大塚 唯一弁護士のアイコン画像
おおつか ただかず
大塚 唯一弁護士
大塚法律事務所
浦和駅
埼玉県さいたま市浦和区岸町7-3-10-503 岸町コーポ
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • メール相談可
  • WEB面談可
注意補足

初回のご相談料は“時間無制限で無料”とさせていただいております。

インタビュー | 大塚 唯一弁護士 大塚法律事務所

破産や再生に強い浦和の代表弁護士。悪徳商法や出会い系サイトの詐欺も、交渉で代金回収へ

地域密着を掲げ、地元・浦和で独立した大塚法律事務所の大塚 唯一(おおつか ただかず)弁護士。
一般企業や法律事務所勤務などを経て、40歳で弁護士になろうと決心しました。
個人、企業の破産や再生案件に強く、消費者問題や刑事弁護にも力を入れています。
これまでに解決してきた多くの事件とともに、依頼者と苦楽をともにする決意と覚悟を語っていただきました。

01 弁護士を志した理由

法律事務所、法テラス、一般企業の法務部。実務経験を積み40歳で決断

ーー企業勤務などを経て弁護士になったとお聞きしました。

大学は法学部でしたが、卒業後はまず一般企業に就職しました。
その後、法律事務所や法テラス(日本司法支援センター)を渡り歩くことになります。

学生時代の知識を活かし、弁護士のアシスタントとして法律に関する事務の仕事を行っていました。
さらにそれからもう一度、一般企業に転職し、法務部の一員として訴訟対応や社内の法律相談を担当しました。


ーーそこからさらに一歩踏み込んで、今度は弁護士になろうと。

法律の仕事に長く携わるなかで、次第にその思いが強くなってきたんです。

今でも鮮明に覚えている思い出があります。
法律事務所に勤めていた頃、弁護士と協力し、詐欺被害に遭った方のお金を業者と交渉して回収したことがあったんです。その方から、丁寧な感謝のお手紙をいただき、改めて弁護士っていい仕事だなと思いました。

困っている人をそばで支え、直接手助けができるーー。
そんな弁護士の仕事に人生を賭けてみようと思いました。


ーー当時40歳だったようですね。大きな決断だと思います。

それ以降、平日は仕事を終えた後、休日は図書館で朝から閉館時間まで勉強漬けの毎日が始まりました。
ロースクールには通わず独学で勉強し、合格率が数%といわれる予備試験ルートで司法試験に合格しました。

ハードな日々でしたが、それほど弁護士への思いが強かったんでしょうね。

02 得意分野と強み①

個人の破産や企業の民事再生に注力。コロナ禍、物価高の苦境を救う

ーーそれから現在まで、どんなキャリアを歩んできたんですか?

名古屋市内の法律事務所に約3年勤めた後、地元の浦和に帰ってきて現事務所を開設しました。

以前の事務所は担当分野がある程度決められており、私は破産や再生などの債務整理を担当。
個人、企業案件とも相当な数の事件を扱いました。
ほかにも一般民事の裁判や企業顧問、刑事弁護、労働事件などにも携わりました。

現在も、個人と企業の双方から幅広いご相談をお受けしています。
なかでも、経験豊富で得意としているのが債務整理です。
また、消費者問題や刑事事件などにも力を入れています。


ーー債務整理についてはコロナ禍に物価高と、庶民の生活は苦しくなるばかりです。

コロナの感染自体は下火になっていますが、物価高の影響もあり生活者の家計が大きく改善しているようには見えません。

企業も同じです。
コロナ禍の特例融資の返済に追われ、中小企業を中心に倒産件数が増えているようです。
会社とともに、経営者ご自身が破産に追い込まれるケースも多いのが現状です。


ーー個人だけでなく、会社も支援しているのはなぜですか?

きっかけは司法試験の勉強中に、企業再生の第一人者といわれる弁護士の著書を読んだことでした。
取引先や従業員など、企業には多くの利害関係者がいます。
企業を救うことで、多くの人を助けられることに感銘を受けたんです。

個人の方々を含め、みなさんに声を大にしてお伝えしたいのは、なるべく早い段階でご相談いただきたいということです。
破産ではなく再生の道を探るなど、事業や生活の再建に向けていろんな手を打てるからです。

03 得意分野と強み②

詐欺被害の代金を交渉で回収へ。少年院送致を回避した試験観察

ーー消費者問題ではどんなトラブルが多いですか?

