町田 耀一弁護士のアイコン画像
まちだ よういち
町田 耀一弁護士
佐野総合法律事務所
県庁前駅
千葉県千葉市中央区中央4-17-3 袖ヶ浦ビル6階
対応体制
  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • WEB面談可
注意補足

ご相談は、事前予約のうえご来所(面談)となります。 電話相談は有料です。 なお、法人・個人を問わずメールでの法律相談は一切承っておりません。 誠に恐れ入りますが、予めご了承ください。

インタビュー | 町田 耀一弁護士 佐野総合法律事務所

「必ずどこかに救いはある」。特殊詐欺で執行猶予を勝ち取った千葉の町弁、逆境を覆した執念

20人を超える弁護士を擁し、千葉県最大級の規模を誇る佐野総合法律事務所。
町田 耀一(まちだ よういち)弁護士は、その強力な布陣の一員として多くの事件を解決しています。
とくに不動産問題などに詳しく、刑事事件でも特殊詐欺で執行猶予、不同意わいせつで不起訴へ導いてきました。
「どんなに苦しくても、必ずどこかに救いはある」。
迷える依頼者のために、希望と光を探し続ける日々に迫ります。

01 現事務所の強み

所属弁護士は20人超、代表は弁護士会会長。千葉最大規模の「総合病院」

ーー新卒で現事務所に入られたそうですが、その理由を教えていただけますか?

就活中に目にしたある資料、そこに載っていた「総合病院」という言葉に惹かれたことが決め手になりました。

個人、法人を問わず、どんな分野のご相談にも幅広く対応する。
当事務所の方針が、私の目指す理想の弁護士像とピッタリ合致したんです。
ここでなら幅広い事件を経験し、みっちり力をつけられると考えました。


ーーまさに事務所名には「総合」の文字が入っていますね。

企業法務では県内の中小企業を中心に多くの顧問先を抱え、個人の方々からも離婚や交通事故、労働、債務整理、相続、刑事事件など幅広いご相談をお受けしています。

また、在籍する弁護士は20人以上(2024年11月現在)。
千葉県弁護士会の会長を務める共同代表(同)をはじめとするベテランから、私のような若手まで顔ぶれも多彩です。
その規模は、千葉県内ではトップクラスです(事務所調べ)。

所属弁護士には一人ひとりに得意分野があるうえ、状況によっては複数の弁護士がタッグを組み、それぞれの強みを活かしながら多角的な視点で事件解決に当たっています。

02 得意分野と解決事例

不動産に精通。特殊詐欺の受け子で執行猶予、不同意わいせつで不起訴も

ーー町田先生ご自身は、どんな事件をメインに扱っているんですか?

とくに多いのは、不動産や刑事事件、それに破産をはじめとする債務整理です。
加えて労働や離婚・男女問題などの経験も豊富にあるほか、中小企業の法律顧問も任せていただいています。

不動産では法人からのご依頼が多く、賃貸や売買、建設請負工事などの契約チェック、さらに建物明け渡し請求などで訴訟から強制執行まで手がけることもあります。


ーー不動産で印象に残っている解決事例があれば教えてください。

ある借主に対して約500万円もの債権が残っており、その回収を託された事案です。

保証人にもコンタクトを取ったものの、交渉段階では首を縦に振らず、訴訟に打って出ました。
するとこちらの主張に怯んだのか、相手はその最中に和解案を出してきたんです。
それは、約400万円を支払うとするもの。
全額とはいかなかったものの、いわゆる勝訴的和解です。
依頼者さまにも十分ご満足いただけました。


ーーまったく回収できないリスクもあると考えると、大半が返ってくるのは大きいですよね。

それと、刑事事件でもつい最近、会心の結果を手にした事案が2つあるんです。
特殊詐欺と、不同意わいせつ事件です。

特殊詐欺は、受け子として関わった4件もの事件で起訴されたケースでした。
特殊詐欺はその凶悪性から、実刑判決が下ることが多いんです。
ただ、4件それぞれの被害者全員と示談でき、執行猶予を勝ち取ることができたんです。


