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きくいり せいいち

菊入 誠一弁護士

弁護士法人プロテクトスタンス 仙台事務所

仙台駅

宮城県仙台市青葉区中央1-10-1 ヒューモスファイヴ8F

対応体制

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注意補足

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20代で所長に就任し、債務整理など様々な事件に対応。父親の親権取得に成功した実績も

20代で所長に抜擢され、借金問題や男女・離婚問題、交通事故、労働トラブルなど、さまざまな事件を担当してきた弁護士法人プロテクトスタンス仙台事務所の菊入 誠一(きくいり せいいち)弁護士。
とくに債務整理に強く、ハードルが高いといわれる個人再生の実績も豊富です。
同じく得意とする離婚・男女問題では、数少ない父親の親権取得に成功したことも。
東京、札幌、広島、そして仙台。さまざまな地域で活動してきた足跡に迫ります。

01 弁護士を志した理由とキャリアの歩み

ある最高裁判事との出会いが決定打に。20代で所長、そして仙台へ

ーー弁護士という職業を意識し始めたのは、いつ頃だったんですか?

幼いころに、弁護士を題材にしたドラマやテレビ番組を見て興味を持ったのがきっかけでした。
ただ、当時はあくまでテレビのなかの世界で、弁護士は単なる憧れの存在でしたが、明確な目標に変わったのは、大学生のときでした。

決定打になったのは、授業の一環で、弁護士出身の最高裁判事にお会いしたことです。弁護士時代のエピソードをお聞きし、依頼者のために力を尽くす姿勢に心を打たれたんです。


ーーその後、弁護士として歩んできたキャリアはどんなものだったんでしょう?

最初は、債務整理をメインにした都内の法律事務所に入所しました。
自己破産のなかの管財人業務を多く取り扱う事務所で司法修習を受けた経験(弁護修習)やその際の申立代理人を務める弁護士の仕事を見て、借金をリセットして人生の再出発をお手伝いすることの意義を痛感したからです。

自己破産はもちろん、任意整理や個人再生といった債務整理についてさまざまな経験を積み、現在の事務所に移籍しました。
債務整理だけでなく、離婚・男女問題(浮気・不倫の慰謝料請求)や交通事故、労働トラブル、刑事弁護などの分野に対応できるようになりたいと考え、移籍を決めました。

その点、当事務所は幅広い分野のご依頼をお受けしているだけでなく、公認会計士や税理士、行政書士、司法書士、弁理士、社会保険労務士といった弁護士以外の専門家がグループ法人に在籍しています。
法律問題はもちろん、さまざまなトラブルに悩まれている多くの方の役に立つことができる。そう確信できたので、今の事務所を選びました。


ーー移籍後、ほどなくして札幌事務所や広島事務所の所長を任されたようですね。

札幌や広島という大きな都市で所長という立場を任せていただいたので、責任の重さも感じましたが、期待に応えたいという一心でしたね。

私たちの仕事は、お客さまの人生や生活を預かるものだと考えています。だからこそ、一歩間違えれば依頼者さまの人生を暗転させかねません。

業務を進める際、先輩の弁護士に相談することも多くありましたが、所長として判断しなければならないので、1件1件を大切にしながら事件と向き合いました。
最初に所長を務めた札幌では1年ほど過ごしましたが、とても濃密であっという間の1年でしたね。

02 得意分野と解決事例①

マイホームを守る個人再生。債権者を説得した粘り強い交渉

ーーそして、現在は仙台事務所の所長を務めておられます。今はどんな事件を重点的に扱っていらっしゃるんですか?

とくに多いのが、借金問題に対する債務整理や、浮気・不倫の慰謝料請求と離婚・男女問題に関するご相談です。
それに交通事故や刑事弁護、労働トラブルなどのご相談も多く寄せられます。

先ほどお伝えしたように、債務整理は最も経験豊富で得意としている分野です。
自己破産、任意整理、個人再生といった手続きの中から、一人ひとりの状況に応じた最善策をご提案し、人生の再出発をお手伝いしています。

そのなかのひとつに、個人再生によってマイホームでの一家の生活を守ることができた事案が印象に残っています。


ーー個人再生は自己破産などと比べ、成立のハードルが高いとも言われます。

個人再生は裁判所に申し立てをして、借金を大幅に減額した上で、3年から5年かけて返済する手続きです。
個人再生には、小規模個人再生と給与所得者等再生の2種類があり、小規模個人再生の方が大きく減額できるケースが多いのですが、債権者の同意を得る必要があります。

その事案では、依頼者は膨大な借り入れがあり、返済が非常に困難な状況でした。
ただ、妻とお子さんと暮らすマイホームは残したいと強く希望していたので、住宅ローンはそのまま払い続け、それ以外の借金を圧縮する個人再生の手続きを選択しました。