「通販や訪問販売で高額な商品を買わされた」。
「高価な絵画を売りつけられた」。
そんな被害の声が寄せられているほか、出会い系サイトやマッチングアプリをめぐるトラブルなども多発しています。

ただ、弁護士に頼めばお金を回収できる可能性があります。
業者の連絡先を突き止め、交渉するんです。
なかには、「またか」と何度も出てくる業者もあるんですよ。


ーー交渉によってうまく回収できた事例を教えてください。

訪問販売でうまい言葉に乗せられ、約300万円もの水晶を購入してしまった高齢者がいらっしゃいました。
これは明らかに詐欺ではないかと、娘さんからご相談いただいたんです。

あのときは交渉によって、7割ほど回収できました。
全額回収するのは現実的に難しいなか、7割なら十分成功といえます。

業者はあらゆる手を尽くしてお金をだまし取ろうとしてきますし、手口もどんどん巧妙化しています。
それでも徹底的にリサーチし、粘り強く交渉することが肝心です。


ーー頼もしいですね。

詐欺でいうと、組織的な詐欺への加担を疑われた人の刑事弁護を担当したことも心に残っています。

「お金になるから」と頼まれて作成した預金口座のキャッシュカードを譲渡したところ、それがオレオレ詐欺の振り込み口座に使われてしまったんですよ。
いくら本人がよく分かっていなくても、法律上は詐欺罪に問われます。
逮捕・起訴され、そして裁判へ。
組織性が濃かったため、最悪の場合は実刑を免れない心配もありました。


ーー結果はどうなったんでしょう?

なんとか執行猶予を獲得できました。
本人に犯罪を犯す意図はなく、むしろ被害者の側面もあると主張した結果です。

判決だけでなく、捜査当局に働きかけて接見禁止の解除と保釈を実現できたことも大きかったですね。
ご本人にも感謝いただき、お母さまからも「安心しました」とお手紙をいただきました。
お役に立てて、私もうれしかったですね。


ーー刑事事件は、詐欺のほかにもいろんな事件があると思います。

窃盗や暴行、性犯罪などはもちろん、少年事件も積極的に引き受けています。
その少年事件で、忘れられない出会いがありました。

ある容疑で少年鑑別所に入所した10代の女の子との出会いです。
保護観察中であったため、少年院に送られる可能性が高い状況でした。
それを防ぐために、裁判所にある提案をしたんです。


ーーどんな提案ですか?

「試験観察」です。
裁判所が最終的な処分を下す前に一定期間、少年少女の生活態度を観察して様子を見る制度です。
その状況を見てから判断するよう働きかけました。

そして彼女は約半年間、ある施設で住み込みで働くことになったんです。
彼女を励まそうと、私も毎月足を運びました。
顔を出すたびに、喜んでくれたことをよく覚えています。
結局、まじめな生活態度が認められ、少年院送致を回避することができたんです。


ーー心がじんわり温まるエピソードです。

彼女は当初、「大人は信用できない」といった様子ですぐに心を開いてくれませんでした。
ただ、接見のときに「私はあなたの味方だから」「なんでも話してね」と伝えたら、堰(せき)を切ったようにバーっと泣き出したんですよ。

こちらが心を開いて話せば、相手も心を許して信頼してくれる。
彼女との心の距離がグッと縮まった瞬間でした。

04 依頼者への思い

20代でアメリカ横断。山あり谷ありの人生、一緒にゴールを目指す

ーー弁護士を志した40歳での決断。今、どう振り返りますか?

弁護士になっていなければ味わえない経験、人との出会いに恵まれました。
あのとき思い切って決断して、本当によかったです。

借金苦に絶望している人、詐欺の被害に悩んでいる人、非行に走ってしまう少年少女。
弱い立場に置かれた人たちを、どうすれば助けられるか。
私の芯を貫いているのは、常にその思いです。


ーータフな仕事だと思いますが、たまには息抜きもされていますか?

散歩でリフレッシュしています。
数時間歩くことも珍しくなく、浦和に住んでいる今は川口市あたりまでよく歩いています。
徒歩だからこそ見える景色や発見があって、それが楽しいんです。

実は20代のとき、アメリカ大陸を数ヶ月かけて横断したこともあるんですよ。
あのときは車でしたが、デトロイトからニューオーリンズ、マイアミなどを経由してニューヨークへ、そこからロサンゼルスへ渡る旅でした。

人生は、どこか旅に似ているように思います。
山あり谷あり、雨も降れば霧もかかる。
うまくいくことばかりではありません。
行き詰まったときに、力になれるのが弁護士の存在意義です。
みなさんの悩みや迷いを、ぜひ私に打ち明けていただきたいですね。
一緒にゴールを目指して歩いていきましょう。
電話でお問い合わせ
050-7587-4042
定休日

※お電話の際は「ココナラ法律相談を見た」とお伝えいただくとスムーズです。