親族による、預金の無断引出しについて

一番近そうなので相続を選択しましたが、内容としては叔母(父の妹)による父の預金の横領です。

半年ほどの入院や転院ののち、父が今年亡くなりました。
兄は父と疎遠だったため葬儀には来ず、父との約束もあり私が喪主とお墓の管理を務めました。
仕事や体調不良が重なってしまい、父の転院や病院の手続きに付き添えず、大阪に住む叔母がはるばる横浜まで泊りがけで来てくれて付き添ってくれました。遠方から来てくださるので、とても感謝して、謝礼の一つでもしなくてはと当初は思っていました。
葬儀に際して、叔母は大阪の人は香典はもらわず来てくれた人に交通費を包んで渡すのよと言ったり、父の従兄弟たちからの供花代を自分が立て替えると言っておいて払わずに帰るなどのことが続き、内心不信感を感じてはいましたが、手伝ってくれたから反論せず、風習や考え方の相違は仕方ないと受け流し、お香典については渡して下さるかたの分を受け取りました。
その後兄とのやり取りに時間がかかってしまいつつ、なんとか手続きを始められる目処が立った9月半ばの深夜、叔母から早く精算をして欲しいという催促がきました。大阪の台風被害で家の修理代が必要とのこと。これからやっと手続きが始まりまだ手元にお金がないことを伝えると、それなら中間報告くらいしなさい!さっさと済ませなさいよ!と怒りの返信メッセージが来ました。仕事もしながら一人で往復5時間もかけて実家の遺品整理やら手続きやら行い、猛暑の疲れから風邪をこじらせて咳が止まらない日々で、深夜に怒りのメッセージは流石に辛かったです。
やっとゆうちょの解約手続きが終わり、早く送金してあげようと、叔母の領収書を計算し直し、念のため父の預金通帳の取引記録を確認すると異変に気付きました。
父の入院中、合計約320万円もの預金が引き出されていたのです。
私が転院手続きに付き添えず、外出許可もらった父が2月27日に叔母と2人で実家に行き預金通帳や印鑑を持って銀行で100万円を引出し、今後のためにとその現金を叔母に預けたというのは聴いていました。それで足りなければ精算するような話でした。その際に通帳と印鑑を預かっというのはずいぶん後になって叔母から聴きました。
にしても、叔母が立て替えたと言って渡してきた領収書の合計は115万円、万一の時のために引き出した、と言って父の亡くなる5日前に私に渡してくれた129万5000円を差し引いても引出し過ぎです。
しかも叔母自身が計算した領収書を一つ一つ見ていくと、父の口座から送金してあるのに請求金額に計上されていたりして、二重に計算されているものも幾つか見つかり、実際に掛かった経費は食事代なども含めても90万程度。となると100万円も用途不明で引き出されたことになります。
叔母に電話しても出ないので、メールで用途不明の引出し分について、領収書があるなら送って下さいと伝えると、万一の時のために引出した、と返信がきました。
二重請求の点も指摘して、多く引出した分をご返金下さいと連絡しましたが、その後連絡が途絶えております。

実はこの叔母と私たち家族との金銭トラブルはこれが初めてではありませんでした。私が小学生の頃、父にしつこく金の無心をしてきた時期がありました。大学の助教授を務める叔父のアメリカ留学が決まり、単身赴任では夫が可哀想。一家4人で一緒に行きたいが職場からはその分の旅費は出ない。お兄ちゃん貸して欲しい!と何度も泣きつかれたそうです。その当時私の両親には貯蓄も無く、貸せるお金なんてないのだから単身赴任するのが当然でしょ!と母は猛反対しましたが、そのせいでケンカが絶えず父が酒を飲んでは荒れるので、とうとう母が折れて、借金までして工面したのでした。帰国後に返すとの約束でしたが、帰国後に土産どころか全く音沙汰もなく、人伝に帰国したと分かった有様。その後、留学して箔がついた叔父は見事に教授になり、茶室の有る家まで買いました。かたや賃貸暮らしで借金返済をしている両親は悲惨でした。父は「100万円程度の金で縁が切れたなら安いものじゃないか」と泣き叫び、母はノイローゼのようになり、この頃から兄の不登校が始まりました。その後きちんと返金されたとは聴いておらず、とても辛い過去でしたが、30年以上も前のことなので、私はすっかり忘れていました。それが遺品整理をする内に叔母は他にも金銭トラブルが多かったと両親から聴いていたことを思い出したのでした。
当初は謝礼もと考えていたけれど、叔母のほうは私が気づかなければちゃっかり二重でもらおうとしていたと分かり、また過去の精神的苦痛も有り、とにかく返金してもらいたい気持ちでいっぱいです。

先日再度叔母にメールで連絡したところ、私が仕事で立ち会えなかったことを非難して、返金などする必要はないと返信がありました。預金の無断引出しと横領は不法行為である旨、二重三重に請求されれば悪意があるはずと伝え、返金するよう改めて返信しました。預金無断引出しと横領のほか、あたかも自分が全て立て替えたかのように話し、私から115万円を騙し取ろうとした点で詐欺罪の追求も考えていますが、可能でしょうか?

金銭関係の整理ですね。
亡父が承知の上で預けたものと勝手に引き出したもの。
預けたものの使い道。
勝手に下ろして私腹したものは、不法行為で、損害として
請求することになるでしょう。
お金の流れが、どの程度まで整理が付くかですね。
その後に請求でしょう。

連絡がとれないということいなると訴訟等も検討しなければなりません。相手が領収証等で示した根拠のある金額を差し引いた金額で請求してみたらいかがでしょうか。相手は引き出して預かっていることは認めているようですので,相手がその使途を証明できない限り,こちらの請求が認められる可能性は十分あります。

無断で下ろしたものや父から預かっていてそのままになっているものについては
返還請求や損害賠償請求をすることができます。

通帳や払戻請求書などの資料を持って弁護士に面談で相談した方がよいと思います。

内藤先生、峰岸先生、高島先生、ありがとうございます。
今日改めて叔母にメールで連絡したところ、私が仕事で立ち会えなかったことを非難して、返金などする必要はないとの返信がありました。預金者のためではない用途不明な引出しは不法行為である旨、二重三重に請求されれば悪意が分かる旨伝えて、引き続き返信するよう返信しました。
引き続き、解決に向けてのぜひアドバイスを頂けますと幸いです。