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かみむら ゆうき
上村 優貴弁護士
上村・髙橋法律事務所
谷町四丁目駅
大阪府大阪市中央区徳井町2-1-2 徳井町アリストビル4階
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • メール相談可
  • WEB面談可
注意補足

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インタビュー | 上村 優貴弁護士 上村・髙橋法律事務所

「子どもにつらい思いをさせたくない」。親権や養育費など離婚の実績多数、中小企業の顧問も

大阪市内の2つの事務所で経験を積み、気心の知れた同期とともに共同開業した上村・髙橋法律事務所の上村 優貴(かみむら ゆうき)弁護士。現在とくに力を入れているのが、離婚・男女問題と企業法務です。離婚そのもののほか、親権や養育費など子どもが絡む問題にも強く徹底的に闘い抜くのがモットーです。企業法務ではスピード対応を重視し、社会保険労務士にも登録しており労務に強いほか、知的財産にも精通しています。これまでの実績や依頼者への思いなどをお聞きしました。

01 これまでのキャリア

2つの事務所勤務を経て独立。同期と2人で開業、それぞれの強みを融合

ーーはじめに、キャリアの歩みをうかがいます。

現事務所を開業するまでに、大阪市内にある2つの法律事務所に勤務しました。

最初が、一般民事を中心に個人・法人案件を幅広くカバーする事務所。次の移籍先は、企業法務を軸とする事務所です。2つ目の事務所では、東京にある支店の代表も務めさせていただきました。

たっぷり6年かけて一通りの知識や心構えを身に染み込ませたうえで、同期の髙橋(政幸 弁護士)と現事務所を設立しました。


ーーおふたりの付き合いは長いんですか?

初めて出会ったのは、大学時代です。司法試験に向けて勉強していた予備校で知り合い、意気投合したんですよ。当時から、「いつか一緒に仕事できたらいいね」と夢を語り合っていたんです。

私から見ると、髙橋は要点を素早くキャッチし、わかりやすく説明するのが上手なんです。一方の私は、それ以上に書面づくりを得意としています。一つ一つの書面は、唯一無二の作品だと考えながら、たとえ短時間でも濃厚な書面に仕上げ、依頼者の要求に応えられるよう常に意識しています。


ーーお互いに補完し合っていると。いい関係ですね。

お笑い芸人のコンビでたとえるなら、『ロザン』が近いかもしれません。高学歴でも知られる理論派で、堅実なタイプの宇治原さんが私。人当たりがよく、親しみやすさや愛くるしさがにじみ出ている菅さんが髙橋。ざっくり、そんなイメージですかね。

お受けする事件の大半は、2人で一緒に当たっています。それぞれの強みを融合することで、より質の高いリーガルサービスを提供させていただいている自負があります。実際、おかげさまで設立以来、順調にご依頼をいただけている状況です。

02 得意分野と強み①

「2人の子どもを連れ去られた」。人身保護請求で強制的に連れ戻す

ーー幅広い事件を扱っているようですが、とくに注力している分野はありますか?

ひとつは、離婚・男女問題です。私自身、ひときわ思い入れが強い分野なんです。

というのも、私は小さい頃に両親の離婚を経験しているんです。母が必死に働いて育ててくれました。ただ、法律を勉強するうちに、財産分与や養育費、それから面会交流の制度など、離婚という問題にも、法的な解決方法がきちんと整備されていることを知りました。弁護士になって、離婚する方々の力になることはもちろんのこと、私と同じように、親が離婚することで苦しい思いをしている子どもたちの力になろうと決めたんです。


ーー実際にどんな事件を解決してきたのか。その一例を教えてください。

お子さまを、旦那さまにいきなり連れ去られてしまった事件があります。

ご依頼いただいた奥さまは旦那さまとの別居中、3人のお子さまと一緒に暮らしていらっしゃいました。事前に夫婦間で決めていた旦那さまと3人のうち、2人のお子さまとの面会交流の際に、そのまま旦那さまの実家に連れていかれてしまったんです。

お子さまを取り戻すための交渉、そして最終的には訴訟まで任せていただきました。


ーースムーズに引き渡してもらえたんですか?

いいえ、これが大変苦労しましてね。旦那さまもかなり気持ちが入っており、交渉は決裂。その後の裁判所での手続きで「母親に返すべき」という判断が下っても、頑なに拒否され続けました。

裁判所の職員と一度、お子さまが暮らす相手の実家を訪ねたときのことです。その場で2時間くらい、怒号が飛び交うような押し問答になりましてね。結局、そのときも連れ戻すことができず。本当に大変な思いをしました。

このままでは埒(らち)が明かないため、私たちはある手段に出ることにしました。


ーーどんな手段ですか?

