真や動画を見せないといけないようなケースも少なくありません。
同じ女性弁護士の方が、話しやすい面があるんでしょう。

その点、私は依頼者さまがリラックスしてお話できる雰囲気づくりを心がけています。
数十分も経てば、きっとご友人と接しているかのような感覚でお話いただけるようになるはずです。
一言でいえば、傾聴力。
これは公務員時代、県民のみなさんと相対した窓口業務で培ったものです。


ーー債務整理など、それ以外の分野についても実績などを聞かせてください。

債務整理については、これまでに約300件もの案件を扱ってきました。
大きな強みのひとつは、スピーディーな対応です。

交渉であれば、基本的には3カ月以内に終わらせています。
弁護士によっては、相手から受け取った資料を長いこと放置し、解決までに1年以上かかるケースもよくあるようです。
そんなことは、私や当事務所は絶対にしません。
1日でも早く決着させることを常に心がけています。

実は、私は過去にITベンチャーの法務部で働いていたこともあるんです。
そこは、法務チェックを数時間で終わらせないといけないスピード勝負の世界でした。
集中力と迅速な作業は、そのときにみっちり鍛えられました。

それ以外の分野では、相続は事務所全体で約2,000件の取扱実績があり、交通事故も示談金の増額や後遺障害認定などを得意としています。

03 過去の解決事例

負け筋の不貞慰謝料訴訟。3年分の「LINE」の記録から掘り出した証拠

ーー数ある事件のなかから、とくに印象に残っている解決事例を教えていただけますか?

既婚者と知らずに何年も同棲していた女性が、交際相手の奥さまから不貞慰謝料請求を受けた裁判です。

「既婚者とは知らなかった」というのは内心の意思と受け取られるため、立証するのが非常に難しく、負け筋の案件でした。
ただ、依頼者さまは「たとえ負けても、気持ちの整理をつけるためにがんばりたい」と切実な思いをぶつけてくれたんです。

そのお気持ちに、応えないわけにはいきません。
そこから、証拠を必死に探す日々が始まりました。
そして、2人が同棲していた過去3年分の「LINE」の記録を洗いざらいチェックし、証拠になりそうな記録を10個ほど探し出すことができたんです。

それを裁判で突きつけるなどした結果、相手方の主張は棄却され、こちらの全面的な勝訴に。
慰謝料を1円も払わずに済みました。


ーー負け筋と思われた事態を見事に覆したわけですね。

「斉藤先生に頼んでよかった」と、依頼者さまにはとても喜んでいただけました。

というのも、それ以前に何カ所も弁護士事務所を回ったものの、どこも「難しい」と相手にしてもらえなかったようなんです。
なかには、「本当に既婚者と知らなかったの?」と疑われ、深く心を傷つけられたこともあったそうです。

そんな事情もわかっていたので、「私が最後の砦となって守らないと」と必死になってもぎ取った勝訴判決でした。


ーー徹底調査、根気強さが際立つすばらしいエピソードでした。

この仕事は、私の趣味でもあるマラソンと近いものがあるのかもしれません。
フルマラソンを走り切るには、日々の鍛錬と強靭なメンタルが必要だからです。

かつて私が完走したときは、レース前に半年ほどかけてみっちり練習を積みました。
そして迎えた本番当日、ラスト5kmの上り坂。
体が思うように動かず、「もうダメかもしれない」とあきらめかけていたそのときです。
そばを走っていたおじいさんのランナーが、「がんばれ!」と背中を押してくれたんです。
そのおかげでまた力がみなぎってきて、なんとか完走できました。

長引く裁判、二転三転する交渉、次第に疲弊していく気持ち。
先が見えづらいなかでも、希望を捨てずに「解決」というゴールを目指す。
法的紛争においても、その姿勢はとても重要なものです。

04 悩んでいる人たちへ

どんな状況でも、必ず光は見えてくる。依頼者との「出会い」を大切に

ーー法的紛争をマラソンにたとえたお話。依頼者を勇気づけるような力強いメッセージでもありますね。


ご相談に来られる方々は、どうしたらいいかわからないほど悩み、苦しんでいらっしゃいます。

私はどんな依頼者さまに対しても、必ずいいところを見つけるようにしているんです。
ご本人に非があるような案件でも、お話を聞いているとやむを得ない事情があることがわかってくるんですよ。

そこに光を当てて、法的に組み立ててしっかり主張する。
それが私たちの役割であり、その結果事件が終われば、みなさん一様にスッキリした様子で次の人生を踏み出していかれます。
そんなお手伝いができることが、この仕事の醍醐味ですね。


ーー冒頭で「弁護士業は天職」とおっしゃっていた理由がよくわかります。

そんな今の私がいるのは、多くの人に支えていただいたからです。

県庁や民間企業の上司や同僚、そして当事務所のメンバー。
尊敬できる人ばかりで、いつも刺激を受けています。
そして、何よりも母の存在です。
どんなときも味方になって、一番近くで私を支えてくれました。

人との出会いは、私にとって大きな財産です。
そして、それは依頼者さまとの出会いも同じ。
数ある弁護士のなかから私を選んでいただいた、そのご縁を大切にこれからも全力でみなさんを支えていきたいですね。
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