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なかの まさし
中野 仁弁護士
ミカン法律事務所
草津駅
滋賀県草津市大路1-8-25 エムビル3階
対応体制
  • カード利用可
  • 分割払い利用可
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • WEB面談可
注意補足

*休日・夜間面談は要予約*メールでのお問合せも可能ですので、お気軽にお問合せください(回答は当事務所からのお電話となります)。

インタビュー | 中野 仁弁護士 ミカン法律事務所

キャリア約16年、幅広い分野の解決実績・経験を元に、速やかなトラブル解決を!皆様のお悩みを解決したいです。

滋賀県草津市にあるミカン法律事務所。
ユニークな名称を考案した代表の中野 仁(なかの まさし)弁護士は、宅建士(宅地建物取引士)の資格を持ち、不動産分野や離婚、相続、中小企業の問題等に精通しています。
約16年に上る長いキャリアと経験を活かし、多くのお悩み事、トラブルを乗り越えてきました。
トラブルをできる限り迅速に解決し、お悩みを取り除いて依頼者様に元気になって頂くのがモットーです。
これまでのキャリア、経験からくるトラブル解決の方針を詳しくお聞きしました。

01 これまでのキャリア

東京で生まれ育ち、埼玉で独立開業、その後思い出深い滋賀・草津に移住。約16年の軌跡

ーーキャリアは約16年に上ります(2023年9月現在)。これまでの歩みを教えてください。

最初に埼玉県さいたま市大宮区の法律事務所に勤務弁護士として入所しました。
この法律事務所は、地方の法律事務所には珍しく、一部上場企業や政令指定都市の自治体の顧問弁護士をしていたこともあり、そういった企業法務や自治体法務についても関与させて頂くことができました。それ以外でも、不動産、相続、離婚等の一般民事の事件等も多くあり、これらについても多く経験を積むことができました。

ボス弁護士自体が弁護士として相当優秀な方であったこともあり、非常に鍛えて頂きまして、勤務弁護士時代がなければ今の自分はないとつくづく感じております。
そこに4年半ほど勤めた後、司法試験合格前からの親友であった弁護士と2人で独立し、同じく埼玉県さいたま市大宮区に新たな事務所(オレンジ法律事務所)を開設しました。
そこでは、もう少し地元の中小企業の役に立ちたいと考え、中小企業の顧問弁護士等を多くやっていましたが、元々不動産、離婚、相続などの問題解決が好きなこともあり、それらの分野も多くの案件を受任して解決し、事務所も一定程度の規模になりました。

この事務所を7年ほど共同経営した後、私が家庭の事情で関西に移住する必要がでてきたため、親友に事務所を託し、2018年に滋賀に移住し、新たにイチから再スタートということで、ミカン法律事務所を立ち上げました。


ーー滋賀には何か思い入れや縁があったんですか?

司法試験合格後の司法修習(弁護士等になるための研修期間で、当時は日本各地で1年間の研修を受ける制度でした)を受けた場所が、滋賀県だったんです。
当時は、現事務所のある草津駅のすぐ近くに家を借りて暮らしていました。

関西に移住した際、大阪、京都等で独立するという選択肢もあったのですが、修習していたときから、滋賀という風光明媚な土地柄と、滋賀県民の皆様の優しい人柄がすごく好きで、いつか戻ってきたいとも思っていたので、この機会に滋賀に移住してしまおうと考えました。

司法修習というのは、自分がこれから弁護士としてどのような分野を選択するかを決める期間でもあり、当時も、比較的大きな企業のみを相手とする仕事をするのか、それとも地域に根付いていわゆる中小企業や住民の皆様のお悩み事を解決する仕事をするのか、悩んでいました。
滋賀での1年間研修で色々経験したことで、やはり自分がやりたいのは、地域に根付いていわゆる中小企業や住民の皆様のお悩み事を解決することだと分かり、その道を選択しました。

そう思うと、私の弁護士人生の道筋を決めてくれたのは、滋賀という土地だったんですよね。その滋賀に戻ってこられて本当に嬉しく感じています。

02 得意分野と強み①

中古住宅に雨漏りとシロアリが発生。業者とトラブルになるも、裁判で勝訴。

ーー現在はどんな事件に力を入れているんですか?

