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きのした としひで

木下 敏秀弁護士

旭合同法律事務所

丸の内駅

愛知県名古屋市中区丸の内1-3-1 ライオンズビル丸の内3階

対応体制

  • 法テラス利用可
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法改正につなげた「週末帰宅型通勤」災害訴訟。キャリア27年、「日本一の町弁」目指す弁護士の思い

「日本一の町弁」を目指し、日々身近なトラブルに向き合う旭合同法律事務所の木下 敏秀(きのした としひで)弁護士。
約27年(2021年12月現在)の長いキャリアのなかで積み重ねた受任件数は、4,000件を超えます。
親子3世代にわたって依頼を受けるほど信頼が厚く、最近はとくに相続などの家事事件の依頼が増えているそうです。
2005年には「週末帰宅型通勤」の通勤災害訴訟で、法改正につながる画期的な判決を勝ち取った実績もあります。
豊富な経験や、未開の地を突き進む覚悟に迫ります。

01 現在の事務所とキャリア

キャリア約27年、4,000件超を受任。親子3世代からの依頼も


ーー弁護士歴は約27年、ずっと現在の事務所に在籍されています。

当事務所は1977年に開設した老舗で、愛知県内では比較的大きな法律事務所として知られています。
名古屋から始まり、現在は岐阜を含め計6つの拠点を構える規模にまで拡大しました。
弁護士は計17人、若手からベテランまで充実した人材が揃っています。

そんな私たちが目指しているのは、「日本一の町弁」になること。
ですから、分野を問わず一般の方々からあらゆるご相談をお受けしているんです。


ーーどんな分野のニーズにも応えられる、そんな「対応力」が武器だと?

私は約27年のキャリアのなかで、これまでに4,000件超の案件を受任し、1万件をはるかに超えるご相談をいただいてきました。
圧倒的な数の受任、相談を積み重ねてきた自負があり、その経験からくる幅広い対応力と、引き出しの多さには自信があります。

また、ひとりの依頼者さまから離婚・相続・労働など、複数のご依頼をいただくこともあります。
そうやって10年以上も長くお付き合いいただいている方が何人もいらっしゃり、なかには親子3世代にわたって私を頼っていただくこともあるんです。
わざわざお中元やお歳暮を送ってくださることもあるんですよ。
私の仕事ぶりにご満足いただけている結果なら、こんなにうれしいことはありませんよね。

02 注力分野と強み

相続や離婚などの家事事件。オーダーメイドの「積み木」をつくる


ーー最近、とくに相談・依頼が多い分野はありますか?

高齢化の影響もあり、相続関連のご依頼が多いですね。
高齢者の方の財産管理や成年後見人、遺言作成、そして遺産相続などです。

私は当事務所の案件だけでなく、高齢者の財産管理や成年後見などをお手伝いする愛知県弁護士会の「アイズ」というグループの活動にも加わっており、日頃から多くのご相談を受けています。

近年は相続問題を含め、離婚などの家事分野をお引き受けすることが増えているんですが、とくに家事事件は当事者の人間心理も深く関わってくるので、対応は一筋縄ではいきません。

「A」という課題をクリアしたと思ったら、すかさずそれまで影を潜めていた「B」という問題が出てくる。
まるで、何かの拍子で一気に崩れてしまう、積み木のようなものです。
それをひとつずつ慎重に、かつ正確に積み上げて完成させるにはどうしたらいいか。
それこそまさに弁護士の腕の見せ所であり、事件処理の経験、引き出しの多さがモノをいいます。


ーー法律論だけでは解決できない、とも言えそうです。

当事者たちのさまざまな事情や思惑が複雑に絡まった糸を紐解くには、依頼者さまの心の奥底にある本心を探り当てる必要もあります。
なかなか胸の内を明かせない、思ったことをうまく口にできない。
そんな方々もいらっしゃいます。

丹念に本音を拾い上げる作業は骨が折れますが、絶対に手を抜いてはいけません。
時間をかけてじっくりお話を聞きながら、一緒にオーダーメイドの解決策を探っていく。
それが私が大切にしているスタイルであり、同時にそれはインターネットには載っていない、私たちが長い時間をかけて地道に蓄積してきたノウハウでもあるんです。


