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よしむら まどか
吉村 まどか弁護士
摂津総合法律事務所
北浜駅
大阪府大阪市北区西天満4-6-8 OLCビル2階
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • WEB面談可
注意補足

休日と夜間のご相談は、事前予約をお願いしております。 電話でのご相談は、面談をさせていただいたことがある方に限らせていただきます。

インタビュー | 吉村 まどか弁護士 摂津総合法律事務所

インハウスローヤーとして企業で得た経験。多くの人を助けるために再び弁護士事務所へ

心は温かく、頭の中は冷静に。
理想の弁護士像をそう語るのは摂津総合法律事務所に所属する吉村 まどか(よしむら まどか)弁護士です。

吉村先生は弁護士事務所での勤務を経験した後、外の世界を知るためにインハウスローヤーとして民間企業に就職します。
そして、その経験を活かすため2024年4月に再び弁護士事務所で働きはじめました。

豊富な企業法務の経験を活かして、心機一転新しい事務所でどのように活躍するのでしょうか。
吉村先生の熱い想いをお聞きしました。

01 弁護士になったきっかけ

音楽高校からの進路変更。法律で人を助けるために猛勉強
――なぜ、弁護士を目指そうと思ったのですか?

私は5歳のころからずっとピアノをやっており高校も音楽高校に通っていました。
そのままの道を歩めば音楽大学に進学するという人生だったのです。

音楽を通じて子どもと接することが多いなかで、将来は音楽療法士など音楽の力で人を助けられる仕事をしたいと思うようになりました。

しかし、あるとき新聞を見ると、弁護士が児童虐待の分野に関与できるようになったという記事を見つけました。
そのとき「弁護士になれば、子どもだけでなく多くの人を助けられる」と思い、弁護士を目指すようになったのです。


――音楽高校からの進路変更は大変だったと思います。

そうですね。
法学部を目指すと決心できたのは高校3年生の6月でした。
実はもう少し前から考えていましたが、音楽の道を捨てきれず迷っていたのです。

しかし、法律を使って人を助けられるという点に魅力を感じ「浪人してでも法学部に入って弁護士になる」と心に決めていました。
進路を変えたこともあり厳しい道のりでしたが、浪人することもなく無事に法学部に入ることができました。


――子どものころは、どのような性格でしたか?

ひとつの物事を長く続けることが多かったですね。
ピアノは5歳からずっとやっていましたし、小学校2年生から入った学習塾も長く続けていました。

ピアノの世界は厳しかったですが、私が通っていた学習塾はのびのびと自由に勉強させてくれました。
弁護士も専門分野の持ち方や働き方などを自由に決められるため、私の性に合っているのだと思います。

02 弁護士としてのキャリア

企業の実情を知るためインハウスローヤーに。得た経験を活用

――これまでの経歴を教えてください。

弁護士になってすぐ、大阪市内の法律事務所に入所しました。
この事務所が扱う法律分野は広く、労働事件や離婚事件、交通事故や不動産関係まで多種多様でした。

その後、企業の意思決定の現場を直接見てみたいと思い、大手電力会社にインハウスローヤーとして転職します。
この会社には3年ほど在籍し、はじめの2年半が国内の企業法務、そして最後の約半年は海外の企業法務をしていました。

そして、2024年4月に現在の事務所に移りました。


――再び弁護士事務所で働こうと思ったきっかけは何ですか?

企業で得た貴重な経験をより多くの人を助けるために使いたいというのが、今の事務所に入ったきっかけです。

今の事務所では、企業法務や労働問題、交通事故や相続、それに刑事事件や破産事件、不動産関係の事件を担当しています。
また、はじめの事務所で力を入れていた離婚事件にも、今後積極的に取り組む予定です。


――インハウスローヤーを経験して何を感じましたか?

法律事務所に相談されるような案件は、ある程度企業内で整理された後の状態です。
しかし、企業の中にいると整理される前の紛争に数多く直面します。

整理される前の状態なので絡み合った問題を解きほぐしたり、関係者との調整をしたりすることも必要です。
その中で、人の話を辛抱強く聞く力がつきました。

また、議論のベースは法律ですが、ビジネスの世界には法律だけでは語れない部分もあります。
そういった部分の調整力や、妥協点を見つける力もついたと思います。

03 解決事例

窃盗事件の刑事弁護に奔走。釈放後のサポートをすることも

――印象に残っている事件はありますか?

窃盗を何度か繰り返していた女性の刑事弁護を担当したことがあります。
盗んだものをきちんと返し、警察の捜査にも非常に協力的な方でした。
しかし、身柄の拘束は続いている……。

そこで、準抗告という手続きを取って身柄の釈放を申し立てました。


――準抗告ではどのようなことを主張したのですか?

警察が被疑者の身柄を拘束するのは、証拠隠滅や逃亡の恐れがあるためです。
依頼者さまは捜査に協力する姿勢があり、釈放後に身元を引き受けてくれるご家族もいました。
また、証拠がすべてそろっており、これ以上の捜査は必要ないと感じたのです。

それらを主張したところ、依頼者さまは無事に身柄を釈放されました。
依頼者さまの旦那さまからも、とても感謝されたのを覚えています。


――ほかにも、印象に残っている事例はありますか?

ホームレスの方が路上に放置されていた自転車を盗んだということで、刑事弁護をしました。
比較的軽微な犯罪で、しかも初犯だったため、おそらく不起訴になるという見立てでした。

私の予想どおり不起訴になったのですが、その方は釈放されても住む場所がなかったのです。
そこで、一緒に生活保護の申請に同行したところ、無事に生活保護を受けられるようになったという事例があります。

その後、その方から「先生に出会わなければ死んでいたかもしれません」と感謝の手紙をいただきました。

04 今後の展望

今後は残業代請求に注力。知見を活かして企業法務も継続
――今の事務所に移って間もないですが、今後力を入れたい分野はありますか?

今後は残業代請求に力を入れたいと思っています。
私がインハウスローヤーとして勤めていた企業は、1分単位で残業時間(労働時間)を管理していました。
はじめはそれが当たり前という感覚でしたが世の中には必ずしもそうでない企業もあり、サービス残業をしている事例もあります。

また、中にはご自身の雇用形態が雇用契約(労働時間に対して賃金が発生)なのか、業務委託契約(成果物に対して報酬が発生)なのか分からないまま働かれている方もいます。

後者の場合は残業代という概念がありませんが、実態は雇用契約で、残業代を請求できる可能性もあります。自身が締結している契約について悩まれる場合にも、ぜひご相談いただきたいです。


――一方で使用者側についてはいかがですか。

もちろん、これまでの経験を活かして使用者側の弁護や法務も引き続きやっていきます。
労働者側と使用者側双方の経験があるからこそ、依頼者さまにとって利益のある弁護ができると思っています。

05 弁護士として心がけること

経営のためにリソースを使う。あとは私にお任せください

――弁護士として、大切にしていることは何ですか。

依頼者さまのお話をよく聞く、ということを大切にしています。
まずは依頼者さまが話したいことを最後まで話していただく。
そして、依頼者さまが聞く姿勢になったところで、こちらの話をするようにしています。


――理想の弁護士像はありますか。

私の理想は「心は温かく、頭の中は冷静に」ということです。

弁護士として法的な見解を示すときは冷静に判断しますが、その裏には人間らしい温かい心をいつも持ち続けたいなと思っています。


――最後に吉村先生からメッセージをお願いいたします。

何か困っていることがあればお気軽にご相談ください。
私が力になりますので、一緒に解決策を探しましょう。
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