重点的に扱っているのは、不動産問題や離婚・男女トラブル、相続です。それに、労働事件や法人破産のご依頼もありますね。

なかでも最も得意にしているのが、不動産問題と相続問題です。これは自分が好きな分野でもあり、今まで多くの件にあたってきたこともあって一定の知識とノウハウが蓄積されております。
同様に、離婚や労働問題も多くの事件に当たってきましたので、これらの分野についても適切な解決を目指した対応が可能であると思います

依頼者様の多くは、滋賀県内の方が多いですが、京都、大阪等の県外のご依頼者様もいらっしゃいます。滋賀県内ですと、草津市、大津市、栗東市、守山市にお住いの方からのご依頼が多いですが、その北側ではある野洲市、近江八幡市、彦根市、長浜市などからも多くのご相談、ご依頼を頂いております。

依頼者様は、個人の方から、企業・個人事業主の方まで様々であり、また、ご相談頂く年齢層も様々です。


ーー不動産問題では、どんな相談が多いですか?

不動産売買契約やリフォーム工事をめぐる契約上のトラブルや瑕疵(契約不適合)、土地・建物の明け渡し請求や賃料の増減額請求、境界紛争などの近隣紛争等、多岐にわたります。

最近では、企業から、建築工事代金の未払いについての債権回収に関するご相談なども結構ありますね。

不動産・建築のトラブルについては、一定程度の専門知識が求められます。もちろん私も細かいことまで全て分かるというわけではないですが、不動産の分野が好きなので、これらについて調べることが苦痛ではないんですよね。
実際、私は宅建の試験に合格し、宅建士の資格を持っていますが、これは宅建業をやるためではなく、純粋に不動産に関する専門知識を勉強したかったためです。
今後も、不動産業界の慣習などにも詳しくなれれば、より適切な問題解決を図れるのではないかと考えております。


ーー具体的にどんな問題を解決してきたのか。一例を教えてください。

購入した中古住宅から雨漏りやシロアリが見つかった事案で、瑕疵(契約不適合)が認められた裁判がありました。

依頼者さまは業者に欠陥を指摘したものの十分な対応をされなかったため、困り果ててご相談にいらっしゃったんです。
瑕疵の有無、範囲の特定、損害額の算定等、難しい点が多い事案であったといえます。


ーーどうやって瑕疵を証明したんですか?

インスペクション(住宅診断)を実施し、瑕疵の存在を明らかにしました。
インスペクションとは、建築士など専門家の見地から住宅の劣化状況や欠陥の有無などを調査することです。
それで入念に調べ上げた結果、ずいぶん前からシロアリが発生していたことを突き止めたんです。
また、工務店に依頼し、修理するとすればどの箇所にどのような補修が必要になり、どのくらいの費用になるかについて、通常の見積書よりも細かく記載してもらい、さらに私の方からの補充の説明文を記載しました。
訴訟にはそれを有力な証拠として臨み、最終的に一定額の勝訴判決を手にすることができた事案でした。

本件のように、建築士や測量士、家屋調査士など他士業と連携することが多くあります。
そのあたりの人脈とネットワークも、不動産の問題解決では重要と考えています。

03 得意分野と強み②

億単位の相続、相続人多数の相続、経営者の離婚など難題を解決。遺留分侵害額請求に注力。

ーー離婚や相続の経験も豊富とおっしゃっていました。

弁護士経験も約16年となり、相続や離婚についても本当に様々なケースを経験してきました。

相続であれば収益物件の不動産の評価の問題や、かなり昔の引き出し行為についての立証等の難しい問題があります。億単位の相続の件も何度も経験してきましたが、遺産が多いということはそれだけ遺産の種類が多岐にわたり、問題も多いということになります。また、相続の場合、遺産分割をしないで何代もきてしまったため、相続人が数十人から100人を超えるようなケースについても経験してきました。
離婚であれば、会社経営者の離婚で会社株式が財産分与の対象となる場合の株式評価の問題等、中々判断が難しい案件についても経験してきました。

相続も離婚も不動産が絡むことが多いですが、ここでは、私の好きな不動産問題に関する知識等が役にたつことがあります。


ーー相続分野で特に力を入れていることは何ですか?

