遺産相続する時に考慮することとは

父が病気で亡くなりそうで、私の兄と父の遺産相続の割合で揉めています。父は離婚していて子供は私と兄の二人です。

兄と私の年収が500万以上は違うのですが、これは考慮されるのでしょうか?二人の仕事の関係性は全くありません。
父が入院するまで父、兄、私はそれぞれ別々に暮らしていました。父が今年の7月に倒れてからは兄が入院している父のお見舞いに行ったり医師と治療方針を話したり、病院を何度か変えたりしました。私は遠く離れたところに暮らしているので中々行けません。この場合の兄の父への寄与分はどのくらいになるのでしょうか?
また、もし父が亡くなった後、父が住んでいた所に兄は母と暮らそうとしています。母はまだ元気ですが、今後母の面倒を見ることになるかもしれないということでこれも寄与分になるのでしょうか?いくらくらいになるのでしょうか?
宜しくお願い致します。

相続の割合や具体的な金額を決めるに当たり、お兄様とご相談者様の収入の差は通常考慮されません。

寄与分が認められるためには、「特別の寄与」があるといえる必要があります。お書きになられているご事情は通常「特別の寄与」とまではいえなさそうです。

お父様の状況にもよりますが、お亡くなりになられてからでは、そもそも財産として何がどれだけあるのかも不明になるケースもあります。お父様に遺言書を作成してもらうことも含め、ご検討いただければと存じます。

兄と私の年収が500万以上は違うのですが、これは考慮されるのでしょうか?

いいえ。

父が入院するまで父、兄、私はそれぞれ別々に暮らしていました。父が今年の7月に倒れてからは兄が入院している父のお見舞いに行ったり医師と治療方針を話したり、病院を何度か変えたりしました。私は遠く離れたところに暮らしているので中々行けません。この場合の兄の父への寄与分はどのくらいになるのでしょうか?

普通の寄与では、寄与分としては考慮されません。
特別の寄与が必要になります。
お見舞いに行ったり、医師と話をしたくらいでは、特別の寄与とは言いにくいですね。

また、もし父が亡くなった後、父が住んでいた所に兄は母と暮らそうとしています。母はまだ元気ですが、今後母の面倒を見ることになるかもしれないということでこれも寄与分になるのでしょうか?

具体的な事情によっては、母が亡くなった時に、寄与分として認められる可能性はあると思います。

兄と私の年収が500万以上は違うのですが、これは考慮されるのでしょうか?
・・・考慮されません。
父が今年の7月に倒れてからは兄が入院している父のお見舞いに行ったり医師と治療方針を話したり、病院を何度か変えたりしました。この場合の兄の父への寄与分はどのくらいになるのでしょうか?
・・・ほとんど評価されないでしょう。

母はまだ元気ですが、今後母の面倒を見ることになるかもしれないということでこれも寄与分になるのでしょうか?いくらくらいになるのでしょうか?
・・・母の死亡時の問題で それまで兄がどの程度の支援をしたかによります。