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よしの だいち
吉野 大地弁護士
大地法律事務所
埼玉県熊谷市肥塚1204-4
対応体制
  • 法テラス利用可
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  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • メール相談可
  • WEB面談可
注意補足

電話相談についても、初回の30分(5500円)は相談料無料

インタビュー | 吉野 大地弁護士 大地法律事務所

依頼者を孤独にさせない。しっかりと話を聞き、寄り添い、解決に向けて一緒に歩む

「はじめの事務所で、『こどものための弁護士になりたいです』と伝えていたんです」

そう話すのは2024年10月に大地法律事務所を開設した吉野 大地(よしの だいち)先生です。

吉野先生は、群馬県にある法律事務所で弁護士人生をスタートさせました。
学校内の問題に対してアドバイスを行う「スクールロイヤー」をしたり、18歳以上の人でも駆け込める「子どもシェルター」の運営にも携わってきました。

子どもの問題に取り組もうと思ったきっかけを、自身の子ども時代に重ねる吉野先生。
それは弁護士になったきっかけともリンクするといいます。

01 弁護士になったきっかけ

みんなで掴んだ司法試験合格。本人以上に涙を流した家族

――弁護士になろうと思ったのは、いつのことだったのですか?

はじめに弁護士を目指そうと思ったのは中学2年生でした。

私は子どものころ体が弱いうえに大人しい性格で、学校でいじめられたりしたんです。
そんなとき、何も言えない私に代わって両親が先生と話をしてくれたりしました。

正義感の強い両親が私の絶対的な味方となってくれて、助けてくれたのが、すごく嬉しかったんです。

それをきっかけに、中学2年生のときには弁護士になろうと決めていました。


――ご両親がきっかけだったのですね。どのようなご家族だったのですか?

私は三人兄弟の一番上で、1歳下に弟、7歳下に妹がいます。
年の離れた妹が可愛かったのはもちろんですが、弟は特に私のあとよく付いて回ることが多かったです。
弟がまだミルクを飲んでいたころ、私があげたこともあります。

両親は会社を経営していました。
父が代表で、母が経理をしていました。

父は自由な時間はほとんど家族・子どもに使ってくれるような子煩悩で優しい父でした。
学校の行事にもよく来てくれました。
ふたりは正義感の強い性格でしたが、時に厳しく、時に優しく接してくれる両親でした。
今でも、両親は、私の見本です。


――仲のよいご家族だったのですね。

そうですね。
実は私、司法試験の合格までに少し時間がかかったのですが、合格がわかったときは、私以上に家族が泣いて喜んでいました。

02 弁護士としてのキャリア

スクールロイヤーと子どもシェルターで昔の恩返しになれば

――これまでの弁護士としての経歴を教えてください。

弁護士になってはじめて勤務したのは、群馬県内にある事務所です。
いわゆる街弁でしたが、在籍している弁護士の数が多く、事件も多かったため忙しく働いていました。

在籍していたのは3年弱でしたが、その間に交通事故、離婚、男女トラブル、破産・債務整理、相続、刑事事件、それに労働問題と一通りの分野を経験しました。

また、忙しい業務の合間を縫ってスクールロイヤーの仕事をしたり、子どもシェルターの運営に携わってまいりました。


――スクールロイヤーと子どもシェルターについて教えてください。

スクールロイヤーとは、学校内で発生する問題に対して法的観点からアドバイスする弁護士のことです。
学校にはいじめなどさまざまな問題があるため、そういった問題の解決に向けて力を注いでいました。

子どもシェルターは、その名のとおり、いざというとき子どもが逃げ込める場所です。
似たような施設として、児童相談所があります。
しかし、児童相談所の対象年齢は18歳までで、その年齢を超えると児童相談所の業務外となってしまいます。

しかし、子どもシェルターは年齢制限がないため、18歳を超えても利用できるというのが特徴です。

子どもの問題に力を入れるようになったのは、自分が子どものころ、大人に助けてもらったという経験があるためです。


――その後、独立されたと。独立のきっかけは何だったのですか?

