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ながしま とおる
永島 徹弁護士
永島法律事務所
町田駅
東京都町田市原町田4-11-14 コロンブスビル3階C-12
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インタビュー | 永島 徹弁護士 永島法律事務所

フランチャイズ法務の第一線を知る顧問弁護士。不貞と離婚で700万円の慰謝料を手にした交渉術

企業法務専門の事務所や支店長などを経て、地元・町田市で独立した永島法律事務所の永島 徹(ながしま とおる)弁護士。
柱に据える企業法務の領域では、とくにフランチャイズ法務に詳しく、契約関係や訴訟対応の経験が豊富です。
個人案件でも、不貞が原因の離婚問題で、相場をはるかに上回る慰謝料などを交渉で手にした功績が光ります。
フランチャイズ契約の落とし穴、相手の懐に入り込む交渉術とはーー。

01 弁護士としてのキャリア

パラリーガルとして3年勤務、都内の所長を経て地元・町田で独立

ーー独立するまでは、どんなキャリアを歩んできたんでしょう?

弁護士登録後、最初に入所したのは都内にある企業法務を専門とする法律事務所でした。
実は、その事務所ではそれ以前の3年間、弁護士業務をサポートするパラリーガルとしてフルタイムで勤務していたんです。

当時はまだ、司法試験の受験生という立場でした。
始発電車に乗って勤務前に数時間勉強し、昼休みと退勤後も試験勉強に勤しむ。
そんな忙しい日々を送っていました。

ただ、そこで実務経験を積めたことは大きかったですね。
その後移籍した事務所では若くして東京支店の所長を任されたんですが、3年間の下積みがあったおかげで難なく任務を全うすることができました。


ーーそして、現在の事務所を開業したのはその後のことですね。

今の事務所がある町田市は、私が生まれ育った地元です。
ザリガニを釣ったり、カブトムシを採ったり、野球の練習に打ち込んだりと、小さい頃の楽しい思い出がつまった場所です。

町田や近隣の多摩地域は東京23区と比べると弁護士の数が少なく、その分困っている方がたくさんいらっしゃるはずです。
お世話になった人たちに、恩返しがしたい。
そんな思いで地元で開業することにしたんです。

02 得意分野と強み①

フランチャイズ法務に精通。契約書の作成、本部・加盟店の訴訟対応も

ーー現在はどんな事件をメインに扱っているんですか?

軸になっているのは、企業法務です。
とくに、フランチャイズ企業の法務に詳しいところが、私の大きな強みといえます。

それに、離婚や相続、交通事故をはじめとする家事事件や一般民事、刑事事件などの個人案件も積極的にお受けしていますね。


ーーフランチャイズ企業の法務に詳しいのはなぜですか?

最初の事務所が、フランチャイズ法務に強かったからです。
30〜40社にも上るフランチャイズ本部の法務に携わり、企業規模も大手からベンチャーまで、業界も飲食店を中心にいろんな現場を見てきました。

おもな業務は、契約書や法定開示書面の作成、運営上のトラブル相談、加盟店とのトラブルや訴訟対応などです。

フランチャイズ法務でとくに重要なのが、紛争を未然に防ぐための仕組みづくりです。
契約や運営上、どんなリスクが想定されるのか。
それをすべて洗い出し、契約書に落とし込むんです。

そう聞くと、一般的な企業法務とそれほど大きな違いがないように感じるかもしれません。
ただ、フランチャイズには特有の事情や難しさがあるんです。


ーーフランチャイズならではの事情。それはどういうことですか?

まず、特殊な法領域に属することです。
司法試験の必修科目でもなければ、「フランチャイズ法」という名の法律があるわけでもありません。
日常的に判例の動向などを追っていないと、対応が難しいんです。

それに、業界も飲食店やコンビニ、スポーツジムなど多岐にわたるうえ、その業種やチェーンごとにビジネスの仕組みや慣例が違うこと。
さらに、企業規模や加盟店の数によっても対応が変わってきます。
教科書を読んでもわからないことが多く、現場での経験や感覚がモノをいうんです。


ーーその点、永島先生は現場経験が豊富です。

その通りです。
さらに、私の場合は契約絡みのご相談だけでなく、ビジネスそのものの仕組みづくりをお手伝いすることも珍しくありません。

たとえば、新しいサービスをリリースする際にどんな法的整備が必要か。
経営幹部会議に出席し、法務コンサルタントのような役割を任されることもあるんです。


ーー紛争防止が重要と指摘されていましたが、なかにはトラブルが表面化し、裁判になるようなケースもあると思います。

よくトラブルになる問題のひとつに、競業避止義務があります。

契約上、加盟店は本部から材料を調達しなければならないのに、安価な別の会社から購入してしまったーー。
これは明確な競業避止義務違反であり、本部は加盟店に違約金を請求する一方、加盟店は違約金を支払わなければなりません。

