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あべ なおこ
安部 直子弁護士
Authense法律事務所 北千住オフィス
北千住駅
東京都足立区千住4-19-11 サーパスビルディング4階
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インタビュー | 安部 直子弁護士 Authense法律事務所 北千住オフィス

相場の約2倍、満額を手にした不貞の慰謝料請求訴訟。執念でつかんだ遺産分割裁判の逆転劇

60人以上の弁護士が揃うAuthense法律事務所。
北千住オフィスに所属する安部 直子(あべ なおこ)弁護士が、10年超のキャリアを通じて一貫して力を入れてきたのが離婚・男女問題です。
相場の約2倍、満額請求を実現した不貞の慰謝料裁判をはじめ、丹念な証拠集めによって何度も逆転劇を演じてきました。
弁護士として、二児の母として、家事事件の解決に注ぐ並々ならぬ情熱に迫ります。

01 これまでのキャリア

大阪から東京へ。仕事と育児を両立、風通しのいい法律事務所

ーー現在は東京勤務ですが、それ以前は大阪にいらっしゃったようですね。

兵庫県の出身で、司法修習先が大阪だったこともあり、最初は大阪市内の法律事務所に入所しました。
小さな個人事務所でしたが、その分新人時代からいろんな事件に携わることができ、ずいぶんと鍛えられましたね。

その後、結婚と出産を機に東京に拠点を移し、現事務所に移籍しました。
入所の決め手は、明るい雰囲気や風通しのよさ、それに時短勤務ができることでした。

今でこそ仕事と家庭を両立できる職場環境は広がっていますが、当時はまだ時短で働ける法律事務所が少なかったんです。
周りの弁護士やスタッフも協力的で、とても助かりました。

それから約10年(2022年6月現在)、今は二児の母になりました。
子育てが一段落した現在は、離婚・男女問題や相続を中心に、交通事故、債権回収、不動産問題などの一般民事をおもに担当しています。

02 得意分野と強み①

不貞の慰謝料で相場の約2倍、満額を実現。一審敗訴から逆転も

ーーそのなかでも、とくに力を入れている分野を教えてください。

離婚・男女問題です。
不貞の慰謝料請求をはじめ、これまでのご相談件数は少なくとも1,000件を超えます。
それに相続が続くかたちで、離婚と相続のご依頼が全体の約8割を占めます。

離婚に関しては学生の頃から興味があり、卒業論文のテーマも「離婚時の財産分与」だったんです。
書籍の執筆やメディアへの寄稿も数多く手がけています。
離婚をはじめとする家事事件には、キャリアを通じて一貫して力を入れてきました。


ーーいろんな事件を担当してきたはずです。思い出深い事件には、どんなものがありますか?

ひとつは、不貞行為の慰謝料を争った裁判です。
不貞の慰謝料は100〜200万円が相場と言われ、請求の満額が認められることはなかなかありません。
ただ、その裁判では相場の約2倍となる満額が認められたんです。

それは、依頼者さまの女性が、夫の不倫相手に慰謝料を請求した裁判でした。
まずは、相手の女性に対して不貞の解消と、慰謝料を請求する旨の内容証明郵便を送りました。

ただ、相手は謝罪するどころか、実家の親に不貞がバレたと激怒し、弁護士をつけて争ってきたんです。
交渉を打ち切って提訴した後も、「職場にも知られて辞めざるを得なくなった」「そのせいでうつ病になった」などと主張してきました。


ーーそれに対して、裁判ではどう対抗したんですか?

客観的な証拠を揃え、裁判官に依頼者さまの思いの丈をぶつけました。

精神的な苦痛を受けていたのはむしろ依頼者さまの方で、実際に心療内科に通院せざるを得ないほど追い込まれてしまっていたんです。
それを診断書で立証するとともに、依頼者さまが記録していたLINEのやり取りなどを提示するなどしたことで、相手の主張の矛盾を突きました。


ーー徹底した証拠集めがカギを握ったんですね。

ほかにも、そうした丹念な証拠集めによって一審敗訴から逆転した裁判があります。

これも、不貞行為をめぐる争いです。
事件の発端は、別居して5年半ほど経ってから、探偵調査で旦那さまによる不貞の証拠が見つかったことでした。
ただ、一審では「別居期間が長く、婚姻関係は破綻している」として負けてしまったんです。

