面接後の労働契約辞退について法的な問題はありますか?

先日、面接に行き人格否定や容姿の批判などをされメンタル的にもボロボロな面接でパニックで頭が真っ白でした。それでも採用はされ、その時「帰る前に書いて帰って」と労働契約証書に半強制的に氏名と押印させられました。
ですが、ここでは働けないと考え帰宅後、採用を辞退したいと伝えた所「研修が終わるまでは着てくだい」と言われその後は何を言っても「弁護士を通して話してください」の一点張りです。確かに契約書には現在入っているシフトは全て出勤と書いています。ですがそもそもシフト表ももらっていません。研修と説明会にきてくださいというものでした。
精神的にも疲れ心療内科への通院も検討しています。
これは、必ず行かなければならないのですか?法的に問題がなければ少し楽になります。

1 労働契約が無効な場合→行く必要な 
 し
  労働契約書証に半強制的に氏名と押
 印させられたとのことから、そもそも
 質問者様に労働契約の意思がなかった
 として、契約が無効の可能性がありま
 す。
  その場合は、そもそも労働契約は成
 立していないため、行く必要はないで 
 す。
2 仮に契約が成立した場合→原則行く
 必要あり
  契約が成立すると原則行く必要が生
 じますが、退職すれば行く必要はなく
 なります。
3 退職の方法
 ⑴ 雇用契約に期限の定めがない場合
   自由に退職することができ、退職
  の意思表示から2週間が経過すると
  雇用関係が終了します(民法627
  条1項)。
 ⑵ 雇用契約に期限の定めがある場合
   「やむを得ない事由」があれば直
  ちに雇用契約を解除できます(民
  法628条)。

【労働契約証書に半強制的に氏名と押印】という事情について証拠があれば、労働契約の成立自体を争い得るように思います。仮に労働契約の成立を争うのが証拠上難しそうな場合は、成立を前提に退職の意思表示を内容証明郵便等で明確に行う必要があるでしょう。

精神的な疲れ等がひどくならないうちに、個別に弁護士に相談して対応を検討なさった方がよいように思います。