一方、手続きに反対する債権者がいたため、小規模個人再生が成功するか不透明な状況でした。しかし、同意が不要な給与所得者等再生だと負担が大きくなり、返済に失敗する可能性があったため、小規模個人再生を進めることにしたのです。

各債権者に連絡したところ、早い段階で同意してくださる方もいましたが、やはり難色を示される場面も多くありました。債権者の立場を考えれば、仕方のないことです。

それでも、依頼者の収入や支出の情報などを見せながら、小規模個人再生であれば十分に返済できると、丁寧に説得を続けました。
返済に失敗してしまえば自己破産することになり、結局は債権者も損をしてしまいます。そういった点も伝えながら何度も交渉したことで、最終的には各債権者に納得していただき、無事に手続きが成功した事案でした。

依頼者はマイホームを残しながら、無理なく借金の返済を続けられています。
難しいご依頼でしたが、人生を立て直すお手伝いができ、とても印象に残っています。

ーー同意を得るためには、ロジカルな説得はもちろん、熱心に訴えかけることも重要になりそうですね。

相手は機械ではありませんので、交渉の中で丁寧に説明し、説得しなければなりません。
相手が気持ちを害してしまうと、依頼者にとっても不利益になるので、慎重かつ粘り強く向き合うことが大切です。

個人再生は再生計画を作成して裁判所から認められる必要があるなど、決して簡単な手続きではありません。
この事案でも、これまで債務整理に関する多くのご相談、ご依頼をお受けしてきた経験を活かすことができたと思います。

03 得意分野と解決事例②

父親の親権を獲得。子の監護実績、過去ではなく「今」に光を当てる

ーー債務整理と並ぶ注力分野、離婚・男女問題についても詳しく聞かせてください。

離婚・男女問題では、浮気・不倫の慰謝料請求を中心に、離婚の請求、離婚に伴う財産分与や婚姻費用、養育費の請求など、さまざまなご相談に対応しています。
もちろん、親権の問題に関するご相談もお受けしており、離婚した妻と親権を巡って争いになった事案が印象に残っていますね。

その事案は、依頼者の元妻が子どもを残して家を出て行った後、しばらくして親権を主張してきたというものでした。


ーー親権は母親側に渡るケースが圧倒的に多いと聞いたことがあります。

父母のどちらが親権を取得するかについては、どちらがより育児をしていたのか、つまりはこれまでの監護実績を考慮することが一般的です。
日本では母親が家事や育児を主に行う家庭が多いので、親権を巡る争いは母親が有利になる傾向にあります。

今回のケースも、離婚後に依頼者が子どもと一緒に暮らしていますが、離婚前は母親が主に育児を行なっていたので、監護実績という点では圧倒的に母親側に有利な状況でした。
そのため、負けも覚悟しないといけないような案件だったんです。

ただ、重要なのは決して過去の監護実績だけではありません。今回のケースでは、母親が子供を置いて家を出ていてしまっていたのです。そこで、その点を強調しようとしました。また、あわせて現在は依頼者が子どもをきちんとした環境で育てているということに焦点を当てて主張しました。

その結果、親権は父親である依頼者に残り、子どもを引き渡すことはありませんでした。
裁判官は、過去の監護実績は母親にあるとしながらも、母親が子供を置いて出ていってしまったことに問題があると判断してくれました。また、現在は父親と一緒に子どもが幸せに暮らしているならば、母親に親権を移すことが子どもにとって負担になってしまう可能性があることも理由として挙げていました。
後者については、子どもにとって今の環境が望ましいということを、利害関係のない第三者の意見として、子どもが通う保育園などにも説明してもらったことがよかったのかもしれません。

難しい状況ではありましたが、依頼者にとって有利になる点と相手方にとって不利になる点を強調しながら熱心に訴えたことと、証拠を積み上げながら状況を逆転したいという執念が実を結んだと思います。

04 弁護士としての信念・モットー

「できる」と信じて、事件解決に情熱を傾ける

ーー力強いエピソードですね。事件解決に傾ける情熱が伝わってきました。

「自分はできると信じなさい。そうすれば、目的の半分は達成されている」。これは、アメリカ元大統領のセオドア・ルーズベルトが残した言葉です。

弁護士は日々、さまざまなご依頼に対応していますが、依頼者にとって弁護士に相談したり依頼したりすることは、一生に一度あるかないかの一大事であることが多いと思います。
難しい案件もありますが、「できる」と信じ、お受けしたご依頼に対してはすべての力を出し切るつもりで、1件1件の事件に真摯に向き合い続けてきました。

私たち弁護士の敷居は高いと思われがちですが、身近な「かかりつけ医」に診てもらうように、ぜひ気軽にご相談いただきたいです。
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