前の事務所での経験を通して一人でも業務に対応できるようになったことと、家族のことが独立のきっかけです。

実は父を令和5年の末に亡くしており、父が生まれ育った場所で開業しようと決意し、地元である埼玉県熊谷市で事務所を立ち上げました。

03 解決事例①

家族内で起こった性犯罪。被害者のことを想って不起訴へ導く

――印象に残っているのは、どのような事件ですか?

家族内で起こった強制わいせつ致傷事件の刑事弁護が印象に残っています。

当初、被害者や家族は憤りを感じており、被疑者を起訴してほしいと仰っていました。
しかし、私は冷静に考え、裁判となったとき、家族全体に与える影響を説明ました。


――どのような影響があるのですか?

まず、裁判となると事件に関するさまざまな情報が公開されます。
被疑者と被害者が同じ家族であるため、家族内で起こった事件が世間に広まってしまうことになる危険があります。

裁判では事件の様子も明らかにされます。
そのために、証人尋問では被疑者以外の家族の方が証言台に立つ必要もあります。

そうなると、家族全員がリスクにさらされることになるため、どうにか裁判ではなく家族の中で調整出来ないか奔走しました。


――家族内とはいえ、性犯罪を不起訴にするのは難しそうですね。

そうですね。
近年は警察や検察が性犯罪を厳しい目で見る傾向があり、不起訴にするのは難しいと私も感じました。

それでも最終的には不起訴になりました。
被疑者と被害者の住むエリアを分けたり、検察官と調整したり、非常に骨の折れる事件でした。

04 解決事例②

旦那の不誠実な態度への危機感。調停中に強制執行も考慮

――ほかの分野の解決事例も教えてください。

ある女性から離婚の相談を受けました。
一度本人同士で話し合いをしたようですが、養育費や婚姻費用が著しく低い金額だったので、離婚調停をしました。

最終的には納得のいく金額を獲得できましたが、強制執行で相手の給与を差し押さえるなど、大変な事件でした。


――強制執行をしないといけない理由があったのですか?

そうですね。
相手が婚姻費用や養育費を払おうとしなかったことが理由ですが、それには経緯がありました。

実は相手は、依頼者さまの知らないところで数百万円の借金を作っており、離婚する段階になって表沙汰になったのです。
相手はその借金を理由に、養育費と婚姻費用の支払いを拒否していましたが、それは理由にならない旨を粘り強く主張しました。



――強制執行はどの段階から準備をしていたのですか?

調停の途中から考えていました。
相手は婚姻費用の支払いの段階で遅延していたり、交渉段階での不誠実な態度など気になる点がいくつもあったのです。

そのため、そういった態度を鑑みて依頼者さまと相談の上、調停で話がまとまる前から強制執行をしようと考えていました。

2年ほどかかりましたが、無事に解決できました。

05 弁護士として心がけること

目指すのは地域の駆け込み寺。頼りにされる弁護士を目指して

――弁護士として大切に思うことを教えてください。

まずは、しっかり話を聞くことを大切にしています。
思わぬ法的紛争に直面し、どうしたら良いか、何を話せばよいのかわからない方の方が多いと思います。

我々が先に話してしまえば、「弁護士さんが話しているのだから、聞かないと」と相談者は口を閉ざしてしまいます。そうではなく、まずは相談者の方になんでも話してもらい、その中から弁護士が問題解決の糸口を探すことが法律相談の基本だと思います。

そのため、まずは丁寧に聞くようにしています。
よく私は相談者の方から「弁護士先生っぽくないですね」と言われることがあります。最初は困惑しましたが、理由を聞いてみると「先生は話しやすくてなんでも相談できる」とのことでした。今では「弁護士っぽくない」は私にとっての褒め言葉です。


――今後、目指していきたい弁護士像はありますか?

地域で頼りにされる弁護士になりたいと思っています。
困った人が誰でも駆け込めるような、いつでも気軽に相談できる弁護士でいたいですね。


――最後に吉野先生からメッセージをお願いします。

「弁護士にこんなこと聞いていいのかな?」と迷っても、まずはお気軽に相談してください。
話してみたら「大したことなかった。聞いてみて良かった」と笑い話で終わることもあるんです。

弊所は初回30分の無料相談を実施しています。
まずは費用の心配もいりませんので、お気軽にご相談いただければと思います。
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