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ひよし かなえ
日𠮷 加奈恵弁護士
新静岡駅前法律事務所
新静岡駅
静岡県葵区御幸町3-21ペガサート3階304区画
対応体制
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インタビュー | 日𠮷 加奈恵弁護士 新静岡駅前法律事務所

大手IT企業の法務部に約7年勤め、地元・静岡で歩む第2のキャリア。中小企業やフリーランスを支援

大手IT企業のヤフー(現:LINEヤフー株式会社)の法務部に勤め、地元・静岡でネクストキャリアを踏み出した新静岡駅前法律事務所の日𠮷 加奈恵(ひよし かなえ)弁護士。
前職の経験を活かして中小企業やフリーランスの法務支援に奔走するほか、離婚・男女トラブルを中心に個人案件も積極的に引き受けています。
磨き上げたスピード感と持ち前のバイタリティ、そして地元への思いなどをお聞きしました。

01 これまでのキャリア

ヤフーの法務部に約7年勤務。リスク管理や株主総会の運営などに従事

ーーまず、弁護士としての活動歴をうかがいます。

司法試験に合格後、大手IT企業のヤフーに入社し、インハウスローヤー(組織内弁護士)として7年近く働きました。
インハウスローヤーとは企業などの組織内に所属し、法務全般に携わる仕事です。

ヤフーは当時から、サービスの数が100以上あり、多様なサービスを提供していました。
そのためいろんな法分野を学び、スキルアップできると思ったんです。


ーー具体的にどんなお仕事をされていたんですか?

最初に配属されたのが、リスクマネジメント部でした。
会社としてのリスク管理の仕組みの構築などに従事し、その後法務部へ。
契約書の作成や各部署からの法律相談のほか、株主総会や取締役会の運営、株式報酬の設計などに携わりました。

なかでも思い出深い仕事のひとつに、適時開示というものがあります。
会社が重要な意思決定をした際に、投資家向けにそれを知らせる仕事です。
私が担当したのは、ある有名企業の買収案件でした。

重要な意思決定だけあって、日々条件や事情が変化し、その度に調整に奔走する日々。
しかも、外部に公表する文書なのでミスは許されません。
緊張感やプレッシャーを感じながらも、経営のダイナミックな変化を味わえたのは貴重な経験でした。

02 得意分野と強み

中小企業やフリーランスを支援。個人情報保護やネットの誹謗中傷も

ーーそして今は、静岡の法律事務所の経営者に。何があったんですか?

静岡は、私が生まれ育った場所です。
「いつか地元の役に立ちたい」という思いを、ずっと抱えていました。

きっかけは、ヤフーの仲間たちの存在です。
私の周りには全国各地で地域おこしの活動に励む社員が多くいて、私もお米作りなど、様々なボランティアに参加したりしていました。

さらに、ヤフー時代の後半はほとんどリモートワークだったので、よくひとりで旅行に出かけて旅先で仕事をしていました。
現地の方々と触れ合うことが楽しくて、地元への思いがどんどん膨らんでいったんです。

そんななかで、決定的な転機が重なりました。


ーー何でしょうか?

1年間、都内の法律事務所に出向したことです。
そこでは企業法務だけでなく、一般の方々からさまざまなご相談をお受けしました。

すると想像していた以上に、法律トラブルに悩んでいらっしゃる方が多いことを改めて実感したんです。
頭ではわかっていたことですが、それは予想を超えるものでした。

それからヤフーに戻った後のことです。
大学とロースクールの同期から、静岡で法律事務所を開業する計画があると聞きました。
どこか運命的なものを感じ、思い切って一緒に静岡で旗を揚げることにしたんです。


ーー現在はどんな事件をメインに扱っているんですか?

離婚や男女トラブル、相続、交通事故など、家事事件や一般民事を中心に幅広く扱っています。

加えて、私自身は長く企業法務に携わってきました。
その経験から、地域の中小企業や自営業、さらにはフリーランスや副業をしている方々などの法務も積極的にサポートさせていただいています。


ーーヤフーでの経験が今に活きているわけですね。

そういう意味では、IT業界に詳しいこともお伝えしたいですね。

たとえば、個人情報の取り扱いです。
昨今、企業による個人情報やデータの流出が相次ぎ、世間から厳しい目が注がれています。
ヤフーでは個人情報を多く扱う部署に所属していたこともあり、得意とする分野の一つです
また、ネットの誹謗中傷対策もそうです。
プラットフォームを運営するヤフーは発信者情報の開示請求などを「受ける側」でしたが、仕組みや手続きを熟知しているため、被害者の代理人として「請求する側」でもお役に立てるはずです。

法律トラブルは顕在化してからですと対応が後手に回り、場合によっては取り返しがつかない事態になりかねません。
「こんなことで相談してもいいんだろうか」と思わずに、少しでも不安なことがあれば、早めにご相談いただきたいです。

03 過去の解決事例

夫の壮絶なDVに苦しむ女性を救済。離婚し、慰謝料と親権も獲得

ーー個人案件では、たとえばどんな事件を解決してきたんでしょう?

