【詐欺・保釈・執行猶予】500万円超の詐欺容疑で収監された50代男性が、保釈の獲得と執行猶予で社会復帰を実現した事例
内山 悠太郎
弁護士
【ご相談内容】【相談前】
複数の知人から総額五百万円を超える金銭をだまし取ったとして、依頼者が逮捕・勾留されたことを受け、家族から支援を求める相談が寄せられました。重大な金額の詐欺事件であることから、勾留が長期化する懸念も強く、どのように本人を支え、再び社会生活に戻すかが大きな課題となっていました。
【相談後】
まず弁護士が拘束中の本人に直接会い、事件の詳細や本人の反省の程度、今後の対応について丁寧に聞き取りを行いました。そのうえで、被害者への謝罪と可能な限りの弁償に着手することを方針として定め、被害者へ謝罪文を届けるなど、誠意を示すための具体的な行動を重ねました。
起訴後は在宅で裁判を受けられるよう保釈を請求し、家族の監督体制や本人の反省状況を示す資料を整えて、裁判所に強く訴えました。結果として保釈が認められ、本人は外に出て生活を立て直しながら裁判に臨むことができました。
弁護士は本人の精神的負担を軽減するために接見を頻繁に行い、事件をどう受け止めるべきか、再出発後の生活をどのように築くべきかを繰り返し話し合いました。裁判では反省の深さや被害回復への努力が評価され、実刑を避けて執行猶予が付される結果となりました。依頼者はその後、新たな仕事に就き、再出発に向けた生活を始めています。
【先生のコメント】
刑事弁護では、弁護士がどれだけ粘り強く動けるかが結果を大きく左右します。被害者に対してどれほど真摯に向き合ったか、本人にどれほど深い反省を促し、再出発の計画を具体的に描かせられたか、そして周囲の関係者をどれだけ説得できたかは、保釈や執行猶予の獲得に直結します。今回のように弁護士が労を惜しまず寄り添うことで、実刑を回避し、人生を立て直すきっかけを作ることが可能です。当事務所では、社会復帰に向けたサポートを全力で行っています。