石塚 大介弁護士のアイコン画像
いしづか だいすけ
石塚 大介弁護士
石塚法律事務所
北千住駅
東京都足立区千住2-18 為静ビル4階401
対応体制
  • カード利用可
  • 分割払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • メール相談可
  • WEB面談可
注意補足

事前にご予約をいただければ、時間外・土日祝日も対応可能です。

インタビュー | 石塚 大介弁護士 石塚法律事務所

“もめない相続” 家族の問題に強い北千住の代表弁護士。内縁関係の男性から希望額の財産分与を手にした離婚調停

大手事務所などで経験を積み、東京・北千住で独立した石塚法律事務所の石塚 大介(いしづか だいすけ)弁護士。
とくに相続と離婚・男女トラブルの解決実績が豊富にあり、内縁関係にあった男性から希望額の財産分与を手にした功績などが光ります。
やさしい笑みを浮かべ、どんな人も温かく迎え入れる。
そんな人情味あふれる弁護活動に迫るとともに、家族の問題にこだわる理由をお聞きしました。

01 キャリアの歩み

民間企業の法務部、大手事務所などを経て独立。北千住への思い

ーー現事務所は昨年(2024年)に開設されたそうですね。

大手の法律事務所などで働き、独立しても十分やっていけるだけの経験を積んできました。
現在、おかげさまでお問い合わせが増えてきている状況です。

事務所は北千住駅から徒歩3分の場所にあります。
ここを選んだのは、愛着のある街だからです。
とくに以前、隣駅の町屋に住んでいた頃は買い物などでよく遊びに来ていました。

今も北千住駅を通るJR常磐線沿いに暮らしています。
大好きな地域の方々のお役に立ちたかったんです。


ーーそれ以前はどんな事務所に勤めていらっしゃったんですか?

はじめに、民間企業の法務部で働きました。
金融と情報・通信、この2つの会社に勤め、社内弁護士として契約書の作成業務などに携わりました。

それから都内の法律事務所に移籍し、さらに全国各地に支店を持つ大手の事務所に就職しました。
大手事務所には5年以上在籍し、離婚・男女トラブルや労働問題、刑事事件、交通事故とさまざまなご相談をお受けしてきました。

02 注力分野と強み

認知症が絡み、難航しがちな遺産分割。“もめない相続”を目指して

ーー現在、重点的に受けている相談内容を教えてください。

最も力を入れているのが、相続と離婚・男女問題です。

以前勤めていた事務所では全体の約9割を相続が占め、大手事務所での勤務時代は離婚を最も多く扱っていました。
どちらもいろんなパターンを見てきたため、解決のノウハウ、引き出しの多さには自信があります。

長く音信不通だった相続人が急に現われ、お金を要求してきた。
亡くなった親と同居していた兄が、遺産をどこかに隠しているのではないか。
相続では、そんなご相談をよくいただきます。

それと、最近目立つのは認知症が絡むケースです。


ーー具体的に、どんな問題が起こっているんですか?

認知症を患っていた親御さんの遺産について、同居するお子さんの使い込みが疑われるような事例が頻発しています。
たとえば以前、親御さんは運転免許を持っていないにも関わらず、なぜか車を購入していたこともあったんです。

認知症を理由に遺言の信用性が覆され、無効になることもあります。私も過去に、そんな事案に携わったことがありました。

生前に遺言を作成したとされる亡くなった方は当時、認知症を患い介護施設に入居されていたんです。そのため、当時の症状から考えるとご本人では用意できないはずだと裁判所に判断されました。あたかも本人の意思であるかのように、第三者が主導したものだとする可能性を否定できないとされたんです。

認知症が問題になるか否かに関わらず、相続はお互いに疑心暗鬼になったり不信感が渦巻いたりと、感情のもつれから紛争が長期化するケースが少なくありません。


ーー解決するために、どんなことを大切にされていますか?

