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たなはし けいすけ
棚橋 桂介弁護士
フロンティア法律事務所
永田町駅
東京都千代田区平河町2-7-4 砂防会館別館A4階
対応体制
  • 分割払い利用可
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  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • WEB面談可
注意補足

※分割払い、後払いは、対応できない案件もございます。ご了承ください。※休日・夜間の面談は、事前予約が必要です。

インタビュー | 棚橋 桂介弁護士 フロンティア法律事務所

中小企業の公益通報とコンプライアンス経営。キャリア10年超、不動産にも強い顧問弁護士

企業の不祥事が相次ぎ、かつてないほどコンプライアンスの重要性は高まっているーー。
そう危機感を口にするのが、フロンティア法律事務所の棚橋 桂介(たなはし けいすけ)弁護士です。
早稲田大学のコンプライアンス推進室で非常勤弁護士を務めるほか、企業の外部通報窓口として不祥事の早期発見や火消しをサポートしています。
今、中小企業に求められるコンプライアンス経営とは何なのか。
同様に得意とする不動産問題などとともに、解決の糸口を語っていただきました。

01 これまでの活動歴

キャリア10年超、選択的夫婦別姓訴訟や逆転勝訴の『宮本から君へ』訴訟も

ーー現在所属する事務所には、長く勤めていらっしゃるんですか?

弁護士登録後に入所して以来ずっと在籍しており、もう10年以上になります(2024年1月現在)。
これまで法人、個人問わず幅広い事件に携わってきました。

企業法務は中小企業を中心に、顧問弁護士として契約書チェックなどの日常的な相談対応のほか、取引先や従業員とのトラブルをめぐる交渉や訴訟案件も数多く扱っています。
一方、個人の方々からはとくに離婚や相続などの家事事件のご相談を多くお受けしてきました。

弁護士会や弁護団の活動にも熱心に取り組んでいます。
弁護士会では憲法関連をはじめとして複数の委員会に所属し、憲法問題対策センター副委員長(東京弁護士会)などを歴任。
弁護団としては、安保法制違憲訴訟や選択的夫婦別姓訴訟などに加わっています。
また、映画『宮本から君へ』の助成金不交付処分の取消しを求めた訴訟では、最高裁で逆転勝訴の成果を出せました。


ーー事務所内外で精力的に活動されているんですね。

当事務所に所属する弁護士は顔ぶれが多彩で、それぞれが問題意識を持って自主的に活動しています。

代表はバイク事故の影響で車椅子生活を送りながら、現在は東京弁護士会の副会長を務めています(2024年1月現在)。
また、視覚障がいを持つ後輩弁護士は不妊手術強制の旧優生保護法をめぐる訴訟の弁護団で活躍するなど、一人ひとりの意思を尊重する自由闊達な風土が根づいているんです。

02 得意分野と強み①

外部通報窓口として、社内不正を火消し。中小企業のコンプラ経営を支援

ーー企業法務について今、とくに注視している問題やテーマはありますか?

先ほどお伝えしたようなご相談のほかに、公益通報、コンプライアンス、内部統制に関する取り扱いが増えてきています。
早稲田大学のコンプライアンス推進室でも、非常勤弁護士としてコンプライアンスの関係の業務に従事しています。

公益通報とは、従業員等が社内の不正や不祥事を告発することです。
通報を受けつける窓口を社内に設置する会社もありますが、外部の通報窓口として弁護士を置くケースも増えているんです。


ーー外部窓口に弁護士を立てるメリットはどこにあるんでしょうか?

通報者は、内部告発を理由に不当な扱いを受けないよう法律で保護されています。
ただ、そうはいっても身内への通報に恐怖や不安を感じる方もいらっしゃるはずです。
利害関係のない弁護士が窓口になれば安心して通報でき、会社にとっても不正を早期に発見できる利点があります。

ただ、窓口をつくるだけでは決して十分とはいえません。
それに会社としてどう対応するべきか、そこもセットで考えるべきです。
社内にとどまっているうちに問題の芽を摘んでおかないと、あとで痛い目に遭ってしまうからです。


ーー体制整備とともに、事後の対応もサポートしていただけるんですね。

社内不正や不祥事への対応を誤れば、社会的な信用が地に堕ちかねません。
最近でいえば、学生が薬物事件で逮捕されたある大学が典型的です。
対応が後手に回り、世間やメディアから集中砲火を浴びてしまっています。

