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すずき まさゆき
鈴木 正之弁護士
目黒法律事務所
学芸大学駅
東京都目黒区鷹番2-20-4 伊藤ビル2階
対応体制
  • 分割払い利用可
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  • 夜間面談可
  • WEB面談可
注意補足

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インタビュー | 鈴木 正之弁護士 目黒法律事務所

“受容と共感”を心掛け、当事者に寄り添い最善を目指す。身近なトラブルを解決へ

目黒法律事務所に所属する、鈴木正之(すずきまさゆき)弁護士。得意とする労働問題を始め、離婚や相続、債務整理などさまざまな分野の弁護活動で手腕を発揮しています。

「困った状況の方を見ると、何とかならないだろうか、何かできないだろうか…と考えてしまいますね」と穏やかな口調で語る鈴木弁護士。申し分ない知識と経験がありながらも決しておごらず、常に依頼者に寄り添う姿が印象的です。

今回は、そんな利他心に溢れる鈴木弁護士の、これまでのキャリア、依頼者対応にかける想いなどをご紹介します。

01 これまでのキャリア

身近に潜むトラブルを解決したい。個人の“困った”に寄り添い続ける

――弁護士になったきっかけを教えてください。

大学は、東京大学文学部思想文化学科を卒業しました。
法律とは無縁の学部だったのですが、何か役立つ資格を取りたいという思いから、法曹を目指しはじめました。
もともと、知らないことを知っていくこと自体を楽しめるタイプでしたが、やっぱり司法試験の勉強は大変でした。
教科書に書かれていることを暗記さえすればいいというわけではなく、ある問題についてどういう悩ましさがあり、それについてどういう考慮がなされてその法律や判例が存在するのかを理解し、その理解をどう答案に落とし込んでいくのかということを考える必要がありました。
また、受験にたどり着くまでに時間もかかりますので、ゴールを目指して自分をマネジメントするのが思った以上に大変でした。


――弁護士になってからの歩みも教えてください。

最初に入所した法律事務所では労働事件が多かったです。他にも、離婚や交通事故、刑事など幅広く取り扱っていました。
専門性を磨く前に、まずは一通り対応できるようになりたいと考えていましたので、分野を絞らず、できる限りのことは経験しようという気持ちで取り組んでいました。

そして次に入所した事務所では、債務整理を中心とした事件処理を行っていました。
最初の事務所では対応する機会が少なかった借金トラブル、破産申立てなどを一通り経験させていただき、弁護士としてレベルアップができたと感じています。

現在は、労働事件や債務整理を始め、離婚や相続などの幅広い案件をお受けしています。
基本的には個人の方からのご相談が多いですが、可能な限りどんな事件にも対応したいと思っています。


――個人のご依頼を中心とされている理由は、何かありますか?

司法試験に受かる前から、もし弁護士の道に進むのであれば個人の方の事件を中心に取り組みたいと思っていました。
法的トラブルは、結構身近に起こりうる問題です。
日常生活の中で、些細なことが大きな揉め事に発展することもありますし、不運にも交通事故に巻き込まれてしまうということもあります。
私は、そのようなトラブルに巻き込まれた方々が、なるべく安心を取り戻せるようにサポートできればと思っています。

02 弁護士とし心掛けていること

依頼者の方のお話をよく伺い、最善策を追求

――先生が心掛けていることを教えてください

依頼者の方とお話しするときは、なるべく“受容と共感”を大切にしています。

実は弁護士になったばかりの頃、依頼者の方への対応で苦労したことがあって、この“受容と共感”は、当時の事務所の先輩からいただいたアドバイスなんです。

人はトラブルに巻き込まれると、どうしてもナーバスになってしまうと思います。
そんな状況の中、いろんな思いを抱えていらっしゃる依頼者の方のお話を、「そんなことがあったんですね」とまずは受け入れ、そして依頼者の方のお気持ちの部分について、「私にはよく理解できます」ということをちゃんとお伝えするようにしています。
このように“受容と共感”を心がけることで、少しでも依頼者の方が話しやすい雰囲気を作れればいいなと思っています。


――悩みに共感してもらえるだけでも、気持がスッキリしますもんね。

そうですね。
結果的に記憶違いだったり、法的には認められにくいお考えであったりしたとしても、話の途中で「本当にそんなことあったんですか?」と疑われたり、「その考えは間違っています」と否定されたりすると、誰だって不愉快だと思いますし、「もうこの人に話しても無駄だ」という気分になると思うんです。
でも、依頼者の方の何気ない発言が事件を解決する大きなカギになることもありますので、事実関係やご意向など、事件に関することを全てお話しいただけるよう、とにかくとことんお話を伺いたいと思っています。


――確かに先生は、弁護士が抱かれがちな“取っつきにくい印象”が全くないですよね。

話しやすい雰囲気を作りたいと思っていますので、そのように感じていただけたらとても嬉しいです。

世の中には、解決するためには法律の知識や法的手続きがどうしても必要になってくるトラブルが多々あります。
そんなトラブルに巻き込まれた依頼者の方のサポートを行うのが、弁護士に求められる役割なのだろうと思いますので、目の前の依頼者の方のために、一体何ができるか、どうしたらご希望に添えるのかを、これからもできる限り考え続けたいと思います。

03 得意分野、解決事例

理不尽な解雇。双方の主張をくまなく聞き取り、見通し通りの解決を

――先生の得意分野を教えてください。

労働問題は、弁護士になった当初から多く取り扱っていました。
残業代請求や解雇無効など、労働問題全般について対応しています。
企業側、労働者側どちらも経験がありますが、どちらかというと労働者側が多いですね。


――労働問題を対応する上で、何か心がけていることはありますか?

