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おがわ こうじ
小川 晃司弁護士
東京桜橋法律事務所
築地駅
東京都中央区明石町11-15 ミキジ明石町ビル4階
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インタビュー | 小川 晃司弁護士 東京桜橋法律事務所

負け筋でも、自信を取り戻す。逆境下のマネジメント論、法曹一家に生まれ育った使命と原点

一部上場企業の顧問や民事調停委員、地方自治体審議会のトップを務めるなど、20年以上に及ぶキャリアを通じ、数々の現場で重役を担ってきた東京桜橋法律事務所の小川 晃司(おがわ こうじ)弁護士。
とくに企業法務や不動産問題に強く、何度も修羅場をくぐり抜けてきました。

「最大の使命は、依頼者さまに自信を取り戻していただくこと」

逆境をものともしない馬力と執念に迫ります。

01 弁護士としてのキャリア

法曹一家に生まれ育ち、積み重ねた20年超のキャリアと経験

ーー弁護士歴は20年を超えます。これまでどんなキャリアを辿ってきたんでしょうか?

父、祖父、叔父、叔母。
いずれも弁護士という法曹一家で育ちました。
ただ、父とは一時期、不仲だったこともあり「弁護士になんかなるものか」と妙な意地があったんです。
でも、不思議なものですよね。
歳を重ねるうちに自然と弁護士を志すようになっていたんです。

弁護士になってからは、その父と事務所を共同経営するかたちでキャリアをスタートさせ、その後、現在の事務所に籍を置くことに。
計20年以上、一貫して力を入れてきた分野のひとつが企業法務です。
また、そのご縁から経営者の方々をはじめ、相続などの個人案件をお任せいただくことも多くあります。

02 得意分野と強み

一部上場企業顧問、民事調停委の経験も。企業法務や不動産で難題を解決

ーー企業法務と一口に言っても、いろんな業務があると思います。

契約書の作成や株主総会の対応、社員や取引先とのトラブル処理。
そうした一般的な業務はもちろん、より特殊な知識や経験が求められる事件にも何度も携わってきました。
M&A、特許や著作権をはじめとする知的財産、国際法務などです。

当事務所には、M&Aなどそれぞれのテーマに詳しい弁護士が揃っています。
案件に応じて、複数の弁護士が連携して対処する。
そんなチーム力も大きな武器でしょう。

また、顧問先も数多く抱えています。
私自身も一部上場のメーカーのほか、ITや不動産、アパレル、エンタメなど幅広い業界で顧問経験があります。


ーー守備範囲の広さが光りますね。それ以外に、事務所の外でもいろんな活動に従事されているとお聞きしました。

私の出身地で、今も暮らす川口市(埼玉県)では以前、開発審査会や情報公開・個人情報保護運営審議会、公平委員会でいずれも会長(または委員長)職を務めた過去があります。

それと、東京簡易裁判所の民事調停委員です。
これは裁判所から選任され、調停をスムーズに進めるために中立的な立場からアドバイスをしたりする仕事です。

私はそのなかでも、とくに不動産に関する賃貸借の賃料増減紛争を多く扱っています。
弁護士としてだけでなく、調停委員としても不動産紛争に数多く関与してきたんです。
不動産に関しては、川口市の開発審査会でも都市計画法などについて相当勉強してきました。


ーーでは、不動産も得意分野のひとつといえそうですね。

はい、オーナーや仲介業者、マンションの管理組合などから、よくご相談をいただいていますね。

契約書のリーガルチェックや未払い家賃の回収、建物明け渡し請求はもちろん、大規模マンションの漏水トラブルなど欠陥住宅問題を扱ったこともあります。
複雑な事案を含め、どんなご依頼にも対応できる。
企業法務と同様、不動産問題も胸を張ってそう言えます。

その不動産の事案で、強く印象に残っている事件があります。
徹底した調査で建物明け渡しを成功させた事例です。


ーーどんな事件だったんですか?詳しく聞かせてください。

反社会的勢力らが占有していた物件。
彼らは内部を間仕切りで区切り、複数の人間を居住させていたんです。
これは、本来の契約内容とは異なる用法違反(目的外利用)です。

ただ、契約を解除して立ち退きさせるには、さまざまな条件をクリアする必要がありました。
本件で争点になったのは、間仕切りで区切った2つの占有部分を特定できるかどうか。
ただ、許可なく内部に立ち入れない以上、それを特定することは至難の業でした。

それでも、あるルートから住居内部の見取り図のコピーを入手できたんです。
これ以上の詳細は伏せますが、それが決定打になり明け渡しを実現できた事件でした。

03 事件解決のスタンス

前進する「自信」を取り戻す。逆境を打破する事件のマネジメント力

ーー民事調停委員は現在も続けていらっしゃいますね。それが弁護士業務に活かされている面はあるんでしょうか?

