さわち きょうまる
澤地 響丸弁護士
ネクスパート法律事務所 横浜オフィス
横浜駅
神奈川県横浜市神奈川区沢渡3-1 東興ビル5階
大手ITの元・企業内弁護士、デジタル駆使して一般民事を早期解決。全国10拠点の総合力
全国に10拠点を展開する弁護士法人ネクスパート法律事務所の澤地 響丸(きょうまる)弁護士。
大手IT企業のインハウスローヤーを経て、現在は横浜オフィスで離婚・男女問題や相続、債務整理などの一般民事を手掛けています。
武器は、前職で磨いたスピーディーな解決力や入念なリサーチです。
高校時代にはバスケット部で全国大会に出場したことも。
ドリブルで相手を翻弄するように、フットワーク軽く現場を駆け回っています。
大手IT企業のインハウスローヤーを経て、現在は横浜オフィスで離婚・男女問題や相続、債務整理などの一般民事を手掛けています。
武器は、前職で磨いたスピーディーな解決力や入念なリサーチです。
高校時代にはバスケット部で全国大会に出場したことも。
ドリブルで相手を翻弄するように、フットワーク軽く現場を駆け回っています。
01 これまでのキャリアと現在の事務所
大手ITの企業内弁護士から、全国10拠点の法律事務所へ
ーーネクスパート事務所に入所するまでは、他の事務所に在籍されていたのですか。
中小企業法務に注力している都内の法律事務所、IT企業の株式会社ミクシィのインハウスローヤー(企業内弁護士)を経て、現在のネクスパート法律事務所に移籍しました。
最初の事務所では、契約書レビューをはじめとする顧問先の法務、訴訟を数多く手がけました。
ミクシィに入社したのは、事務所勤務とはまた違った業務経験を積むためでした。
ミクシィはSNS事業のイメージが強いかもしれませんが、ゲームやスポーツ系のビジネスも手がけており、法律家としてより多彩な仕事に携われると思ったのです。
ーー2つの職場で、具体的にどんなスキルを磨いてきたのでしょうか?
例えば、スピーディーな業務遂行力です。
1つ目の事務所は、私を含め弁護士3人で顧問先を30社ほど抱えていました。
顧問先も建設や運送業者、家電販売、保険会社など幅広く、日常的な問い合わせ対応のほかに、訴訟なども並行して行っていました。
ミクシィでは、コンプライアンス関係の業務を担当していました。
巨大な組織ですから、様々な事業部から法律相談が寄せられ、毎日膨大な数の相談に対応していましたね。
おかげさまで、自然と素早く仕事をこなすスキルを身につけられました。
同時に、その手段としてITツールもうまく使いこなせるようになりましたね。
効率化できる作業はITを駆使することで、ご依頼者とのコミュニケーションにより時間を割けられるようになりました。
ーーその後、移籍先にネクスパート法律事務所を選んだ理由も教えていただけますか?
当事務所は全国に10拠点を展開しており、一般民事から企業法務まで幅広い案件を扱っています。
その守備範囲の広さに加え、在籍する弁護士の顔ぶれにも惹かれました。
ベテランから若手まで、様々なバックグランドをもつ弁護士が揃っています。
女性弁護士が多いのも特徴です。
また、サービスの質も魅力でした。
例えば、他士業との連携です。
グループ内に税理士や公認会計士、宅地建物取引士などを抱えており、相続問題などでワンストップの対応が可能なのです。
02 具体的な取扱分野と強み
離婚、相続、債務整理の三本柱。入念なリサーチと調整力
ーー現在、とくに力を入れている分野を教えてください。
横浜オフィスでは、離婚・男女問題、相続、債務整理を三本柱に据えつつ、交通事故や中小企業法務なども積極的にお受けしています。
事件を処理するうえで私が大事しているのは、入念なリサーチときめ細かな調整です。
入念なリサーチの重要性は、最初の事務所で叩き込まれました。
私が一歩でも対応を間違えれば、場合によっては顧問先企業に多大な損害を与えかねません。
ミスは絶対に許されないのです。
そのために徹底的に調査し、限りなくリスクをゼロに近づける必要があります。
ーー例えば契約書ひとつとっても、小さなミスが命取りになる可能性もあるわけですね。
つい最近も、まさにそうなりかねない案件があったんです。
発端は、新たに労働派遣事業を始めようとしていたITベンチャーからのお問い合わせでした。
契約書のレビューを依頼いただいたのですが、私はある点に違和感を感じたのです。
そもそも、労働派遣事業には許認可の届け出を行う必要があります。