個人的に気を付けていることは、証拠をしっかり確認することです。
残業代請求であればタイムカード、解雇無効であれば解雇通知書や解雇理由証明書などが重要な証拠ということになりますが、それ以外にも、その事案のストーリーを裏付けられる客観的な事情や資料がないかをできるだけ確認するようにしています。
労働問題に限らずですが、トラブルの渦中にいる当事者の方々は、感情的になって、その問題における重要な点を見落としてしまっていることも多いです。
その分代理人である弁護士は、冷静に状況を把握して分析する必要があると思います。
依頼者の方からお話を伺い、ご希望やお気持ちはしっかり受け止めさせていただきつつも、時には一歩引いて、依頼者の方や相手方の主張は正しいのか、それを裏付ける証拠があるのかなどをきちんと確認して、事件の見通しを立てるようにしています。


――労働事件で、印象に残っている解決事例を教えてください。

労働者側の代理人として解雇無効を争った、ある事件が印象に残っています。
依頼者の方は、入社して割と早い段階で解雇されてしまって、理不尽だ!とショックを受けていらっしゃいました。
解雇の経緯や理由を伺うと、どうも行き過ぎた解雇のように思われましたので、納得できないお気持ちは非常に理解できました。


――どのように解決されたのでしょうか?

依頼者の方だけでなく、相手方である会社側の話も聞き、この事件が実際どういう事件なのかをよく考えました。
当然、会社側にも言い分があります。
私は労働者側の代理人ではありますが、依頼者の方の話しか聞かないというわけにはいきません。
先ほども申し上げましたが、一方の言い分だけでは重要な点を見落としている可能性があり、なかなか事件の全体像が把握できません。
依頼者の方、会社側、双方の主張をつき合わせて、実際のところはどうだったのかという事件の全体像や、双方が最も問題視している部分を把握するために、しっかりヒアリングしました。
そのうえで、やっぱり解雇は行き過ぎじゃないかということを会社側に説明しながら交渉し、その結果無事に依頼者の方の望む解決金を獲得できたときは嬉しかったですね。

また依頼者の方には、きめ細やかな説明を心がけていました。
どんな流れで問題を解決していくのか、見通しはどうなのか。
依頼者の方の不安を少しでも取り除きたい一心で、事細かに説明しました。
その事件は、私自身驚くほど、実際に私が説明していた通りに進み、結果的に見通し通りの解決になりました。
依頼者の方にも、本当に言われた通りになったとおっしゃっていただきましたので、ご納得いただけたようで私も安心しました。


――見通しが的中したんですね。その理由は何でしょうか?

事件の見通しを立てるには、やはりある程度の経験も必要だと思います。
今まで労働事件にもそれなりに携わってきましたので、どういう反論が出てきそうか、どういう解決になりそうかという点では、ある程度予測できる部分があります。
もちろん、すべてが想定通りに進むということは稀ですが、今回の事例は、その予測がぴったりとはまったケースだったんだと思います。

04 今後の展望、メッセージ

いかなる問題もご相談を。依頼者のため心を尽くす弁護士でありたい

――今後の展望を教えてください。

対応できる事件の幅を広げたいですね。
それは、必ずしも取り扱い分野を増やすということではありません。
例えば離婚問題でも、離婚を求める原因はその事案によってさまざま異なるわけですし、慰謝料、財産分与、親権、養育費など、当事者の状況によって請求する内容やそこで考慮される事情も変わってきます。
離婚に伴う慰謝料や財産分与で揉めている方が、配偶者の家族が経営する会社で働いていてパワハラを受けており、残業代も未払いになっているというような場合など、離婚のご相談から労働分野の問題が派生して、事件が非常に複雑になってしまうトラブルもあります。
このような、イレギュラーな事案にも適切に対応できる、“痒いところに手が届く”弁護士になっていきたいです。


――先生にとって法律とは何ですか?

法律って、結局は人間そのものなのではないかというふうに感じています。
基本的に、人の生活や営みの中で直面する問題について決められているルールが法律です。
受験生として法律を勉強していたときや、事件処理のために調査をしているときなどに、「実際にこういう問題が起こったからこそ、そういうときはこうしましょうというルールがわざわざ作られているんだなぁ」としみじみ感じる瞬間が多々あって、法律を理解するということは、人の暮らしを、そして人間そのものを理解しようとすることなのだろうと考えています。
私が司法修習生だった時に、その地域の当時の検事正が私たち修習生に対して、「森羅万象を知れ」というお言葉を贈って下さったのがすごく印象に残っているのですが、このお言葉もやはりそういう意味なのではないかなと思っています。
そう考えると、法律の世界はどこまでも奥深く、一生かけても理解しきれないもののように思えて絶望感すら覚えるのですが、できる限り目の前の事件と依頼者の方に一生懸命向き合っていきたいと思っています。


――最後にメッセージをお願いします。

ちょっとでも揉めそうだなと思われたら、早めにご相談にいらしてください。
時間が経つと、証拠の確保が難しい場合もあります。
残念ながら、相談が遅れたことで「あの時こうしておけばよかった」と後悔される方もいらっしゃいます。
そういうときは私も、本当に歯がゆい思いをします。
早めのご相談が何より重要ですので、気になること、心配なことがおありでしたら、どうぞお気軽にご相談ください。
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