債権回収の事例紹介 | 寺岡 健一弁護士 寺岡法律事務所

取扱事例1

• 債権回収代行

元交際相手に対する貸金請求

依頼者：30代

◆事案概要
相談者は、元交際相手にお金を貸したまま連絡が取れなくなり、金額は小さいものの、気持ちの問題として回収したいと考えていました。
しかし、相手の現住所が分からないため、請求手続きを進めることが困難な状況でした。

◆課題
①連絡が取れない相手の住所を特定する方法を見つけること。
②少額の金銭請求を効率的に進めること。
③相談者の意向を尊重し、適切な形で問題を解決すること。

◆対応
そこで、以下の対応を行いました：
①住所の特定調査
電話会社や金融機関に対して住所開示請求を行いました。
開示が拒否された場合には、異議申立などの法的手続きを進め、最終的に相手の住所を特定しました。

②訴訟手続きの進行
特定した住所に訴状を送達し、相手方に金銭の返還を求める訴訟を提起しました。

③効率的な費用管理
請求額が少額であることを踏まえ、タイムチャージ方式で受任。相談者にとって費用対効果の高い形で対応しました。

◆結果
訴訟の結果、相手方に支払いを命じる判決を獲得しました。
これにより、相談者は問題を解決し、気持ちの整理をつけることができました。

◆解決のポイント
少額の金銭請求でも、法的手続きを適切に進めることで解決が可能です。
本事案では、住所特定という難しい課題に対して法的手段を駆使し、相談者の意向を尊重した解決を実現しました。

◆弁護士からのアドバイス
金銭の貸し借りに関するトラブルを防ぐため、以下の点をお勧めします：
・貸し借りの記録を残す：契約書や借用書を作成し、証拠を明確にしておきましょう。
・連絡先を複数把握する：相手の住所や電話番号、メールアドレスなどを把握しておくことで、トラブル時の対応がスムーズになります。
・早期相談の重要性：金銭回収が困難になった際は、早めに弁護士に相談することで、解決の可能性が高まります。
これらを実践することで、金銭トラブルの予防や早期解決につなげることができます。