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たなか かをる
田中 薫弁護士
丸の内中央法律事務所
有楽町駅
東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル817区
対応体制
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  • 夜間面談可
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インタビュー | 田中 薫弁護士 丸の内中央法律事務所

相続や不動産、建築に詳しく、上場企業の顧問も。剣道で培った「不動心」でタフな交渉や裁判に挑む

不利な事件でも、どこかに活路を見出すーー。
丸の内中央法律事務所の田中 薫(たなか かをる)弁護士は、そんな気概と執念で事件解決に力を尽くしています。
得意分野は相続と不動産、それに企業法務です。
これまで持ち前の粘り強さでタフな交渉を何度も実らせてきたほか、従業員との労働トラブルをはじめ裁判の経験も豊富にあります。
弁護士だった祖父と父の背中を追うように、依頼者のために奮闘する日々に迫ります。

01 原点とキャリア

弁護士一家に生まれた少年が追いかけた夢。亡き父と共闘した日々

ーー小さい頃から弁護士になることを志していたそうですね。

祖父、叔父、父が弁護士だったため、法律が身近な環境で育ちました。
父から出題される法律のクイズがおもしろくて、自然と法律に興味を抱くようになりました。
そして、いざというときに大切な人を守ることができ、自らの信念に従って行動できる弁護士の仕事に憧れるようになったんです。

父は数年前に闘病の末に他界しましたが、生前は助言をもらったり、父の案件を引き継いだりと、同じ弁護士として過ごす時間はかけがえのないものでした。
父はあまり多くを語らない性格でしたが、母からはうれしそうにしていたと聞きました。


ーー弁護士としてのキャリアについてもお聞きします。

はじめに、今とは別の都内の法律事務所に約9年勤務しました。
代表は有名な事件もたびたび手がけ、とにかく仕事に厳しい方でした。
創意工夫を怠らず、どんな事件も熱意を持って粘り強く取り組むこと。
事件処理や仕事に対する姿勢を、みっちり叩き込まれましたね。

その後現事務所に移籍し、今に至ります。
当事務所は歴代の代表らが日本弁護士連合会の会長を歴任するなど、ベテランから中堅、若手まで幅広い世代の弁護士が揃っています。

取扱分野としては企業法務に強く、大手や上場企業を含め顧問先を数多く抱えています。
私も企業法務に注力しながら、個人案件も以前の事務所で多く扱った相続と不動産を中心に積極的にお受けしています。

02 得意分野と強み①

遺産分割、不動産の売買や賃貸借。多彩な交渉方法で有利な展開へ

ーー個人案件では、とくに相続と不動産に詳しいんですね。

前事務所の顧問先だった大手信託銀行から大量の案件を紹介いただき、当時は来る日も来る日も、相続や不動産の事件に携わっていました。
遺言や遺産分割、不動産の売買や賃貸借をはじめ、経験値の高さには自信があります。

相続や不動産は、チームプレーも重要です。
相続税の申告や不動産の鑑定などには、士業との連携がカギを握るからです。
私の周りには、税理士や不動産鑑定士など信頼できるプロフェッショナルが揃っています。
協力してワンストップで多角的なサービスをご提供できることは、依頼者さまの助けになるはずです。


ーーここのところ、不動産地価が全国的に上昇しているようです。その影響はありますか?

地価の上昇は賃料の増額に直結します。
値上げを通告された際に家主と交渉したり、逆にオーナー側の代理人として増額を求めたりと、これまでも双方の立場でたびたび交渉に臨んできました。

不動産についてはそれとは別に、原状回復費をめぐってトラブルになるケースも多いです。
たとえば、商業施設やオフィスビルなどでテナント営業している店舗です。
店内の装飾や構造を変更したりした結果、退去時に高額な原状回復費を請求されるケースがあるんです。


ーーそれは厄介な事態ですね。

そのようなケースでは建築基準法などが関わってくるため、不動産や建築に詳しい弁護士でないと対応は難しくなるはずです。
ただ、私の場合は豊富な経験と、建築士などとのネットワークを活かし、総力を挙げて事件解決に取り組ませていただいております。

もちろん、場合によっては交渉が難航するケースもあります。
それでも、最後まで根気強く闘い抜くのが私のモットーです。

どんなに不利な事件や劣勢に追い込まれても、どこかに活路を見出せないかと必死に考え、勝ち筋を一度つかんだら絶対に離さないーー。
常にそんな強い気概で、交渉の場に身を置いてきました。


ーー交渉には得意意識があるんですか?

