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たぶち だいすけ
田渕 大介弁護士
田渕総合法律事務所
堺東駅
大阪府堺市堺区一条通17-24 大成第2ビル5階
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インタビュー | 田渕 大介弁護士 田渕総合法律事務所

公務員のセクハラやパワハラに詳しい元自治体職員。いじめや体罰でも学校側に鋭く切り込む

地方自治体やゼネコン勤務などを経て、2023年3月に堺で事務所を開設した田渕総合法律事務所の田渕 大介(たぶち だいすけ)弁護士。
自治体勤務時代はセクハラやパワハラなどのハラスメント調査に力を注ぎ、いじめや体罰などの学校問題にも当たってきました。
行政の内部事情に詳しく、巨大な組織を相手に鋭く切り込み難題を解決しています。
通い慣れた堺市で歩み出した、新たなキャリアの行く末はーー。

01 弁護士としてのキャリア

自治体に10年超、労働委員会勤務も。ハラスメントや労使交渉に精通

ーー以前は地方公務員だったとお聞きしました。

関西地方にある政令指定都市の職員として、10年以上勤務していました。
そこで働きながら勉強し、司法試験に合格。
それ以降は弁護士資格を活かした業務に携わりました。

多かったのが、職場の労働問題です。
職員からセクハラやパワハラなどの訴えがあったときに調査委員会を立ち上げ、被害者や加害者、関係者へのヒアリング、調査報告書の作成、懲戒処分、裁判などに奔走しました。

それと、学校でのいじめや体罰、不登校、自殺に関する問題にも当たってきました。
責任を追及される行政側の代理人としてです。
残念なことですが、なかには全国的なニュースになってしまったような事案もありました。


ーー自治体を離れてからはどうされていたんですか?

その後はゼネコンの組織内弁護士や法律事務所勤務を経て、ある都道府県の労働委員会でも働いていたんです。
労働組合法違反が疑われた際の審査など、組合と使用者との紛争解決のお手伝いをしてきました。

行政、民間企業、法律事務所などさまざまな現場を渡り歩き、2023年3月に堺で事務所を構える決断をします。
それが現在の事務所です。

02 得意分野と強み①

密室のハラスメント、事実に近づく徹底調査。公務員の労働問題も

ーーキャリアを通じて、一貫して労働問題に取り組んできた印象を受けます。

その通りで、労働問題は現事務所でも大きな柱のひとつに据えています。

未払い残業代や解雇、労災などはもちろんですが、とくに強調してお伝えしたいのがハラスメントの問題です。
自治体職員だった頃、ハラスメントの訴えは毎月のように寄せられ、現場で働く職員の悩みに耳を傾けてきたんです。

セクハラやパワハラは人目のつかない密室で起こるケースが多く、証拠集めは一筋縄ではいきません。
それを、関係者へのヒアリングなど入念な調査から何度も解決してきました。
ハラスメント関連の訴訟経験も豊富にあります。


ーーハラスメントに限らず、労働問題には公務員特有の事情などがあるんでしょうか?

公務員には労働契約法や労働組合法が適用されなかったり、ストライキが認められなかったりするため、一般的な労働問題とは異なる対応や判断が求められます。

それに、公明正大であることが過度に求められる風潮もありますよね。
たとえば、大阪市営地下鉄(現・大阪メトロ)の運転士がひげを理由に人事評価を下げられたとして訴えた裁判が典型です。


ーー思い出しました。ニュースでずいぶん話題になりましたね。

また民間同様、自治体でも近年は非常勤職員が増えており、雇い止めの問題も深刻です。
いずれの問題も、意思決定のプロセスなど行政内部の事情に詳しい私だからこそ、先読みして有利な展開に持ち込めるはずです。

もちろん、ハラスメントをはじめとする労働問題は、自治体固有の現象ではありません。
民間企業など、あらゆる現場で起こり得ます。
決して泣き寝入りせず、勇気を出して声を上げていただきたいですね。

また、労働者側だけでなく、会社の代理人としてご相談をお受けすることもできます。
残業代や解雇、ハラスメントなど、社員の要求に納得できない場合には全力でバックアップさせていただきます。

03 得意分野と強み②

いじめや体罰、不登校。学校側の事情に詳しく、慰謝料や厳正な処分を

ーーいじめなど学校内の問題にも詳しいとおっしゃっていました。

いじめのほかにも、部活動などでの体罰や不登校などの問題です。今は以前と真逆の立場、つまり学校を相手に争う被害生徒や保護者の弁護を任せていただいています。

ニュースなどで学校側が過失を認めようとしない態度をご覧になって、不信感や苛立ちを感じる方も多いのではないでしょうか。
その壁を打ち破るのは決して簡単ではありませんが、私の場合は行政の立場を熟知しているからこそ、切れ味鋭く責任を追及できるはずです。

いじめや体罰があったのかどうか、その調査とともに、加害者や学校に対して損害賠償を請求するお手伝いもさせていただいています。
それ以外にも、いじめなら加害生徒に対する出席停止、接触を避けるために登下校の時間をずらすなど、厳正な措置を講じるよう求めることもできます。

裁判になれば、結果が出るまでにどうしても時間がかかります。
重要なのは、その間も被害生徒が安心して学校生活を送れるようにすることです。


ーー労働事件でも学校問題でも、行政の動きを把握しているのは心強いですね。

いじめにしてもハラスメントにしても、何よりも大切なのは、依頼者さまが元の生活を取り戻し、よりよい人生を過ごせるかどうかです。

何も徹底的に争うことだけが、唯一の選択肢ではないんです。
職場との訴訟で関係性が極度に悪化すれば、その後も働き続けることが難しくなるかもしれません。
いじめの場合も、もしかしたら加害生徒と仲直りでき、大事な友人として長く付き合えるようになるかもしれません。

そこは依頼者さまの思いやご希望を尊重したうえで、ベストな解決先をひねり出すようにしていますね。


ーーそれ以外の分野で、力を入れているものがあれば教えてください。

離婚をはじめ、家族や子どもが関わる問題にも関心があり、積極的にご相談をお受けしています。
私自身が両親の離婚を経験し、悩んだ過去があることも大きいですね。

きっと、みなさんの心の痛みに寄り添うことができるはずです。
一人ひとりのお気持ちを最優先にサポートさせていただいています。

04 今後のビジョン

大好きな堺市で踏み出した新たな一歩。地域に愛される「仕事人」に

ーーご自身の事務所を開業し、キャリアは新たなステージに突入しました。

私は大阪出身なんですが、事務所のある堺市は地元から近く、よく通った馴染みのあるエリアなんです。
お世話になった地域を支えたい、恩返ししたい。
そんな思いで、この場所に事務所を構えました。

大阪といえば、私にとっては阪神タイガースです。
野球が好きで、子どもを連れて甲子園球場で観戦することもあるんです。
今シーズン(2023年)は、新たに就任した岡田(彰布)監督に期待したいですね。
あまり多くを語らず、背中で見せるあの職人気質なところが好きなんですよ。

私もそんな「仕事人」「勝負師」のような力強い弁護士として、地域の方々に頼りにされる存在になりたいですね。
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