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たなか まゆみ
田中 真由美弁護士
あおば法律事務所
熊本県熊本市中央区京町1-14-31 ルミエール観音坂601
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インタビュー | 田中 真由美弁護士 あおば法律事務所

親権、財産分与、DV。キャリア約25年、離婚をはじめ家族問題に情熱を注ぐ熊本の代表弁護士

熊本市で約25年ものキャリアを積んできた、あおば法律事務所の田中 真由美(たなか まゆみ)弁護士。
ジェンダーや子どもの人権をライフワークとし、親権争いをはじめとする離婚問題の解決に並々ならぬ執念を燃やしています。
数少ない父親側での親権獲得のほか、同じ家族がテーマの相続にも力を注いでいます。
どんな悩みも受け止め、丁寧にじっくり耳を傾けるーー。
誰に対してもやさしい眼差しを向ける弁護活動の原点に迫ります。

01 弁護士としての原点

水俣病など公害に触れた高校時代。子どもや女性の力になろうと決意

ーーキャリアは25年近くに達します(2025年10月現在)。そもそも、なぜ弁護士を志したんですか?

人権問題に取り組みたいと思ったからです。
きっかけは、高校生の頃に水俣病をはじめとする公害問題に触れたことでした。
理不尽な目に遭っている人たちの存在を知り、とくに女性や子どもなど社会的弱者の助けになりたいと考えるようになりました。

そのため、実際に弁護士になってからは水俣病のほか、ハンセン病やB型肝炎訴訟の弁護団に加わり、被害者の救済に奔走してきました。


ーー加えて、弁護士会の活動にも熱心に取り組んでいらっしゃいますね。

かつて委員長も務めた両性の平等に関する委員会や、子どもの人権委員会に所属しています。
ジェンダーや子どもの問題には、ライフワークとして長く携わっています。

子どもの人権では、少年事件や体罰、いじめ問題の第三者委員会委員、またかつては丸刈り校則を廃止するよう学校に申し入れる活動なども行いました。
ジェンダー関連の近年の動きとしては、相次ぐ政治家の女性蔑視発言に対し、抗議声明を出したことなどがあります。

不当な扱いを受けている方、声を上げられずに歯がゆい思いをしている方。
そういった方々の味方になり、心の支えになること。
私の根底には、そんな思いが強くあります。

02 得意分野と実績①

モラハラ夫に悩む女性からSOS。親権などを争い最高裁へ、全面勝訴で終結

ーー同時に、一貫して熊本を拠点に活動されていらっしゃいます。

最初の約5年は熊本市内にある別の法律事務所に勤め、その後独立して現事務所を開設しました。
離婚や相続、不動産、交通事故など分野を問わず、あらゆるご相談に対応してきました。

そのなかでも、最も力を入れてきた分野が離婚・男女トラブルです。
若い世代からご高齢の方まで、また女性からも男性からも、ご依頼をお受けしてきました。


ーー実際にどんな事件を解決してきたのか、一例をお聞かせください。

たとえば、夫のモラハラに悩み、お子さまを連れて別居した女性からご相談いただいたときのことです。

夫は勝手に子どもを連れ去られたと主張し、監護者指定の調停を申し立ててきました。
ただ、それを跳ね除け、無事にこちらが監護者と指定されました。
以前から、育児は女性が中心となって行っていたからです。

夫は、その後も離婚調停や訴訟の場で親権を主張してきました。
「親権を渡さないなら離婚しない」と頑なにゆずろうとせず、最高裁まで争う事態になりました。


ーーでは、長丁場の争いになったんですか?

最初のご相談から判決確定まで、5年ほどかかりましたね。
それでも最後は、こちらの全面勝訴で終えることができました。

依頼者さまの精神的な負担はとても大きかったはずです。
望み通りの結果に終わり、心の底からホッと安心した表情を浮かべていらっしゃいました。
私に対しても、「長い間親身に付き添ってくれて心強かった」と感謝の言葉をかけてくださいました。


ーー長期戦や苦境に立たされたとき、どんな心境で事件と対峙されているんですか?

