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おおつか しんや
大塚 慎也弁護士
弁護士法人みずき 大宮事務所
大宮駅
埼玉県さいたま市大宮区仲町2−23−2 大宮仲町センタービル7階
対応体制
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  • 電話相談可
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インタビュー | 大塚 慎也弁護士 弁護士法人みずき 大宮事務所

話してくれてありがとう。借金を隠していた依頼者にかけた感謝の言葉と助けたい気持ち

埼玉県さいたま市にある弁護士法人みずき大宮事務所に所属する大塚 慎也(おおつか しんや)弁護士。
弁護士を目指したのは、子どものころのある体験がきっかけだったといいます。

法人の破産では数ある調整がスムーズに進むよう尽力したり、債務整理では無事に自己破産できるよう依頼者を導いたりしたとのこと。
また、残業代請求では日本語が母国語でない依頼者に懇切丁寧に説明し、元従業員への支払いに納得してもらいました。

人間味あふれる大塚先生の、弁護士としての頼もしさに迫りました。

01 弁護士になったきっかけ

小学生のころに経験した隣人トラブル。困っている人を助ける

――弁護士を目指したきっかけを教えてください。

私が弁護士を目指したきっかけはふたつあります。

ひとつ目は私がまだ小学生のころの話です。
引っ越した先で隣人とのトラブルに遭ったことがありました。
隣人からの迷惑行為があるなか両親が対応に困っているのを見て、「困っている人を助けたい」と思ったんです。

ふたつ目は大学生のころの話です。
国際司法をテーマにした討論大会があり、それはほかの大学と合同で行われる大きなイベントでした。
同じゼミの友人と一緒に3か月ほどかけて準備して、そのイベントに挑みました。
討論後の講評で、先生から「法的思考がしっかりできています。法曹界を目指してもいいと思います」というお言葉をいただいたんです。

このふたつのことがきっかけになり、弁護士を目指しました。


――幼少期は、どのようなお子さんだったのですか?

友達と一緒になってサッカーをしたり外で遊ぶのが好きでしたね。
さらに水泳とテニスを習っていて、とにかくスポーツが好きでした。

いろいろなスポーツを経験しましたが、私は団体競技のほうが好きです。

孤独に耐えて一人で頑張るというのがどちらかというと苦手なんです。
その代わり、周囲の人の気持ちを考えながら行動するのが好きですね。

このスタンスは、弁護士になった今でも活きていると思っています。

02 弁護士としてのキャリア

広く一般民事を経験。弁護士になって初の案件は法人破産

――これまで、どのような事件を扱ってきましたか?

弁護士になってはじめに入ったのが今の事務所です。
これまで交通事故や債務整理、遺産相続や不貞などさまざまな事件を扱ってきました。

件数が多いのは交通事故ですが一番印象に残っているのは、はじめて担当した事件です。


――どのような事件だったのですか?

弁護士になってはじめて担当した事件が法人破産でした。

法人破産では、資産を売却して債務の返済に充てたり、従業員の方に辞めてもらったりと調整事項が多岐にわたります。
分からないことが多くて大変でしたが、まずは自分で手続きや対処方法を調べました。
そして、その判断が合っているか代表弁護士に確認しながら慎重に進めました。

当然ですが法律に違反しないように進めなければなりません。
さまざまなことに気を遣う必要があり、本当に大変な事件だったと記憶しています。

03 強みを活かした解決事例①

依頼者に伝わった「助けたい」という想い。固く結ばれた信頼

――印象に残っている事件はありますか?

やはり弁護士になってはじめて担当した事件である法人破産がもっとも印象に残っています。

依頼者さまが社長、亡くなられたお父さまが会長を務めていましたが、実際にはお父さまが会社を経営していたようでした。

依頼者さまはあまり事の全容を把握しないまま会社の連帯保証人にもなっていました。
しかも、数千万円の負債があり破産するしかありませんでしたが、法人が破産すると債務が依頼者さま個人に移るという状況だったんです。


――そうなると、依頼者さまの生活が立ち行かなくなりますよね。

そうですね。
そのため、「依頼者さま個人も破産して新たなスタートを切ったほうがよいですよ」とアドバイスして納得していただけました。

依頼者さまは忙しい方でなかなか連絡を取るのが難しかったため、実際には奥さまとのやりとりが多かったですね。

コミュニケーションの面で奥さまに助けていただいたこともあり、1年ほどで無事に解決しました。


――債務整理や破産で大変なことはありましたか?

別の事例の話になりますが、個人の破産ではギャンブル癖や浪費癖がある方もいます。
そういった方には、「これ以上ギャンブルや浪費をすると、自己破産できなくなりますよ」と注意することもあります。

また別の事例では、私に話していない借金が後になって見つかった事例もあります。

その方は、もともと別の事務所ですべての借金を話していなかったことがあり、弁護士が辞任して困っていました。
そのため私が受任するときも、借金をすべて話していただくようお願いしました。

しかし、後になって、また別の借金が見つかってしまったんです。


――大塚先生はそのとき、依頼者にどういった言葉をかけたのですか?

ありがとうございます、と言いました。


――ありがとうございます……ですか?

実際には「まだ裁判所に申し立てをする前なので、今なら間に合います。本当にありがとうございます」と言いました。

ただ、同時に次のようにも言いました。
「今後このようなことは絶対にしないでください。自己破産できなくなります」と。

このことがあって、私の「依頼者さまをきちんと助けたい」という気持ちが伝わったようです。
これ以来、依頼者さまは細かいことでもきちんと連絡をくださるようになりました。

04 強みを活かした解決事例②

依頼者の話を最後まで聴く。共感と提言で得られた信頼

――ほかの分野の解決事例も教えてください。

日本語が母国語でない経営者の方から依頼をいただいたことがあります。

その方は元従業員から残業代の請求を受けていましたが、頑なに「払わない」という態度を示していました。
私が受任した段階ですでに訴訟提起されていましたが、どうにか訴訟提起を下げていただき示談で解決しました。

依頼者さまは、ご自身なりの考えがあって残業代を払わないという態度を取っていたようです。
しかし、日本の法律を理解できていない部分があり、依頼者さま側に一定の落ち度があるのは事実でした。


――それでも、最後には納得していただいたと。大塚先生はどのように対応されたのですか?

まずは依頼者さまのお考えをすべてお聞きしました。
そして、すべて聞いて共感を示してから、はじめて「とはいえ、現実には……」とお話ししました。

それからは私の話を素直に聞いてくださるようになり、こちらも助かりました。


――大塚先生の人間力だと思います。

この事件では、裁判官や相手方の代理人からも感謝されたのが印象的でした。
依頼者さまの頑な態度に、裁判官や相手方の代理人は困り果てていたようです。
私が受任することで話が進むと思われたようで、非常に感謝されました。

05 弁護士として心がけること

弁護士に相談する勇気を受け止める。今後も誠心誠意の対応を

――弁護士として大切にしていることは何ですか?

依頼者さまは、弁護士に依頼してくる段階で相当切迫しているのだと思います。

一番大切なのは依頼者さまに共感することです。
そのためにも、依頼者さまとのコミュニケーションを丁寧にしようと心がけています。

いつまでも依頼者さまに寄り添う弁護士になりたいですね。


――大塚先生から、実際に法律で困っている方に向けてメッセージをお願いします。

弁護士に相談するのは、とても勇気がいることだと思います。
相談に来られた方の勇気をきちんと受け取り、誠心誠意向き合っていきます。

なにか困ったことがあれば、お気軽にご相談いただければと思います。
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