不動産・住まいの事例紹介 | 武井 英輔弁護士 壱岐坂下法律事務所

取扱事例1

• 近隣トラブル（騒音・日照・悪臭・ペット問題）

隣人から嫌がらせを受けるようになったのですが、隣人なので大事にしたくなかった

依頼者：40代　男性

【相談前】
ある日、自宅の庭に生えている木の枝を、隣人が勝手に切っているのを依頼者の妻が目撃しました。
どうやら、枝が塀を超えてしまっていたので隣人が都度切っていたようです。
隣人の言い分もわかりますが、勝手に切られるのは納得がいかなかったようです。
ただ、あまり隣人と揉めたくなかったので、どのように対処すべきか弁護士に相談しようと考え、相談にきました。
依頼者からは、以前別件（労働トラブル）で依頼を受けたこともあり、改めて本件について相談を受けました。

【相談後】
（依頼者本人談）
法律上では「（隣人は）飛び出した根を勝手に切ることは問題ないが、枝は勝手に切ってはならない」ルールがあることを教えてもらいました。
そこで、弁護士さんに依頼して隣人に注意してもらおうと思いました。
ところが、弁護士さんから、「隣人トラブルで弁護士が迂闊に入らない方が良いです、弁護士が入るとかえって隣人の感情を逆なですることになります。本件のケースでは、隣人の方は単に法律のルールを知らないだけで揉める意思はないとみえます。
むしろ、当事者同士で腹を割って話した方が良いと思いますよ」と助言をいただきました。隣人とちゃんと話した結果、隣人からは「悪気はなかった」と謝罪を受けました。
今後は、枝が飛び出した際は報告してくれることになりました。
法律トラブルは、場合によっては弁護士が介入しない方が解決しやすい場合もあることが分かりました。
適切なアドバイスをしていただきありがとうございます。
また、相談させていただきます。