インタビュー | 鈴木 翔太弁護士 弁護士法人鈴木総合法律事務所

――弁護士になって12年、これまでの歩みを教えてください。

最初の2年ほどは、都内の法律事務所に勤務していました。
当時は交通事故がメインでしたが、他にも労働問題や離婚、債務整理や不動産トラブルなど、一般民事全般に幅広く取り組んでいました。


――そして、独立を？

もともと弁護士になる前から、会社経営に興味を持っていたんです。
そのため早い段階から独立は視野に入れており、鈴木総合法律事務所を開業いたしました。

独立後も、個人の依頼者さまが多いのは変わりません。
離婚・男女問題、相続、債務整理、刑事事件や不動産トラブルなど、幅広く対応しております。
特に離婚問題は、年間のご相談件数が600件超と非常に多いですね。
豊富な実績は、事務所の強みでもあります。


――先生の事務所は、顧客満足度が非常に高いそうですね。

ホームページにも記載しているのですが、弁護士の応対に対する満足度は99.43％、そして依頼者さまの99.14％が「知り合いに紹介したい」と回答してくださっています。
非常に嬉しいことですし、身が引き締まる思いです。


――なぜ、ここまで高い満足度を引き出せているのでしょうか。

依頼者さまの利益を最大化することを、第一に考えているからです。

最初の段階で依頼者さまが掲げるご希望は、必ずしも最善とは限りません。
見落とされがちな権利や利益にいち早く気づき、依頼者さまにとって真の最善策を導くことを心がけているからこそ、多くの依頼者さまにご満足いただけているのだと思います。


――依頼者の人生がより豊かになるよう、試行錯誤していると。

おっしゃる通りです。
たとえば離婚や相続問題などでは感情が先行し、依頼者さま自身、冷静な判断ができないこともあります。
何を目指すべきか迷っている方も、ぜひご相談ください。
現状から最適な解決策を導き、最大の利益を引き出すサポートをさせていただきます。

――先生は、交渉力に強みがあるとお伺いしました。

はい。交渉では、こちらが譲れない条件を確実に通す粘り強さが不可欠です。
一方で相手にも当然、譲れないものがあるはずですから。
その攻防戦をどう乗り越えるのか、戦略を立て根気強く向き合うのが得意です。

また交渉力は、どんな事件にも必要な力ですが、刑事弁護では特に活かされると思っています。


――ぜひ詳しく教えてください。

実は私の示談成功率は、非常に高いんです。
一般的に示談が厳しいとされる事案、たとえば被害者が弁護人に連絡先の開示を拒否している状況でも、示談を成立させた実績が多数ございます。


――難しい示談を成立させるコツはあるのでしょうか？

やはり相手に私の熱意を伝えることが大切なので、まずは被害者に直接会いに行くようにしています。
連絡先が分からなければアポなしなので、ご本人が留守であればお会いできるまで可能な限り待ちます。

そして示談の場では、依頼者さまの状況や反省の気持ちをしっかりとお伝えした上で、示談のメリット、たとえば金銭的な被害回復が早期にできることや、示談書に接触禁止条項を入れることができるなど、被害者の感情が少しでも落ち着くよう丁寧に説明させていただきます。


――熱い心と相手に寄り添う姿勢が、示談には欠かせないのですね。

交渉は相手あってのことですから。
相手の納得感も当然、考えるようにしています。

また示談交渉に臨む前には、あらかじめ示談書を準備するようにしているんです。
被害者に納得いただいた後、すみやかに示談書を取り交わせたら、早期解決にもつながります。

刑事弁護では、交渉力もさることながらスピード感も重要です。
ご依頼を受けたらすぐ接見し、その後の示談もフットワーク軽く迅速に進めるよう心がけています。

――印象に残っている解決事例を教えてください。

特殊詐欺の事件で、執行猶予付き判決を獲得した事例をご紹介します。

依頼者さまは特殊詐欺の受け子・出し子として、複数名から1000万円近くの金銭をだまし取り、逮捕起訴されました。


――近年、特殊詐欺の量刑は非常に厳しいといわれています。

おっしゃる通り、たとえ組織の末端でも初犯でも、重い刑が課される傾向にあります。
少しでも利益ある解決をするには、被害者の方々との示談や被害弁償は絶対条件です。

そこで私は、速やかに被害者の皆さまと連絡をとり、依頼者さまの反省の意を伝え、被害弁償をさせていただけないかと交渉しました。


――示談交渉は、いかがでしたか？

本件は被害者の人数が多かったので、ひとりひとりと直接お話しするのは困難を極めました。
それでも、被害者の皆さまのお気持ちを理解して諦めずに向き合った結果、全員と示談を成立させることができたんです。

そしてほとんどの示談書に、宥恕文言を入れることもできました。
宥恕文言があれば、裁判所から有利な事情として斟酌されます。
刑期の軽減や執行猶予判決が期待できるので、非常に大きな成果でした。


――被害弁償に関しては？

被害額は高額だったので、そう簡単には用意できません。
依頼者さまのご家族や親族に、依頼者さまの反省意欲や更生への道のり、捜査の状況などをご説明し、なんとか金銭を用意してもらうことができました。


――早急な示談と被害弁償が、執行猶予付き判決の獲得につながったのですね。

本件は依頼者さまが遠方の警察署に勾留されており、接見に出向くのもなかなか大変でした。
でも何度も接見してお話をしたからこそ、依頼者さまのお気持ちをつぶさに汲み取り、被害者の皆さまに納得いただける示談ができたのだと思います。

余談ですが最後に依頼者さまから、「先生は、SUITSのハーヴィーみたいな弁護士でした」と言われました（笑）
ハーヴィーは企業法務の弁護士なのですが、依頼者さまの利益にこだわり、自らの手足を動かして弁護する姿が重なったのかもしれませんね。

――先生の今後の展望とは？

シンプルではありますが、依頼者さまのお話に耳を傾け、よい解決を目指す弁護士でありたいです。
私たち弁護士がすべきことは依頼者さまの利益の追求ですから、そこは絶対に忘れたくありません。

話したいことがたくさんあってまとまらなくても、問題ありません。
私が専門家目線で、丁寧に整理させていただきます。
逆に何を話せばよいのかという状況でも、私が事案を見極め、必要な情報をしっかり引き出します。
ぜひ気兼ねなく、ご相談いただきたいですね。


――最後に、メッセージをお願いします。

悩んだときは、すぐにご相談ください。

先ほどもお話ししましたが、当事務所は依頼者さまの満足度も非常に高いので、きっとご満足いただけるはずです。
そして離婚問題では、年間のご相談件数が600件超、刑事事件の解決実績は累計500件を超えています。
豊富な実績は、私たちの大きな強みです。
どうぞお気軽に、いらしてくださいね。