キャリアを通じて場数を踏みながら、多様な交渉方法を身につけてきました。

また、行動選択にまつわる有名なゲーム理論「囚人のジレンマ」や心理学を独学で勉強するなどし、交渉に必要なメリットとデメリットの整理、相手との駆け引きなどを日々学んでいます。

状況に応じて視点や角度を変えたり、硬軟織り交ぜたりと、柔軟な交渉術も私の強みだと自負しています。

03 得意分野と強み②

企業法務にも強く、顧問先多数。従業員との労働問題やカスハラ対応も

ーー次に、企業法務についてうかがいます。顧問先を多く抱えていらっしゃるんですか?

顧問先は上場から非上場企業まで、また不動産関係のほか、アパレルや自動車販売、倉庫業、ハウスメーカー、エンタメなど業種も多岐にわたります。

日常的な法律相談、取引先や顧客とのトラブル対応はもちろん、M&Aや株主総会指導、会社設立、上場会社の新株発行、商標をはじめとする知的財産等、幅広くカバーしています。
従業員との労働問題も変わらず多いですね。

企業法務に関わる問題は国際案件を除き、一通り経験してきました。
守備範囲の広さが、最大の強みのひとつだと考えています。


ーー先ほど、従業員とのトラブルも多いとおっしゃっていましたね。

とくに多いのは、残業代やハラスメント、退職絡みのトラブルです。
裁判まで徹底的に争うことも少なくありません。
安易に妥協すると他の従業員にも同様の主張をされかねず、影響やダメージが長期に及ぶ恐れがあるからです。

一方、取引先や顧客などに対しては、慎重な判断が求められるケースもあります。
もちろん、過度なクレームなど理不尽で行き過ぎた相手には、一歩も引かずに毅然と対応すべきです。

ただ、今後も関係が継続する可能性がある場合は、双方の主張や利害をうまく調整し、どうにか着地点を見出すべきです。
できる限り早く対立を解消し、信頼関係を再構築できるよう心がけています。


ーークレームといえば、東京都ではカスタマーハラスメント(カスハラ)防止条例が施行されました。

カスハラが社会問題化している近年、企業の意識や姿勢は変わってきており、行き過ぎた要求やクレームに厳しく対処する動きが目立っています。

放置すると現場の従業員が精神的に疲弊し、休業するような事態を招きかねません。
理不尽なクレームを突きつけてくるような相手には、私が前面に出て毅然と対応させていただきます。
困ったことがあれば、ぜひ頼っていただきたいですね。

04 悩んでいる人たちへ

「1日も早く」「1円でも多く」。依頼者に寄り添い、利益を最大化する

ーープライベートについてもお聞きします。これまで打ち込んできたことなどはありますか? 

中学生の頃から剣道を25年以上続け、また大学時代には麻雀にも熱中していました。

剣道では何事にも動じない「不動心」、麻雀では徹底した準備や最善を尽くすことの大切さを学びました。
冷静に状況を分析し、いざというときには勝負に打って出るーー。
こうした勝負眼は、弁護士業務にも大いに役立っているように思います。

加えて、弁護士として大切にしている言葉があります。
三井物産の社長などを歴任した石田 礼助さんの「粗にして野だが卑ではない」という言葉です。
弁護士にはときに荒っぽい対応や言動が必要な局面もありますが、最後の矜持として品格や志を保つこと。
それを肝に銘じて、日々の業務にあたっています。


ーー力強いですね。最後に、読者へのメッセージをお願いできますか?

私は、依頼者さまのお話を時間をかけてじっくりお聞きし、一人ひとりが置かれている状況をわかりやすくご説明するとともに、解決の方針を明確化して丁寧にお伝えするようにしています。

そのうえで、「1日も早く」「1円でも多く」との思いで依頼者さまの利益をとことん追求し、一つひとつの事件に全力で立ち向かうことをお約束します。
ぜひ安心して悩みや不安を打ち明けていただけるとうれしいですね。
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