長谷川弁護士と協力して、夫のDV(ドメスティックバイオレンス)に苦しむ女性の窮地を救った事件が印象に残っています。

それはもう壮絶なDVで、女性は夫の恐怖に支配され、冷静な判断ができない状況でした。
そんな事態に女性のご両親が「このままでは危ない」と、駆け込むようにご相談にいらっしゃったんです。
相談者さまは、夫だけではなくすべての男性に恐怖心を抱いてしまっているような状況でしたが、私が話を聞くうちに、だんだん心を開いてくださるようになりました。


ーーかなり切迫した状況だったんですね。

まさに待ったなしの事態でした。
そこでまずは、夫が留守にしている隙を突いて女性とお子さまを連れ出し、安心して暮らせる住居を確保。
夫にその場所を特定されないよう、すぐさま住所の非開示手続きも済ませました。

それだけではありません。
警察にも事情を伝えて周辺のパトロールを強化してもらうなど、ふたりに身の危険が及ばないようにあらゆる手を打ったんです。

同時に夫に対しても、つきまとい行為などが発覚したらすぐに警察に通報する旨を強い口調で訴えました。


ーー相手の打ち手を阻み、ふたりを徹底的にガードしたと。

ひどいDVをするような夫でしたが、弁護士が介入した途端に萎縮し、ずいぶんおとなしくなりました。
その後、最終的にはスムーズに離婚成立まで進み、慰謝料や親権も無事に手にすることができたんです。

当初、女性は憔悴し、絶望している様子でした。
ただ、徐々に笑顔を取り戻し、途中からは冗談を言えるくらいにまで元気になっていらっしゃいましたね。
とても感謝していただき、私も力になれてホッと一安心しました。

なお、私たちはDVやストーカー被害などの案件に関して、終結後に万が一同じ相手方との間でトラブルが起きてしまった場合には、追加の費用をいただかずに継続して対応させていただいています。


ーーそれは心強いですね。

DVに悩む女性のなかには、男性への恐怖心から女性弁護士を希望される方が少なくありません。
DVに限らず、男女問題はセンシティブな話題に触れることが多いため、女性の方が話しやすいというご意見もよく聞きます。

当事務所には、男女ふたりの弁護士がいます。
夫からの攻撃には男性弁護士が盾になり、心のケアは私が担当する。
場合によってはそんな風に役割分担しながら、手厚くサポートさせていただいています。

04 依頼者への思い

鍛え上げたスピード感とバイタリティ。公私ともに、地域に貢献したい

ーーご自身の強みや持ち味、また事件を解決するうえで心がけていることなどを教えてください。

スピード感やバイタリティには自信があります。
どちらもヤフーに勤めたことで、鍛えられたものです。
それは今、企業や個人案件を問わず、事件を解決するうえで私の大きな強みになっています。

IT業界では多くの業務が効率化され、物事がスピーディーに動きます。
急な依頼も断らず、素早く対応する。
どんな状況でも、なんとかやり遂げる。
何事にも果敢にチャレンジする。
そんなバイタリティが、私の身にも染みつきました。

同時に私は、依頼者さまのお話を入念にヒアリングすることも大切にしています。
何に困っていて、どう解決したいのか。
法律を振りかざして杓子定規に進めるのではなく、一人ひとりのお気持ちにも寄り添いながら、よりよい解決を目指すようにしています。


ーー地元で踏み出した新たなキャリア。その行方が楽しみです。

ヤフー時代からリモートワークの際に頻繁に帰郷するほど、地元の空気が大好きだったんです。
甥っ子ができてからは立派な叔母バカになってしまい、実家に帰る頻度がさらに増えていました。
今こうして戻ってこられて、本当にうれしいですね。

静岡のみなさんは親切で、とても温かいんですよ。
長くこの場所に根を張って、ひとりでも多くの方々の力になりたいですね。
仕事だけでなく、地元を盛り上げられるような活動にも住民のみなさんと一緒にチャレンジできたらと考えています。
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