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たけい えいすけ
武井 英輔弁護士
壱岐坂下法律事務所
水道橋駅
東京都文京区本郷1-20-5 杉浦ビル3階
対応体制
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インタビュー | 武井 英輔弁護士 壱岐坂下法律事務所

大学での講師業も兼任。プロセスを大切に、対話力で人との関わりを丁寧に紡ぎ、最善の解決へ

壱岐坂下法律事務所の武井 英輔(たけい えいすけ)弁護士は、代々医者の家柄。
経済学部を経ての、突然の進路変更に、家族をはじめ周囲は猛反発したといいます。

「周囲からは「無謀だ』とも言われましたが、逆に負けず嫌いの性格に火がつきましたね」と当時を振り返る武井先生。
いまでは、その性格と熱く冷静な頭脳で、多くの事案を解決へ導いています。

「医者だったらどうなんだろう」と、ときどき治療と弁護を比較するという武井先生に、トラブルをどのように「治癒」させるのか、そのこだわりや弁護哲学について、お話を伺いました。

01 弁護士を志した理由

大卒時に180度の方向転換。「無謀だ」の声も飛ぶ四面楚歌の中でスタートした弁護士への道

ーー大学は経済学部だったそうですね。

テレビドラマが好きで、とくに法律系のドラマをよく見ていたんです。
その影響で弁護士への憧れも持っていましたが、職業にするというほどの興味はありませんでした。
経済を学んで企業に就職し、会社員になろうかな、くらいの感覚です。

ところが、大学で法学の授業があり、「法律って面白い」と感じたんです。
すぐに本格的に法律の勉強を始めることはありませんでしたが、就活期に熟慮した結果、大きく方向転換し、ロースクールへ行く決断をしました。


ーーなんとも大胆な進路変更ですね。

周囲には「無謀だ」と猛反発されました。
実は父が医者なんです。
頭の片隅には医者になる道ももちろんありました。
それを絶っての決断です。
家族も当然、私の決断を快くは思っていませんでした。
まさに四面楚歌状態、反対だらけの中での、司法試験への挑戦だったんです。


ーーそこまで弁護士へ想いが強かったのですね。

それももちろんあります。
しかし、それ以上に大きいのは私の負けず嫌いの性格のせいでしょうね(笑)。
そんなに反対するなら、結果で見返してやるんだ、そんな想いが強かったですね。

それともう一つ、大学4年時に小学校時代の恩師が弁護士になったことを知ったんです。
とてもお世話になった方でしたし、そのチャレンジ精神に感銘を受け、そのことも私の背中を押してくれました。

02 弁護士としてのキャリア

対話力で、問題の本質をあぶり出し、最善の解決を手繰り寄せる
ーーいまでは、多くの信頼を集める立派な弁護士として活躍されています。

負けず嫌いの性格は、依頼者の方のためにそのベクトルを向けると、なかなか力になるものなんです。

受任するたびに、いまの辛い状況をなんとしても挽回し、依頼者の方により良い人生を歩んでほしいーーそんな想いが湧き上がり、それが弁護活動の推進力となり、事案をより良い解決を手繰り寄せる粘りにもつながるんです。


ーーとても頼もしいですね。

弁護活動では私は、コミュニケーションをとても大事にしています。
理由はシンプルです。
弁護士が対峙しているのは法律ではなく、依頼者である、人そのものだからです。
つまり、依頼者の内面まで見られないと、事案の解決以前に、前進さえできないということです。

依頼者だけではありません、相手方、調停委員、裁判官…事案解決のプロセスで人との関わりは不可避です。
いかに各過程におけるコミュニケーションで、問題の本質を外さず、対話ができるか。
それ如何で、弁護の成否はほぼ決するとさえ私は思っています。


ーートラブルの根っこにあるものを、医者のようにレントゲンのような機器で探し当てることは弁護士にはできませんものね。

目に見える形がないことに加え、依頼者によって求めている結果が異なります。
実体のないものを相手方に対して、示し、納得してもらうためには、ひたすらコミュニケーションを取り、証拠を集め、それらをロジカルかつ法律的に破綻しないよう落とし込み、紡ぎあげるーー。
弁護においては、そうするしか、「病巣」であるトラブルの本質を突き止め、「治癒」となる解決へ導くことはできないんです。

03 対応分野・得意領域

相続や離婚問題、交通事故、倒産事件、知的財産関連も対応。youtubeなどの動画クリエイターからの相談も
ーーこれまでにどのような事案を解決してきたのですか?

交通事故や離婚問題、相続、倒産事件、知的財産関連も対応しましたね。
知的財産の関連でいいますと、最近は動画クリエイターからの相談も多いですね。

配信動画に映り込む映像に、著作権を侵害しているものはないかなどのご相談はとても増えています。


ーー印象に残っている解決事例を教えてください。

半年で終結した遺産分割協議は印象に残っています。
短くても1、2年はかかるものですからね。
この事案では、相続人間でもめていましたが、調停委員をうまく使って妥協点を見出し、しっかりとイニシアチブを握りながら有利に話し合いを進めたことが奏功しました。

依頼者の方はもちろんですが、弁護の過程で登場する各人物と、いかに濃密に対話をできるか。
そうした一つひとつの対応の積み重ねが、質の高い解決につながると確信しています。

04 弁護士としての想い

熱さの中にある冷静な頭脳。負の状況を少しでも前進させるのが弁護士の使命

ーー熱さの中にある冷静な頭脳。負けない極意が染み付いているようです。

負けず嫌いですが、勝つことがすべてとは決して思っていないんです。
強く意識しているのは、弁護士と関わったことで、その前より状況を少しでもよくするということ。
たとえ法律的には「負け」でも、それが実現できれば勝ちに値すると私は思っています。


ーーなるほど。

私事ですが、体を壊したことがあるんです。
でも、誰にも言わず我慢して騙し騙しでやり過ごしていました。
その結果、手術しなければいけないほど症状を悪化させてしまったんです。
早めに通院していれば、普通の治療で治癒できていたでしょう。

この経験もあり、私はなにか問題があれば専門家に任せることの大切さを身に染みて学んだんです。
同時に、いま自分が弁護士ですので、トラブルを抱えている人が相談に来られたら、来る前より元気になって帰っていただく。
それが使命だと思い、依頼者の方と向き合うようにしています。


ーー最後に、今後の目標を教えてください。

冒頭で小学校の恩師が弁護士になったお話をしました。
実はその方がいまの事務所代表なんです。


身近に尊敬できる弁護士のいる環境は、さらに成長するうえでも、理想的かなと。
個人の裁量が大きいことも、いまの私にとって、願ったりなんです。
これまでに培った実績をベースに、より質の高いリーガルサービスを提供できるよう、さらに精進していく所存です。

それから、悩みやトラブルを抱えている方に声を大にして申し上げたいのは、「できるだけ早めに相談してください」ということ。
早めにご相談いただけるほど、より良い解決に辿り着けるからです。
定期健康診断のように、もっと気軽に法律相談を利用してほしいです。
悩みやトラブルは、病巣と同じように溜め込むほどに悪性化し、やがて心身を蝕んでいきます。
一人でも多くの方を、そうなる前にサポートしたいんです。
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