最近だと、遺留分侵害額請求に力をいれています。

遺留分とは、亡くなった人の兄弟姉妹以外の法定相続人に、最低限保証される遺産取得分のことです。
言い換えれば、相続権のある法定相続人であれば、「最低でもこの割合だけは遺産を取得できる」と主張できるんです。

典型的には、遺言によって特定の相続人に全部ないし大部分の遺産が行くようなケースですね。
遺留分侵害額請求の事案でも、色々な問題点がありますが、多くの場面で問題となるのが「特別受益」(亡くなった人から生前贈与などで受け取った利益)です。
この特別受益をを無視して遺産分割を行うのは、ほかの相続人からしたら不公平に感じますよね。

特別受益(相続が発生する10年以内のものに限られます)があったのか、なかったのか。あったら、それをどうやって立証するのか。
それによって、受け取る遺留分の金額が大きく変わる可能性があるんです。

ーー追及する側なら、その存在を突き止める必要があると。

そのためには、弁護士を介して金融機関に働きかけ、預金口座の履歴を遡ってチェックするなど入念な調査が必要になります。

どこかに使途不明の不可解なお金がないかどうか。
目を光らせ、粘り強く、地道に探索していくんです。

なお、相続法の分野は近年改正が相次いでおり、亡くなった時期によっては改正法の適用があることも多いので、注意が必要です。

04 事件解決のスタンス

できる限り迅速に解決し、依頼者様のお悩みを取り除く。依頼者様に元気になって頂きたいです。

ーーどこまでくまなく調べるか。そこは弁護士によって差が出そうです。

少しでも気になる痕跡があれば、リサーチするかを検討する。
どこまでやるかは弁護士によっても異なり、それぞれのやり方やその必要性の是非はありますが、私は結構気になってしまう性格なので、できる限り調査はしますね。


私はひとつひとつの案件を、丁寧に検討し、対応することを心がけています。
そのために、お受けできる件には限りがでてしまいますが、お受けした件については自分のできる限りのことはしたいとは思っています。


同時に、丁寧に行うことによって検討漏れや対応漏れによるトラブルも防ぐことができることから、結果的にそれが迅速な解決につながるとも信じています。


ーー確かに、おっしゃる通りですね。

紛争に巻き込まれている間、依頼者さまは不安と隣り合わせの日々を過ごさなくてはならず、精神的なストレスは計り知れません。
ですから、1日でも早く解決し、平穏な日々を取り戻すこと。
私はその点を最も重視し、解決方法を考えるようにしています。

そして、その際に大切なのは、「これが最適な解決方法です」とプロとしての意見や見解をお伝えすることです。ときには、依頼者様にとって厳しい意見をいう必要なある場面もあると思います。


依頼者様に忖度し、依頼者様が喜ぶ意見だけをいい、厳しい見立や弱点をきちんと伝えないようでは弁護士は務まりません。
私たちは、単に依頼者さまの声を届ける伝書鳩ではなく、トラブルを解決するプロなので、その観点から仕事をしたいと思っています。


ーー依頼者への思いが伝わってきます。頼もしい限りです。

繰り返しになりますが、私は滋賀という土地に、弁護士としての道筋を思い描くことができました。そして今なお、滋賀で仕事をさせて頂いています。

お世話になった滋賀に恩返ししたい。
親しみやすく、依頼者様に元気を与えられる事務所にしたい。
「ミカン」という事務所名には、そんな思いを込めています。
滋賀の方々はみなさん優しくて温かみがあるんですよ。
風光明媚な景観もすばらしく、とても暮らしやすい場所です。
ちなみに、私が滋賀で一番お気に入りの場所は、琵琶湖に架かる琵琶湖大橋の袂から比叡山を望む景色です。空、湖、山が織りなす景色は本当に壮大です。

琵琶湖のように広い心で、これからも多くの方々の悩みや不安を包み込むように受け止めていきたいですね。
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