契約書にはそれに必要な許認可番号“らしきもの”は記入されていたのですが、どうも気になって労働局に問い合わせて調べてみたのです。
すると、それは労働派遣事業ではなく、人材紹介業の許認可番号であることがわかりました。
もちろん、その企業が故意に法をすり抜けようとしていたわけではありませんよ。
単に法務の知識が十分ではなかったのでしょう。
ーー弁護士が介入することで、事前にリスクを回避できたわけですね。
単に契約書の文面をチェックするだけでなく、「そもそも許認可は取れているのか」という視点がなければ、大変な事態になりかねませんでした。
未然に防げてよかったですよ。
これは企業法務の例ですが、一般民事でも同じです。
ご依頼者のお話をしっかり聞き寄り添うのは当然ですが、その前提として盤石な法律の知識が必要です。
私は常にリサーチを怠らず、様々な角度から検証して事件解決に導くことを大切にしています。
ーー依頼者が「個人」になると、心のケアなども大事になってくると思います。
ご依頼者の感情と弁護士が考える法律論、争う相手の出方。
複雑に絡み合う事情や思惑にどう折り合いをつけるかは、まさに弁護士の腕の見せ所です。
そして、そこで大事になってくるのがきめ細かな調整力です。
その点も、ミクシィ時代の経験を生かしています。
ミクシィでは各部署からひっきりなしに舞い込んでくる相談に対して、関係者に確認を取りながら社内調整に奔走してきました。
また、当時はゲームのヒット作を開発しようと、次々に新しい企画が立ち上がっていた時期でした。
私の立場としては法律的にNGな場合はストップをかける必要がありますが、そんなときもなるべく対案を提示するなどして、ルールに則りながらも攻めたヒット作を生み出そうと頭を使っていたんです。
ーー対案を出すとは、建設的ですばらしいですね。
離婚・男女問題や相続、債務整理などでも同じように、まずはご依頼者の思いや要望をしっかりお聞きしたうえで、複数の解決手段をご提示するようにしています。
それぞれのメリットやデメリット、それに相手の出方も予想しながら、どうすれば最も理想のゴールに近づけるか。
弁護士の判断だけで強引に進めるのではなく、ご依頼者と二人三脚で一緒に考えながら進めていくのが、私のスタイルです。
03 弁護士としての原点とこれから
常識を疑い、正しい道を歩む。理不尽さと闘うご依頼者に寄り添う
ーーそもそも、弁護士になることは小さい頃から思い描いていたのですか?
小さい頃から、学校や部活動の一部の校則やしきたりに合理性を感じられず、疑問を持っていました。
そんななか、TV番組に出演していた弁護士が、常識にとらわれず自由に発言している姿に魅力を感じたんです。
世の中の常識に縛られず、自分の意見を堂々と発し、生きていきたい。
その思いを実現させる手段として、弁護士になろうと決めました。
そういう思いが根底にあるからこそ、理不尽な状況を打開しようと闘っているご依頼者の気持ちには、とても共感できるんです。
私がご依頼者に寄り添える原点は、そこにあります。
ーー自分自身を貫く、とても真っ直ぐなご性格なのですね。
思えば、大好きなバスケットもそうでした。
高校時代は部活漬けの3年間を過ごし、最後の大会で32年ぶりとなる全国大会出場の切符をつかむことができました。
私が得意だったのは、シュートが外れた後のボールをキャッチするリバウンドです。
一度失敗しても、次の攻撃チャンスにつなげる大事なプレーです。
考えてみれば、ご依頼者の再起をお手伝いする弁護士の仕事と似ている部分がありますね。
ほかに得意なのは、一対一の駆け引きです。
相手の動きを観察しながらドリブルを仕掛けたり、ディフェンスをしたりします。
私の好きな格闘ゲームも同じで、相手の動きをよく観察し、先手を打つことが勝利の鍵を握ります。
交渉や訴訟も、それに近いところがあるんです。
バスケットで鍛えた体力やフットワークの軽さ、格闘ゲームと似ている相手との駆け引きも、私の持ち味といえます。
ーーそう考えると、弁護士は「天職」なのかもしれません。最後に、今後の目標を聞かせてください。
時代は目まぐるしく変化し、法律も日々変わっていきます。
それでも初心は忘れず、知識をアップデートし続け、ご依頼者の問題解決をサポートしていきたいですね。
どんな事件にも粘り強く取り組み、「この人に頼りたい」と思っていただけるような弁護士になるのが目標です。