ーー「オーダーメイドの解決策」、とてもいい言葉ですね。

家事事件のほかにも、例えば交通事故では高次脳機能障害などの特殊案件も数多く担当してきました。

何より、当事務所には離婚や相続、交通事故をはじめ、それぞれの分野に詳しい士業やカウンセラーの方々との強力なネットワークがあります。
また、現職を含めて国会議員経験者の弁護士が3人いるので、国や地方議会などから法律や裁判関連の最新情報を集めやすいメリットもあります。
そうした広い人脈も、複雑な案件処理には欠かせない大事なポイントですね。

03 過去の解決事例

法改正につなげた「週末帰宅型通勤」災害訴訟。負債300億企業の民事再生


ーーさらに、裁判でも先進的な結果を出しているようですね。

例えば、2005年判決の「週末帰宅型通勤」に関する災害訴訟があります。
これは単身赴任先と、自宅のある帰省先との週末の移動時に起きた災害を、労災保険の対象とする新しい解釈を勝ち取った裁判でした。

全国紙の一面トップでも報じられ、そこで示された解釈はのちに、厚生労働省の労災補償保険法改正案に反映されました。


ーーそういった画期的な判決を勝ち取るためのポイントは、どんなところにあるのでしょうか?

裁判官との駆け引きなどはもちろんですが、「最後まであきらめない」という粘り強さも、実はとても大事なことなんです。

時代や社会情勢の変化を踏まえ、新たな解釈が必要ではないかーー。
そう裁判官に迫り、粘って、粘って、粘り倒す。
それくらいの意気込みと覚悟が必要です。

まだ現行法にはない解釈で争うような裁判は、結果が出るまでに長い時間がかかりますし、当事者の負担も大きいんです。
それでも、たとえその瞬間にはいい結果が出なくても、それが社会や時代に必要なものであれば、いずれ芽が出るはずです。
のちに歴史を変える、その第一歩になり得るんです。

そんな思いで、人があまり率先してやりたがらないような事件、やっても無駄と思われるような事件も、先駆けて果敢に挑んできました。


ーー情熱的で、真っ直ぐなご性格なのですね。

それ以外では、ある会社の民事再生を手がけさせていただいたことも印象に残っていますね。
300億円ほどの負債を抱えた会社の民事再生を、通常なら10年ほどかかりそうなところを数年で成立させることができたんです。

銀行の説得はもちろん、毎日のようにその会社に通い、意気消沈する従業員や取引先のみなさんに、モチベーションを維持してもらおうと必死でしたね。
「会社再建のために、みんなで気持ちをひとつにしよう」と駆け回ったあの日々は、甲子園を目指す高校野球のようでした。

苦労しましたがその分達成感は大きく、従業員をはじめ関係者のみなさんが涙を流して喜んでくれたんです。
改めて振り返ると、まるで青春ドラマのようでしたよ。

04 今後の展望と依頼者への思い

時代や社会に必要とされる事件に挑む。No.1の町弁の使命


ーーそんな木下先生の、プライベートの姿も気になるところです。

10年以上前から、ずっと乗馬に熱中しています。
馬術の全日本ジュニア大会にも出場した子どもの影響で始めました。
子どもはもう競技を辞めたんですが、乗っていた馬をなんだか放っておけなくなって、子どもに代わって私の愛馬にさせてもらったんです。

その馬も高齢になり、今は北海道の牧場で過ごしています。
ゆっくり豊かな老後を過ごしてほしいと思って、微力ながらその資金援助もさせていただいているんです。


ーーそのやさしい眼差しは、きっと依頼者に向けるものと一緒なんでしょうね。

私たちは「日本一の町弁」を目指しているわけですし、どんなときも依頼者をそばで支え、どこまでも寄り添い続ける覚悟です。

同時に、時代の変化に合わせて、常に進化し続ける必要があるとも思っています。
「こんな事件に携わりたい」といった私個人の思いは二の次で、時代や社会に最も必要とされる仕事をやっていきたいんです。

弁護士は決して万能ではありません。
ただ、ご相談をきっかけに、人生観やその後の生活が大きく変わることはあるはずです。
そんな風に少しでも依頼者さまのお役に立てるなら、これほどうれしいことはありません。

共に日本一の町弁を目指す仲間たちとお待ちしておりますので、ぜひお気軽にご相談いただきたいですね。
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