ーー4件の被害者全員と示談できたんですか?すごい交渉力ですね。

当然、心底お怒りの方もいらっしゃいましたからね。
とてもタフな交渉でした。

依頼者さまのご家族に、なんとか被害弁償の資金を捻出してもらいましてね。
被害に遭った方々にはそれを含め、とにかく誠実に向き合って謝罪し尽くしました。
最後はその思いが通じて、ホントによかったです。


ーー不同意わいせつの事件についても、詳しく聞かせてください。

これも同じように、被害者との間で示談を成立させられた事案です。
それによって起訴を免れ、不起訴に持ち込むことができました。

「示談には絶対に応じない」。
被害者側は当初、そんな雰囲気を漂わせていたんです。
それでも折れずに粘り強く働きかけ、固い扉をこじ開けることができました。

実はこの事件は報道までされてしまったんですが、不起訴になったことでそれ以上の大ごとにはならず、依頼者さまも胸を撫で下ろしておられましたね。

03 依頼者への思い

「必ずどこかに救いはある」。絶望を希望に変える原動力と覚悟

ーー先ほどのような粘り強さや執念は、一体どこから湧き上がってくるんでしょうか?

少し小っ恥ずかしいですが、一言でいえば正義感でしょうか。
依頼者さまの「力になりたい」という気持ちです。

そもそも私が弁護士を志した原点は、私自身が大学生のときに消費者トラブルに巻き込まれたこと、自営業をしていた祖父が危うい目に遭いかけたこと。
その経験から法律の重要性を痛感するとともに、困っている人の助けになろうと決意したんです。

悩んでいる方を目の前にすると、どうしても放っておけないんですよね。
「これは許せない」「なんとかしたい」とスイッチが入った瞬間に、どんどん力がみなぎってくるんです。


ーー依頼者への思いこそが、最大の原動力になっていると。

先ほどご紹介した、特殊詐欺の受け子の方もそうです。
極度の金欠と生活苦から犯罪に手を染めてしまったんですが、ここで口にするのははばかられるほど、それは悲惨で切羽詰まったどん底の状況だったんです。

逮捕・勾留されてからも、だいぶ精神的にまいっておられました。
あのような組織犯罪は接見禁止期間が長引き、孤独なんですよね。
それでも、少なくともご家族とは1日でも早く顔を合わせられるよう、捜査機関にかけあって接見できるようにもしたんです。


ーー本人も家族も、接見できたときはきっと安心したでしょうね。

突然ですが、私は小説家・朝井リョウさんの作品が好きでよく読んでいるんです。
最近では映画化もされた『正欲』などで知られ、男性としては史上最年少の直木賞作家でもあります。
その数ある作品のなかでも、『どうしても生きてる』が私の一番のお気に入りです。

朝井さんの作品には、絶望や社会の影を深く描き出すようなものがたくさんあります。
ただ、それでもどこかに、希望や救いを込めているように見えるんです。

ですから、私も絶対に希望を捨てたくないんですよね。
どんなにつらい状況でも、必ずどこかに救いはある。
そう信じて、依頼者さまと一緒に、どんな苦難も乗り越えていこうと思っているんです。

04 今後に向けて

不動産、運送、金融。法律顧問として地域の中小企業を支える

ーー熱意と覚悟が伝わるお話でした。その一方で、口調や佇まいはとてもソフトで穏やかな印象も受けます。

心のなかは依頼者さまへの思いで燃えたぎっていますが、もともとおっとりした性格ですし、口調も普段はこんな感じです。
ですから、依頼者さまには「話しやすい」「穏やかな人で安心した」などとおっしゃっていただくことが多いですね。

ご相談の際、依頼者さまとは腹を割ってなんでも話せる関係を大事にしています。
こまめにコミュニケーションをとり、じっくりお話を聞きながら、ご説明はわかりやすく丁寧に。
それが、私が大切にしているスタイルです。


ーー最後に、今後の抱負などをお聞かせください。

今回おもにご紹介したような個人案件に引き続き注力するとともに、企業法務でもこれまで以上にみなさまの力になりたいと考えています。

当事務所は、行政や金融、医療、不動産、建設、運送、飲食など幅広い業界の法律顧問をお任せいただいています。
フリーランスの方々を含め、どうか遠慮なく気軽にご相談いただけるとうれしいですね。
電話でお問い合わせ
050-7586-7044
定休日

※お電話の際は「ココナラ法律相談を見た」とお伝えいただくとスムーズです。