後見人等による「親族の意見書」の提出を無視した場合のデメリットと今後に関して

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司法書士から突然普通郵便にて「親族の意見書」を早急に返送して欲しいと手紙が届きました。 内容は10年以上音信不通な祖母が判断能力が不十分になった為、祖父より成年後見等の開始申立書の作成をしたく、孫である私に「親族の意見書」を送り返して欲しいとの内容でした。 母方の祖父母ですが、母は数年前に他界しております。その他親戚に関しては音信不通の弟と離婚済みの父ですが、他に関して私は把握しておりません。 幸い後見人には行政書士の方を候補者として申し立てるとの事。 ただ、この祖父母に実家はメチャクチャにされずっと疎遠にしていたにも関わらず今さらながら協力したくありません。 できれば関わりたくなく、この封書は任意の物であると認識している為、無視しようと考えております。 無視をするにあたって、下記疑問点がございます。 1)無視をした場合考えられるデメリット  候補者が既にいるとの事ですのでそのまま例え審査に時間がかかったとしても勝手にやって欲しいと願っております。 2)今後この手のやり取りで考えられる通知は他に何があるか(残るは介護と財産分与だと思っておりますがいかがでしょうか)  財産も放棄する予定ですし、介護に関しても可能な限り拒否しようと考えています。 3)関わりを拒否したいが手段は実在するのか  あるのであれば有償でも相談の上手続きを進めたいです。 お手数をおかけしますが、ご回答よろしくお願いします。

匿名希望 さん

弁護士からの回答タイムライン

  • 1) 「親族の意見書」は、どちらかというと成年後見人をつけることに反対している親族がいないかや、自ら後見人になりたい親族がいないかを調査する意味合いが強いと考えられます。 そのため、ご相談のご事情であれば無視してしまっても特に不都合はないと考えられます。 2) 場合によっては、介護や被後見人の財産の処分等に関して、後見人から相談があることも考えられます。 また、お祖母さんがお亡くなりになった場合、相続人となる可能性がありますが、 その場合は相続放棄されれば問題ありません。 3) 完全に拒否する方法はないかもしれませんが、 関わりを持ちたくないとのことでしたら、親族の意見書にその旨を記載して提出しておけば良いかも知れません。 後見人としても、関わりを拒否している親族にあえて連絡をしてくる可能性は低いと考えられます。 以上、ご参考になさってください。
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この投稿は、2022年8月2日時点の情報です。
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