なんとしても、依頼者さまのお役に立ちたいーー。
その思いが一番大きいですね。

弱い立場に追い込まれている方々の力になろうと、私は弁護士を志しました。
あのときの決意は、20年以上経った今も少しも色あせていません。

どなたも決死の覚悟で私にSOSを届けてくださいます。
私を突き動かしているのは、そんな依頼者さま一人ひとりの声と思いです。
とにかくその期待に応えたい一心で、目の前の事件に全力を傾けています。

03 得意分野と実績②

父親側でも親権を獲得、勝訴へ導いた戦略とは。遺産分割や遺言など相続も

ーー離婚については、男性からの相談も多いとおっしゃっていましたね。

女性の場合は、同性の弁護士のほうが話しやすいという理由をよく耳にします。
一方で男性は、妻の思いや考えを知りたいと女性弁護士を頼るケースが少なくないようです。

その男性側でお受けした事案でも以前、親権を獲得できたケースがありました。
妻の不貞が発覚し、離婚と親権についてご相談にいらっしゃいました。


ーーその後の親権獲得まで、事件はどんな経緯をたどったんですか?

当時の状況としては、夫婦は別居し、男性がお子さまの面倒を見ておられました。
それに対し妻側は監護権を主張してきたんですが、男性は懸命に育児に励んでいたんです。
そのため、夫を監護者とする内容の調停が成立しました。

その後の離婚訴訟でも、監護状況に問題がないとして親権を手にすることができました。
同時に妻の不貞に関する慰謝料も認められ、私たちの訴えが全面的に通る結果になりました。

決め手のひとつになったのは、訴訟を起こすタイミングでした。



ーー確実に勝つための戦略、まさに「経験がなせる技」ですね。

それこそが、長年にわたって数多くの離婚事案を扱ってきた私の強みだと思っています。

一人ひとりのご希望や状況に応じて、ベストな手段を講じるーー。
その見通しの精度や引き出しの多さは、経験値の高さからくるものだと考えています。

離婚をめぐっては親権だけでなく、財産分与や婚姻費用、養育費、年金分割、DVなどいろんな問題が複雑に絡み合います。
私は交渉から調停、裁判まで豊富な経験がありますので、困ったときはぜひ頼っていただきたいですね。


ーー離婚・男女トラブル以外の分野はいかがですか?

それに次いで積極的にお受けしているのが、同じ家族の問題でもある相続です。

たとえば、特定の相続人が遺産を独り占めしようとしてトラブルになるケースが挙げられます。
娘よりも息子に、次男よりも長男を優遇するような風潮が、まだ一部で根強く残っているようにも感じます。

それ以外にも何か納得できないことがあれば、決して泣き寝入りせず、早めにご相談いただけるとうれしいです。

04 依頼者への思い

じっくり話を聞き、心で受け止める。「気持ちが楽になった」との声が多数

ーー依頼者との相談やコミュニケーションの面では、どんなことを大切にされていますか?

何よりも心がけているのは、依頼者さま一人ひとりのお話に丁寧に耳を傾けることです。
心に深い傷を負っている方、気持ちの整理がついていない方が大勢いらっしゃいます。
その不安や悩みをしっかり受け止め、時間をかけて打ち合わせを重ね、傷ついたり凝り固まったりしたお気持ちをほぐしてあげる必要があります。

たとえ事件に直結しないような話題であっても、私は決して遮ったり、無視したりはしません。

気持ちを受け止めて耳を傾けることも私の役目と思っています。
そのおかげか、「他の事務所ではここまで熱心に寄り添ってもらえなかった」「話すことで気持ちが楽になった」などと評価してくださる方がたくさんいらっしゃいます。


ーーそれはうれしい言葉ですね。話は変わりますが、ご趣味などがあれば教えてください。

ひとつは、ピアノとバイオリンを弾くことです。
現在も熊本交響楽団に所属し、定期的に演奏会に出演しています。
以前、世界的に知られる指揮者・山田 和樹さんと演奏会でご一緒できたのは、一生忘れられない感動的な体験でした。

それと、小学校での絵本の読み聞かせのボランティアも長く続けています。
子どもたちの素直な反応や笑顔に、むしろ私がいつも元気をもらっています。

同じように、私を頼ってくださる依頼者さまにも明るい気持ちになっていただけるよう、これからも力を尽くしていく覚悟です。
決して遠慮したりためらったりせずに、どんなに些細なお悩みも安心して打ち明けていただきたいですね。
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