一言でいうなら、事件のマネジメント、調整力でしょうか。

調停委員は、言い換えれば仲介役です。
一方の側につく代理人と大きく異なるのは、双方の当事者から十分話を聞いたうえで、第三者の視点で助言や判断を下すこと。
その経験は、意見が食い違うなかでもうまく落とし所を探る作業などに活かされているはずです。

私が依頼者さまに最もご提供したいのは、単なる法律的な知識やスキルではなく、自信の回復です。

会社であれば、心置きなく経営に集中できるように。
個人の方であれば、安心して平穏な生活を送れるように。
不安や迷いを払拭し、過去にとらわれずに力強く前へ進む。
そんな風に自信を取り戻していただくためのお手伝いをすることが、私たちの仕事の大きな価値だと思っています。


ーーその自信は、事件に対する「納得」から生まれるものでもありそうですね。

私たちがお受けするのは、決して勝ち筋の事件ばかりではありません。
劣勢必至、負け筋の事件も少なくないんです。

勝ち筋の事件で勝つのは当たり前。
それ以上に大事なのは、逆境下でもなんとか勝ちをもぎ取ること。
そして、たとえ負けるにしても、依頼者さまの自信の回復につながるような結果をつかみ取ることです。
そこは絶対にゆずれないモットーのひとつとして、どんな事件に向き合ううえでも大切にしていますね。

「あの言葉が決め手になりました」

これは以前、離婚のご依頼をいただいた女性から告げられた言葉です。
私以外にも複数の弁護士に相談されていたなかで、私が口にした「お子さんの幸せを最優先に考えてください」という一言に心を打たれたと話してくださったんです。

女性はその後、同じような悩みを抱える女性を支えるコンサルタントになるんだと力強く語ってくださいました。
それをお聞きしたときは、自分のことのようにうれしかったですね。

04 依頼者への思い

法律は暮らしを豊かにする道具、今よりも幸せになるためのツール

自身で手がけた苔玉は、事務所の相談室に飾られている。
ーー依頼者思いの姿が印象的ですが、仕事以外の小川先生の素顔も気になります。

読書、料理、ガーデニング、手芸、三線、旅行、カヤック。
挙げたらキリがないくらい、趣味はたくさんあるんですよ。

我が家の料理担当は、もっぱら私です。
パンは自作で、平日の朝から本格的なピザをつくることもあります。
盆栽のひとつである苔玉づくりにも熱中していて、作品を事務所に飾ったりもしていますね。

こうした趣味が、法律構成などの実務に役立っている面は間接的にはあるかもしれません。
ただ、それ以上に強く感じるのは、結果として依頼者さまとの距離を縮めるツールになっていることです。

これは、決して打算的な考えではありませんよ。
依頼者さまと信頼関係を構築する、事件をうまく解決する。
そのためには、フランクリートーク(率直な会話)がとても大事なんです。
ふとした会話のなかから本音が浮かび上がり、一気に事件の本質、核心に迫っていく。
得てして、そういうことがよくあるからです。


ーー最後に、依頼者へのメッセージをお願いできますか?

ぜひみなさんにお伝えしたいのは、法律は暮らしを豊かにする道具であるということです。

法律と聞くと、小難しく高尚なイメージを浮かべる方もいらっしゃると思います。
ただ、法律は社会常識を形にしたもの、私たちの生活と隣り合わせに存在するものです。
そして、何より人を幸せにするためのものなんです。

ご相談にいらっしゃったときよりも、幸せになって帰っていただきたいーー。
法律のプロとして、これからもその思いを胸に依頼者さまのために力を尽くしていく覚悟です。
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