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つじ かずや
辻 和弥弁護士
弁護士法人ももとせ
今福鶴見駅
大阪府大阪市城東区今福東2-7-26 泰平第一ビル208
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
注意補足

土曜は予約のみで、有料相談(5000円/30分)となっております。

インタビュー | 辻 和弥弁護士 弁護士法人ももとせ

大阪市東部に3拠点、企業法務や相続に強い地域密着の法律事務所。示談交渉の成功率が高い理由

大阪市東部に3つの拠点を置き、地域に根ざして活動する弁護士法人ももとせ。
企業法務と相続、離婚を三本柱に据えており、辻 和弥(つじ かずや)弁護士もそんな事務所の方針に倣い、いずれの分野も交渉による早期決着に執念を燃やしています。
示談交渉の成功率を上げる方法、徹底した準備とリサーチ、温もりのあるコミュニケーション。
弁護士としてのこだわりや信念、依頼者への思いをお聞きしました。

01 キャリアと原点

税理士の母を追いかけ、大阪の町弁に。交渉による円満解決を重視

ーーなぜ弁護士を志したのか。まずは、その点からお聞きできますか?

税理士だった母の影響が大きかったように思います。
小さい頃から、自宅兼事務所で働く母の背中を見て育ちました。
多くのお客様に感謝される光景を眺めながら、漠然と士業に憧れを抱くようになったんです。

では、そのなかでもなぜ弁護士を選んだのか。
弁護士は、人と人との紛争にどっぷり入り込んでいきます。
理屈だけでなく、人の感情も大きく左右します。
一筋縄ではいかないからこそ、それを解決することに魅力を感じたんです。


ーー念願だった弁護士になってから、現事務所に入所されました。

最大の決め手は、代表の人柄や考え方に惹かれたことでした。
弁護士はどうしても厳格でカタいイメージがありますが、代表の佇(たたず)まいや口ぶりはそれとは真逆のものでした。
しかも、柔らかいなかにも筋が一本しっかり通っていて、言葉に説得力があるんですよね。

当事務所は、訴訟で激しく争うよりも、示談交渉でなるべく早く、友好的に解決することを重視しています。
その考え方は、私の理想にぴったり合致していました。
代表のもとで学ぶことが、交渉スキルを磨き、みっちり力をつける近道になると考えたんです。

02 注力分野と強み①

企業法務、相続、離婚。対面交渉にこだわるのは、成功率が上がるから

ーー今、重点的に扱っている分野を教えてください。

企業法務、遺産相続、離婚・男女トラブル。
これが当事務所の三本柱になっています。

特徴的なのは、先ほどお伝えしたように示談交渉に力点を置いていることです。
しかも、私たちは相手となるべく顔を突き合わせ、対面で交渉することを大切にしています。

示談交渉は、電話で済まそうとする弁護士も少なくないはずです。
そうではなく対面にこだわるのは、そのほうが成功率が上がると考えているからです。

腹を割って、本音をぶつけ合う。一見すると非効率に見えるかもしれませんが、そうすることで敵対するなかでもある種の信頼関係が芽生え、違いを乗り越えられるようになるんです。


ーー実際、そうやって示談交渉をまとめてきたと。

たとえば、お金の貸し借りをめぐるトラブルです。
返金を求める依頼者さまに対し、相手は一向に首を縦に振らなかったそうです。
本人同士の話し合いでは埒(らち)が明かず、私が仲裁させていただくことになりました。

あのときも電話ではなく、相手方の職場兼自宅に直接足を運び、交渉に臨みました。
何度か話し合いを重ねた末、相手は資産を売却し、資金を捻出して返金してもらうことで合意できたんです。


ーーその交渉のなかで、いろんな駆け引きがあったんですか?

