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なかい じゅんいち
中井 淳一弁護士
法律事務所シリウス
葭川公園駅
千葉県千葉市中央区中央3-18-3 千葉中央ビル4階
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
  • 夜間面談可
  • WEB面談可
注意補足

分割・後払いの可否は事案によります。 面談は事前予約が必要となります。

インタビュー | 中井 淳一弁護士 法律事務所シリウス

日英弁護士資格を有する国際派。異国が絡む事案なら、文化や法律の違いを抜かりなくチェックして最善の解決へ

日英の弁護士資格を有し、堪能な語学力で英語圏の相手とも対等に渡り合う、弁護士法人シリウスの中井 淳一(なかい じゅんいち)弁護士。

大学は法学部ではなく外国語大学の出身で、だからこそ、法律知識プラスαの資質に優れます。
国内で10年以上の弁護士経験もあり、一般民事から刑事、企業法務と幅広い分野に対応する中井先生。

「国際法務により注力していきたい」という今後について、じっくりとお話を伺いました。

01 現事務所と注力分野

多様な業務を取り扱いつつ国際的な案件に注力

ーー千葉市内の法律事務所で幅広い案件を取り扱っていると聞いています。国際業務との関わりはどのような形でしょうか?

大きな枠組みでいえば、国際性のある紛争処理や海外事業者との取引に関する法律問題の解決等になります。
海外企業との契約トラブルや債権回収など、異国間の法的トラブルへの対応をイメージいただいて間違いはありません。
より身近な事案でいえば、依頼者や相手方が外国製の場合の離婚や相続などもこれに含まれます。


ーー身近にそうしたトラブルが発生した場合、誰に頼めばいいのかはすぐに思い浮かびません。

たとえば東京や大阪に本社を置く大きな企業なら、大手の渉外事務所や企業法務を専門にする事務所へ依頼するケースがほとんどかもしれません。
ただそれでは予算が非常に大きくなりますし、例えば千葉県内の方の場合には、地理的な距離もあって気軽には依頼しづらいと思います。
私が対象としてイメージしているのは、海外と取引のある中小企業・個人事業主や海外進出を検討しているベンチャー企業などです。

常識的な予算で大手にはない機動力を活かしながら、異国間取引で陥りがちなトラブルを未然に防いだり、相手国の文化や商習慣等を踏まえた的確な解決で、事業の発展をサポートいたします。

02 弁護士としてのキャリア

10年間の実務経験の後、ロンドン留学で英国弁護士資格を取得

ーー2年間のロンドン留学と現地で取得した弁護士資格が頼もしいです。

私は法学部ではなく外国語大学の出身で、語学力には自信があります。
加えて、英国の司法資格を有しているので、異国間の取引における特徴や注意点なども把握しています。
特に、英文契約書のチェックのような場面では、単に英語を日本語に翻訳して理解するだけでなく、英語そのものの法律用語としての意味を根本から理解する必要があります。
例えば、「consideration」という言葉は、辞書的には「約因」などと約されますが、そもそも日本法には存在しない英米法に特有の概念です。
英文契約書にこのような単語が含まれていた場合に、私であれば、単なる翻訳を提供するだけでなく、その背景にある法的意義も踏まえたアドバイスが可能です。
そのため、他の弁護士よりも、より的確に、多角的な視点で英文契約書のチェックや作成を行うことができます。


ーー千葉県内に、そうした経験や資格を保有している弁護士はどのくらいいるのですか?

国際法務を謳う弁護士はそれなりにいると思います。
しかし、国際経験の豊富な弁護士は少ないですし、海外での弁護士資格を有する弁護士は地県内にはほとんどいないと思います。

ただ、そうしたこともあってまだ十分に認知されていないという側面があるかもしれません。
県内には成田に国際空港があり、国際法務に対するニーズは潤沢にあります。
さらに今後は、国際情勢がより混沌としてくると予測されており、ますますその需要は高まっていくのではないでしょうか。


ーーそもそも弁護士を志したきっかけはなんだったのですか?

大学では日本語教師を育成する課程を専攻していました。
そこで留学生の友達もたくさんでき、ビザの問題など、国際間のトラブルが身近にあることを知ったのです。
ちょうど、ロースクール制度がスタートするタイミングでもあり、法学部生でなくても法曹の門戸が開かれていました。
そこで、思い切ってチャレンジしたんです。

03 事件解決のスタンスと信念

弁護士としての多様で豊富な経験をベースに留学で得た国際的知見や語学力を活かす

ーー旺盛なチャレンジ精神がいまの先生の原点なんですね。

あまり人がやらないことへの興味は強い方かもしれませんね。
それでいうと、国際法務に携わっているからこその解決事例は結構あります。

成田空港でスーツケースに覚醒剤が入れられ、捕まってしまった欧州人の事例では、領事館経由で依頼者の方のPCを取り寄せ、その中から無罪を証明する証拠を抽出し、提出して無罪放免にしたこともあります。

日本で事業をしていた外国人の破産申立も行いました。
破産手続きは国によってやり方が異なるため、難しいのですが、そうした部分も丁寧に依頼者の方に説明し、理解してもらったうえで進めていく必要があります。

こうした対応が可能なのは、単に法律を理解しているだけではなく、これまでに培った経験や磨き上げた語学力が活かせるからこそであり、私の強みとなっています。


ーー国際法務といっても、分野は幅広く、結局は弁護士としてのベースが重要でもあるんですね。

司法修習後に入所したいまの事務所では、当初の10年は国際的な紛争のみならず、裁判員裁判を中心とする刑事事件、交通事故、離婚問題など幅広い分野に対応してきました。

入所から10年が経ったころ、さらにステップアップしたいと思い、語学力と国際法務を磨き上げるべく、ロンドンに留学したんです。

帰国後も、国際法務のみならず、一般民事や刑事など、幅広く弁護士業務に取り組んでいます。

04 今後の展望

千葉県内の国際法務を広く手がける弁護士に

ーーご自身の国際法務について、認知不十分ということを課題として挙げていました。

地方都市の小規模な事務所ですと、国際法務に対応が可能でも、そのことを認知されずらい側面がどうしてもあるのかなと。

一方で、本当は活用を検討していても、費用面や存在を知らずに諦めている個人や企業も少ないと思っています。
このギャップを埋めるべく、もっと情報発信をしたり、接点を増やす工夫をしたりしていきたいですね。

私にご依頼いただければ、分かりやすいことでいえば、通訳費用はかかりません。
そもそものコスト感が、大手とは違います。
もちろん、だからと言ってクオリティが劣るということはございません。

これから海外進出を考えている企業さまの相談にも乗らせていただきますので、どうぞ気軽にお声がけください。
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