それでも、控訴審ではこちらの主張が全面的に認められ、勝訴前提の和解で決着しました。
別居する以前、同居していた頃から不貞行為をしていたーーという結論に持ち込めた結果です。

それと、もうひとつ紹介させてください。DVを疑われた旦那さまの弁護を担当したときの裁判です。


ーーどんな裁判だったんですか?詳しく聞かせてください。

これも、当初は劣勢に立たされた事件でした。
治療の診断書や写真など、相手側からDVを裏付けるような証拠を次々と提示されたからです。

ただ、それは事実と異なることを突き止めたんです。
写真の日付が捏造されていたこと、通院先から重要な証言を取れたことなどが決め手になりました。

このように、裁判での逆転劇や、客観的な証拠を覆して勝利した事件はとくに印象に残っていますね。

03 得意分野と強み②

敗北濃厚だった遺産分割訴訟。新証拠で急展開、本人も驚いた逆転劇

ーー相続でも、同じように印象に残っている事件を教えていただけますか?

100%負けるだろうーー。
最初は依頼者さまもあきらめていたのに、結果が180度変わった遺産分割をめぐる争いがありました。

負け戦を覚悟してか、依頼者さまからはそもそも勝敗ではなく、「裁判で1年間引っ張ってくれ」と時間稼ぎのリクエストをいただいたんです。
そうすれば、ご自宅を売却せずに1年間住み続けられるから、というのが理由でした。

結局3年くらい引っ張ることができたんですが、その過程である情報を耳に挟み、そこから事態が急展開していったんです。


ーーどんな情報だったんですか?

対立する相続人が、過去に被相続人の財産を使い込んでいたのではないか。
そんな疑惑が持ち上がったんです。

すぐに調査に取りかかり、まずは弁護士会照会によって銀行口座を突き止めました。
ただ、対立する相続人だからという理由で、すべての証拠開示は叶わず。
それでも、裁判所に「調査嘱託」を申し立てると、重要な証拠が出てきたんです。
それは、相手が被相続人の預金口座から2,000万円以上を手にしていたことを裏付けるようなものでした。


ーー敗戦濃厚と思われたところから、それで結果が一変したわけですね。

当初は、依頼者さまのご自宅を売却し、少なくとも、その半分の代金を相手に支払わなければならない状況でした。
それが、最終的には逆に相手が居住していた家を売り払い、半分の代金を依頼者さまが受け取る和解に至ったんです。

まさに大逆転劇で、依頼者さまも「まさか勝てると思わなかった」と驚かれていましたね。

04 弁護士としての信念

証拠が乏しくても、あきらめない。新しい人生の一歩を後押しする

ーーどこまで調査を尽くすか。弁護士によって判断がわかれるところだと思います。

「ドアは開くまで叩く」というのが、私のモットーなんです。
たとえ証拠が乏しくても、依頼者さまを信じて最後まであきらめずに闘い抜くーー。
これは、どんな事件でも、どんな弁護士を相手にしても、常に心がけている大事な思いです。

きっと、根っからの負けず嫌いな性格も影響しているんでしょうね。
所内の弁護士からは、「手強そうだから相手にしたくない」と冗談半分でよく言われています。
それと、依頼者さまには「頼りになる」とよくおっしゃっていただけるんです。


ーーそれはうれしい言葉ですね。

私が弁護士を目指したのは、高校生の頃でした。
学校の催しで卒業生の弁護士から話を聞く機会があり、「人の役に立てるやりがいのある仕事」と惹かれ、この世界へ足を踏み入れました。

そして、弁護士になって10年以上の月日が経ちました。
事件処理の経験を積む一方、まだまだフットワーク軽く走り回るパワーもみなぎっています。

とくに離婚や相続は、精神的なストレスも大きくなりがちです。
これからも、依頼者さまの不安や悩みに寄り添い、前を向いて新しいスタートを切れるように全力でサポートさせていただきたいですね。
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