私は、本部だけでなく加盟店の代理人を務めることもあります。
競業避止義務違反が発生した場合、加盟店ならいかに違約金の金額を低く抑えるか。
裁判では、そうした点を争うことになります。

フランチャイズ法務はその特殊性から、率先して取り組む弁護士が多くないのが実情です。
私は本部、加盟店双方の立場から、数々の事件に当たってきました。
どんなご相談でも、きっとお引き受けできるはずです。

03 得意分野と強み②

不貞が原因の離婚、交渉で相場上回る慰謝料など700万円を獲得

ーー個人案件についてもお聞きします。これまでにどんな事件を担当してきたんでしょうか?

印象に残っている離婚の事案があります。
奥さまに不貞行為をされた旦那さまから、その慰謝料請求とともに離婚をしたいとご相談を受けたときのことです。

法律に照らせば、おそらく財産分与も含めて手にできるのは150万円ほど。
ただ、それを交渉で700万円くらいに増やしたんです。
法的には支払う義務がなかった住宅のオーバーローンを負担してもらうなどした結果です。


ーーずいぶん大幅な増額ですね。しかも、裁判に至らず、交渉ですよね?

裁判になっていたら、そこまで増額できなかったはずです。
しかも、そのときはお子さんの親権も獲得できたんですが、裁判になればそれも奥さま側にわたってしまう危険もあったはずです。

もちろん、すぐに奥さまが応じてくれたわけではありません。
頻繁に連絡を取って、何度も粘り強く重ねた交渉。
すると、段々と奥さまが私を信頼してくれるようになったんです。

「旦那には絶対に言わないでください」。
当初奥さまは不貞を否定していたんですが、ある日そう切り出して「実は不貞は事実なんです」と私に打ち明けたんです。


ーー驚きました。わざわざ敵に弱みを見せるような行為に見えます。

交渉はつまるところ、人と人とのコミュニケーションです。
敵対すればいいわけではありません。

きっと、奥さまにもいろんな悩みや葛藤があったはずです。
「大丈夫ですか?」と、ときにはその思いに寄り添い、共感し、フォローする。
そうすると、次第に心を開いてくれて、信頼してもらえるようになるんです。

そうやって信頼関係を構築できれば、「永島先生に任せておけば、うまくまとめてくれるはず」と、こちらの主張に反発せず、真剣に検討してくれるようになるんです。

あとは、タイミングですね。
相手が首を縦に振りそうな瞬間を見極めて、こちらの主張を押し通す。
交渉ではそんな勝負勘もカギを握ります。


ーー個人からの相談では、相続や刑事事件なども受けているとおっしゃっていました。

ほかにも、珍しいケースとしてトレーディングカード(トレカ)関連の事件もあります。

レアなものだと300〜400万円もの高値がつくトレカ。
それをめぐって近年、フリマサイトなどで金銭トラブルが相次いでいるんです。
たとえば、未開封品を売ったはずなのに購入者から「開封品だ」とケチをつけられ、値下げ交渉を強要されるケースなどがあります。

実は私自身、大会にも出場するほどトレカが大好きなんです。
過去には、フリマサイトでの売買で、購入者のもとにカードではなくそれを撮影した写真が届いたという被害相談を受けたことがありました。

それ以来、愛好者の間で名が知られるようになり、トレカ関連のご相談が舞い込むようになったんです。

04 依頼者への思い

悩みを吐き出すだけでもいい。相談はじっくり、連絡はLINEで素早く

ーー最後に、読者や思い悩んでいる人へのメッセージをお願いできますか?

私が何よりも大事にしているのは、依頼者さまとの近い距離感です。

ご相談は30分や1時間で機械的に線引きせず、気が済むまでじっくりお話いただくようにしています。
その場でLINEを交換し、何かあればすぐに返信できるようにもしていますね。

それもあってか、「何ヶ所か回ったけど、一番親身に話を聞いてくれた」と最終的に私を選んでくださる方が多くいらっしゃいます。

不安や悩みを吐き出すだけでも構いませんので、ぜひ気軽にご相談いただきたいですね。
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