【不貞慰謝料請求の解決事例】相手方の全面否認に対し、録音データの反訳書等を立証手段として活用し、実質的勝訴となる和解を獲得した事案
杉本 元熙
弁護士
【ご相談内容】【相談前】
「相手は絶対に浮気を認めることはなく、泣き寝入りするしかないのかと悔しい思いでいっぱいでした。」
配偶者の不審な行動から不貞を確信し、問い詰めたものの、相手も不倫相手も「ただの友人だ」と真っ向から事実を否定してきました。私自身、証拠らしい証拠は、以前言い争いになった際に録音した会話のデータくらいしかありませんでした。 この録音データだけで裁判で勝てるのかも分からず、自分で調べても「肉体関係を証明する確実な証拠がないと慰謝料請求は難しい」という情報ばかりで、悔しい気持ちを抱えたまま泣き寝入りするしかないのかと精神的に追い詰められていました。
【相談後】
「先生の緻密な証拠化のおかげで、相手の嘘が暴かれ、納得のいく解決を迎えられました。」
先生に相談したところ、私の持っていた録音データを事細かに聞き取ってくださり、「この会話の流れや発言内容は、十分に不貞を推認させる証拠になり得ます」と力強く言っていただきました。 先生は膨大な録音データを文字起こしして裁判所に提出可能な証拠として整え、裁判では相手の矛盾を次々と突いてくれました。最終的には、あれほど強気で否認していた相手が言い逃れできなくなり、こちらの請求をほぼ全面的に認めるような納得のいく金額で和解が成立しました。自分の感じていた苦痛が法的に認められ、ようやく前に進むことができます。
【先生のコメント】
不貞慰謝料請求において、相手方が不貞の事実を全面的に否認してくるケースは実務上非常に多く見受けられます。このような場合、ホテルへの出入りを示す探偵の調査報告書などの明確な証拠がなければ、請求を断念してしまう方も少なくありません。
しかし、本件においては、依頼者様が残されていた「会話の録音データ」が状況を打破する重要な鍵となりました。音声データはそのままでは裁判官に意図が伝わりづらいため、当事務所において会話の前後関係やニュアンスを正確に把握し、不貞を裏付ける決定的な発言をピンポイントで抽出した「反訳書(文字起こし)」を作成いたしました。 これに加え、その他の間接的な事実をパズルのように組み合わせ、相手方の弁解がいかに不自然かつ不合理であるかを裁判所に対して論理的に主張・立証を行いました。
その結果、裁判官からも当方の主張を支持する心証が開示され、判決に至るまでもなく、実質的に相手方が不貞の事実を認め、高額な解決金を支払うという「勝訴的和解」を獲得するに至りました。
一見して決定的な証拠がないと思われても、専門家の視点から精査すれば、相手の嘘を崩す強力な武器となる事実が眠っていることは多々あります。相手方が事実を否定していても決して諦めず、まずは一度、専門家である当事務所へご相談ください。緻密な事実認定と法的論理をもって、依頼者様の正当な権利を実現いたします。