通報しやすい環境を整えるとともに、どう調査し、適切に対応していくか。
とくに中小企業はそこまで手を回す余裕がなく、十分に注意が及んでいないところが少なからずあるように感じます。

現在も企業の不祥事は後を絶たず、コンプライアンスの重要性はかつてないほど高まっています。
コンプライアンスに関しては研修なども積極的にお受けしているので、ぜひ私に会社を守るお手伝いをさせていただきたいですね。

03 得意分野と強み②

再開発をめぐる店舗の立ち退き交渉。不貞慰謝料を大幅に減額した裁判も

ーーそれ以外に、これまで多く扱ってきたトラブルはありますか?

不動産絡みの紛争も数多く経験してきたため、得意としています。
とくに多いご相談のひとつが、立ち退きをめぐるトラブルです。
なかでも、再開発を理由に立ち退きを迫られる飲食店などの店舗や、病院・クリニックなどのお手伝いをしてきました。

そういう場合は、交渉で十分な立退料を求めるケースが多いですね。
それを元手に、別の場所での営業再開などを何度もサポートしてきました。

不動産については売買や賃貸借をはじめ全般的に扱っており、企業・個人、借主・貸主のいずれからも積極的にご相談をお受けしています。


ーー不動産に限らず、個人案件で印象に残っている事件があれば教えてください。

不貞の慰謝料を請求された裁判で、相場を大きく下回る金額で決着できた事件がありました。

依頼者さまは、ある既婚女性と不貞行為を働いてしまった男性でした。
そして、女性の旦那さまから慰謝料請求訴訟を起こされたんです。
不貞慰謝料の相場は200〜300万円とされていますが、それを約40万円にまで減額することができました。


ーー何が減額のポイントになったんですか?

不貞相手の女性と旦那さまの関係がすでに冷え切っており、破綻寸前だったことを立証できたことが決め手になりました。

この事件では、女性からもご依頼を受け、女性と旦那さまとの離婚手続も同時並行で進めていたんです。
女性から夫婦の関係を詳しくお聞きすると、すでに別居していたこと、依頼者さまと関係を持ったのも別居中の出来事だったことなどが判明しました。
それらを減額要素として認めてもらったかたちです。

女性の離婚も無事に成立させることができ、ふたりともほっと一安心されていらっしゃいました。

04 依頼者への思い

学習塾勤務、大学院での指導経験。丁寧な聞き取りと、わかりやすい解説

ーー離婚・男女問題は感情が激しくぶつかり合い、難航するケースもよくあると聞きます。

それは離婚だけでなく相続も同じで、過去には約8年かけてようやく解決できた事案もありました。
近しい関係であるがゆえに、壮絶な争いになりやすいんですよね。
ただ、だからこそ第三者の弁護士を介入することで、突破口が見えてくるはずです。

離婚や相続に限らず、一筋縄ではいかない事件をどううまくまとめるか。
すべての出発点は、依頼者さまのお話にあります。
丁寧に聞き取り、必要な証拠を集め、解決の方向性を探っていく。
私はそんな風に依頼者さまとじっくり、率直に話し合いながら事件処理を進めるようにしています。

また、小難しい法律問題をわかりやすくお伝えすることにもこだわっています。
実は、大学時代と卒業後もしばらくは学習塾で働いていたんです。
現在も母校の早稲田大学大学院で学生の指導やサポートを行っており、解説やコミュニケーションには自信があります。


ーー多方面で活躍しておられますが、たまには息抜きもされているんですか?

毎年のようにオーストラリアに行き、大自然のなかに身を置いてデトックスしていますよ。
オンライン会議の背景画像には、そのときに撮影した砂漠にたたずむ巨岩「ウルル(エアーズロック)」の写真を使っているんです。
私にとってのパワースポットです。

最近、我が家に第1子が誕生したんですが、いつか子どもを連れて家族揃ってオーストラリアを観光するのが、ささやかな夢なんです。

今、悩みや不安を抱えている方々も、1日でも早く楽しく夢を描けるような人生を過ごしていただきたいですね。
そのために、私が全身全霊をかけてサポートさせていただきます。
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