相手に全力で主張をぶつけるのか、それとも事後の関係を重視して円満解決を図るのか。
まずは、依頼者さまのご意向をじっくりお聞きすることから始めます。

それによって、戦略や方針が変わってくるからです。
相手は身内ですから、よく話し合いながら慎重に判断するようにしています。
友好的な決着をご希望なら、ときには相手の主張にも耳を傾けながら、着地点を見つけるまで粘り強く協議します。

大切なのは、“もめない相続”をどう実現させるか。
実は、まさに『もめない相続』というタイトルの書籍を前職時代のメンバーとの共著で執筆したんです。
まったく知識のない方々にもご理解いただけるように、遺言や遺産分割などについてわかりやすく解説した入門書です。

書籍と同じように、私はご相談時には難しい言葉を使わないこと、仮に使っても必ず丁寧に解説することを徹底しています。
依頼者さまを置き去りにしたまま、議論を先に進めるようなことは決してしません。

03 過去の解決事例

内縁関係の既婚男性に財産分与を請求。調停で希望する額の支払いに合意

ーー離婚・男女問題では、どんな事件を担当されてきたんでしょうか?

内縁関係にあった男性から、財産分与を希望する金額を手にした事案があります。

ご依頼いただいた女性は、長年一緒に生活していた既婚男性から、急に関係解消を求められたそうです。
その期間の財産分与を請求したいとご相談にいらっしゃいました。

ただ、それ以前に何度も別の弁護士に相談したようですが、そのたびに断られてしまったそうなんです。


ーーどうしてですか?

「不倫だから、お金は取れませんよ」。
そんな風に、あしらわれてしまったとおっしゃるんです。
ただ、不倫とはいえ、お二人は長く共同生活を送っておられました。
内縁関係が成立するはずで、それなら法律上、財産分与を請求できるんです。

依頼者さまにそうお伝えすると、「やっと(助けてくれる人が)見つかった」といった様子で、安堵の表情を浮かべていらっしゃいましたね。

それで実際に、男性側に請求することにしました。
話し合いでは折り合えなかったものの、その後申し立てた調停の1回目で希望する金額の回答を得ることができました。
こちらが希望した請求額を丸々、相手が支払うと歩み寄ってきたんです。


ーーあきらめずに弁護士を探し続けた。その努力が実った瞬間ですね。

あとでご本人からお聞きしたんですが、もし私に頼んでもダメだったら、もうあきらめようと思っていたそうです。
仮にそうなっていたら、1円も受け取れずに終わっていたはずです。

男性との別れはショックが大きかったはずですが、女性は「これで決心がつきました」と前を向いておられました。
なんとかお役に立てて、私も本当にうれしかったですね。

離婚も相続も、私が心がけているのは、一人ひとりに合った解決策をご提示することです。
どちらも感情が複雑に絡み合ううえ、置かれている状況や事情、ご希望はそれぞれ違うからです。

また、私事ですが昨年、第二子が誕生しましてね。
親権や養育費、面会交流など、お子さんが関わる問題にも、これまで以上に心を込めて向き合えるようになりました。

04 悩んでいる人たちへ

「ひとりで抱え込まないで」。パワハラを乗り越えた苦労人の言葉

ーー先生は終始、にこやかな表情を浮かべながらお話される姿が印象的です。

確かに、温厚な性格だとよく指摘されます。
そのせいか、昔から友人の相談に乗ることが多かったんです。
ただ、当時の私は悩みを受け止めることはできても、最終的に決着をつけられるわけではありません。
そのたびに痛感した悔しさが、弁護士を志した原点になっているんです。

ただ、すぐには司法試験に合格できなかったんですよ。
その間は勉強と並行して生活費を稼ぐため、引っ越しや中華料理屋の厨房、塾講師、遺跡の発掘作業など、ここでは挙げきれないほどいろんなアルバイトを経験しました。


ーー苦労しながらも、なんとか射止めたお仕事だったんですね。

少し回り道をしましたが、いろんな境遇の人たちと出会い、人生経験を積めた気がしますね。

アルバイトを多く経験していますので、理不尽なことをされたり、つらい仕事であったり、パワハラに苦しんだりしたこともありました。
それも含め、苦労した分、理不尽な目に遭っている方々のお気持ちに寄り添えるのではないかと思っています。

相続や離婚をはじめ、家族の問題は周囲に悩みを打ち明けづらく、ひとりで抱え込んでおられる方がたくさんいらっしゃるはずです。
弁護士には守秘義務があるので、なんでも気軽にご相談いただきたいですね。
胸につかえた思いを吐き出すだけでも、きっとお気持ちが楽になるはずですから。
電話でお問い合わせ
050-7586-3772
時間外

※お電話の際は「ココナラ法律相談を見た」とお伝えいただくとスムーズです。