「人身保護請求」を裁判所に申し立てました。これが認められれば、裁判所に連れてきたお子さまを、その場で直接引き渡してもらえるんです。

人身保護請求は本来、お子さまをめぐる夫婦間のトラブルというより、第三者が子どもを連れ去るなど誘拐に近いようなケースを念頭に置いたものです。なんとしてもお子さまを連れ戻すため、その枠組みを利用することにしました。

そして無事、勝訴判決を手にすることができました。奥さまがお子さまを抱きかかえた瞬間の、あの安堵と喜びに満ちた表情は今でも忘れられません。

その後、離婚の条件整備もお手伝いし、無事に離婚も成立。奥さまとお子さまは心機一転、新しい生活をスタートされました。


ーーあらゆる手を尽くして、とことんやる。すごい執念ですね。

子どもたちにはまったく罪はありませんからね。親や社会の都合で、子どもが不利益を被っている状況に目を背けることはできません。とにかく、子どもたちにはつらく悲しい思いをさせたくないんです。

親権や養育費などお子さまが関わる問題はもちろん、離婚・男女トラブル全般を積極的に扱っています。ぜひ私を頼っていただけるとうれしいですね。

03 得意分野と強み②

中小やベンチャーの顧問も。社労士に登録、労務や知的財産にも精通

ーー離婚・男女問題のほかにも、力を入れている分野を教えてください。

企業法務にも力を入れており、中小やベンチャー企業を中心に顧問弁護士を率先して引き受けさせていただいています。

以前の事務所では、業種でいえばコンビニチェーン本部や製薬、医療機器メーカーなど、さらに上場企業から大手、中小まで幅広い業種、規模の会社顧問を経験しました。

契約書のレビュー・作成から取引条件の取りまとめ、コンプライアンス体制の構築、株主総会の対応、不祥事やクレーム対策、企業間紛争などまで幅広くカバーしています。


ーー守備範囲が広いんですね。

また、労働問題の専門職で国家資格の社会保険労務士(社労士)にも登録しており、労務関係に詳しい点も強みです。

さらにもう1点、知的財産です。以前から関心があり、さらに知識やスキルを磨こうと今、大学院に通っているんです。知的財産法をみっちり学び、2025年3月に修士課程を修了予定です。

知的財産は特許をはじめ、どちらかというと大企業との関わりが深く、中小企業には縁がないと思われる方がいらっしゃるかもしれません。


ーー決してそうではないんですか?

たとえば、中小企業であっても、商標権や特許権を侵害されたとして、訴えられるリスクがないとはいえません。また、個人の方であっても、インターネットの掲示板や口コミ投稿サイトなどで、意図せず著作物を違法アップロードしてしまったりする恐れもあります。

そのあたりの予防措置とともに、トラブルが起きてしまった際の相手方との交渉、あるいは裁判まで含めて手厚くサポートさせていただきます。

04 事件解決のスタンス

最も大切にしているのはスピード対応と機動力。依頼者の心の声に耳を澄ます

ーー弁護士として大切にしていることを教えてください。

ひとつは機動力、スピード感を持って対応することです。とくに企業法務においては、この迅速な対応こそが最も重要だと考えています。

競争の激しいビジネスの世界では日々、あらゆることが目まぐるしく変化します。対応が後手に回ることで、経営や成長の歩みを止めてしまうようなことは絶対に許されません。夜間や早朝の対応はもちろん、必要あらば期限に間に合うように徹夜で書面を一気に書き上げるようなことも少なくありません。


ーー心強いですね。依頼者と接する際に心がけていることなどはありますか?

顔と顔を突き合わせ、丁寧にお話を聞くことです。口にしづらい、でも誰かに聞いてほしい。そんな不安や悩みに、依頼者さまが満足いくまでじっくり耳を傾けるようにしています。とくに離婚絡みでは、お金以上にご本人のお気持ちの問題も非常に大きいケースが多いですからね。

ありがたいことに、依頼者さまには「話しやすい」「しんどい思いを吐露できた」などと、相談後はいつも安心していただけます。

みなさまがここにいらっしゃるときは、どなたも人生に一度あるかないかの重大事に直面されています。一人ひとりの人生の岐路に携わることは責任重大ですが、私にとっては大きなやりがいでもあります。これからも、目の前の依頼者さまのために全力投球していく覚悟です。
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