どうやら相手は、ほかにもいろんなところからお金を借りていたようです。
仮に私たちが訴訟を起こした場合、それが知られるとほかの債権者も同じように提訴する可能性がありました。
それは相手にとって都合が悪いはずで、実際に本人もそういう事態に陥ることを危惧していました。

一方の依頼者さまにとっても、訴訟になったり、ほかの債権者も加わったりすると返金時期が先延ばしになるリスクなどが考えられました。
なるべく大ごとにせず、依頼者さまが優先的に返金してもらえるように慎重に進める必要があったんです。

交渉をまとめられたのは、そのあたりの双方の利害をうまく調整できたからです。
数ある債権者のなかでも、私たちが一番最初にアクションを起こしたことが奏功したかたちでした。

03 注力分野と強み②

万全の準備が交渉妥結のカギを握る。温もりのあるコミュニケーションも

ーー遺産相続も、交渉で終えるケースが多いんでしょうか?

そうですね、相続も同様に示談交渉で決着をつけることが多いです。

そのために私が心がけているのは、万全の準備を整えることです。
なかには相続人が何十人にも上るうえ、全国各地に点在しているようなケースも珍しくありません。


ーー全員の意見をまとめるのは大変そうですね。

だからこそ、準備が肝心なんです。

もしファーストコンタクトで相手に不信感を与えてしまったら、交渉の出鼻をくじかれます。
また、一度でも不用意な言葉をかけたりするだけで、それまで積み上げた信頼関係が地に落ちてしまうこともありえます。

ですから、私はたとえば書面ひとつとっても、何度もつくり直しながら完成させるようにしているんです。
そんな風に事前に根回ししたり、丁寧な説明を尽くしたりしながら交渉を実らせてきました。

ただ、離婚についてはなかなかそうもいかないんですよね。


ーーどういうことですか?

相続は感情的なぶつかり合いはあっても、最終的には財産の扱いで消化できることが多いんです。

ただ、離婚は不貞の慰謝料などは別にしても、そもそも離婚するかどうかの意見が真っ向から対立しているような場合はそうはいきません。
お子さまの問題が絡むと感情的な対立は余計にヒートアップし、精神的にひどく疲弊してしまう方もたくさんいらっしゃいます。


ーーそんな方々とはどう接し、支えているんですか?

私が大事にしているのは、温もりのあるコミュニケーションです。

頻繁に連絡を取り合うとともに、なるべく電話や対面でお話するようにしています。
メールのほうが効率的かもしれませんが、それだとどうしてもやりとりが事務的で、淡白に見えてしまう気がするんですよね。

ひとりでは抱え切れない不安や悩み、葛藤。
そういうものは直接言葉を交わしたほうが、依頼者さまもきっと吐き出しやすいと思うんです。
それに、何気ない会話のなかから事件解決のヒントが見つかることもありますからね。

04 依頼者への思い

森ノ宮、今福、放出に3拠点。地元住民、企業と歩むキャリアと覚悟

ーー人と話すことはお好きなんですか?

あまり意識したことはありませんでしたが、考えてみるとそうかもしれません。
それもあってか、依頼者さまからも「話しやすい」とよく声をかけてもらいます。
相手の懐にすっと入り込み、心をわしづかみにする。
それは、相手方との示談交渉などにも活きているように思いますね。

ちなみに、容姿はアニメソングなどで知られるシンガーソングライターの大石 昌良さんに似ているとよく指摘されます。
私は司法試験に合格した後からずっと丸い形の黒縁メガネをかけているんですが、どうもその姿がそっくりなんだそうです。


ーー黒縁メガネがトレードマークなんですね。ご趣味などもお聞きしていいですか?

学生時代からハマっているのは、お菓子やパンづくりです。
チーズケーキやあんパン、マカロンなど、休みの日は時間を忘れるくらい没頭することもあります。

理想の味や形に仕上げるにはどうすればいいか、どんどん追求したくなるんですよ。
どこか凝り性なところがあるんですよね。

その点は、仕事でも同じです。
判例や文献をはじめ、一切手を抜かずに徹底的に調査するのが、私の持ち味でもあると思っています。


ーー最後に、読者にメッセージをお願いします。

私たちは大阪市東部の森ノ宮、今福、放出に3つの事務所を構えています。
いずれも法律事務所が非常に少ないエリアです。

あえてそこに開設したのは、困っていながらも気軽に相談できない方々のお役に立ちたかったから。
実際、ご依頼の多くを地元の住民や企業のみなさんが占めています。

地域に貢献したい思いは、どこの事務所よりも強いはずです。
ぜひ安心してご相談いただけるとうれしいですね。
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