髙倉 久弥弁護士のアイコン画像
たかくら ひさや
髙倉 久弥弁護士
川崎パシフィック法律事務所
川崎駅
神奈川県川崎市川崎区駅前本町11-1 パシフィックマークス川崎ビル8階
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • メール相談可
  • WEB面談可
注意補足

お電話でのご相談は5分程度の簡単な内容のみとさせていただいた上、弁護士が必要と判断した場合、来所のご案内を致します。お問い合わせの際に【お名前】と【連絡先】、加えて事案によっては相手方のお名前を頂戴しております。何卒ご協力下さいますようお願い申し上げます。

インタビュー | 髙倉 久弥弁護士 川崎パシフィック法律事務所

何度失敗しても諦めない。失意のどん底から這い上がり、依頼者の気持ちがわかる弁護士

「案外、簡単だよ」

川崎パシフィック法律事務所に勤める髙倉 久弥(たかくら ひさや)弁護士は、弁護士になる前、この言葉に救われたといいます。
司法試験になかなか合格できず視野が狭くなっていた髙倉先生にとって衝撃の言葉だったそうです。

この言葉の意味は「問題の渦中にいる人は、客観的に状況を掴みづらい」ということ。
そして弁護士になった今、髙倉先生は依頼者に対して、かつて自分が悩んでいた姿を重ねて思うそうです。

これまで、どのように依頼者さまを助けてきたのか、髙倉先生にお話を伺いました。

01 弁護士になったきっかけ

何度挑戦しても合格できない司法試験。ある言葉を力に再起

――弁護士を目指したきっかけを教えてください。

私は高校卒業後、プロのミュージシャンを目指して音楽の専門学校に通っていました。
しかし、20歳のころ借金に悩む友人が司法書士である叔母に助けられたことがありました。

結果的には自己破産の手続きを取ることになり、友人の大きな悩みであった借金はなくなったのです。
当時、自己破産という制度やそれにより借金がなくなることを知らなかった私には衝撃的でした。

そこで、自分の将来を真剣に考えたとき、法律家になるのもいいなと思い進路変更して大学の法学部を目指しました。


――その後、弁護士になるまでの様子を教えてください。

法学部を卒業してロースクールに入り、無事にロースクールを修了すると司法試験を受けました。
しかし、何度受けても合格できず、ついに上限である5回目の試験も不合格になってしまったのです。

これ以上司法試験を受けるなら、再度ロースクールに入学するか予備試験という難しい試験を受けるしかありません。
しかし、失意の底にいた当時の私にはその気力はありませんでした。

そんなとき、たまたま母校(大学)の事務員が募集されているのを知り、応募したのです。


――一度就職されたわけですね。

私は大学公認の司法試験受験サークルのような機関の事務員として採用されました。
そのため、仕事をするなかで大学の先生や、現役の弁護士の方と話す機会が多くあったのです。

いろいろな方と話をするなかで、自分にとって衝撃的な言葉を聞いたのです。
「司法試験は案外、簡単だよ」と。

多くの方がさまざまなアドバイスをくれ、私の背中を押してくれました。
もう一度弁護士になりたいと思った私は予備試験と司法試験に合格し、ようやく弁護士になれたのです。

02 弁護士としてのキャリア

債務整理に感じるやりがい。どん底にいた以前の自分を重ねて

――これまでの弁護士としての経歴を教えてください。

はじめの事務所では交通事故を多く扱い、次に多いのが債務整理でした。

2024年9月1日に今の事務所にうつりました。

今の事務所では、債務整理や刑事事件を扱っています。

私が弁護士を目指すきっかけになったのが債務整理であるため、債務整理に一番興味があります。

また、その後、同じ友人が後に交通事故に遭ってしまったのです。
そのため、交通事故にも興味を抱いています。


――特にやりがいを感じるのはどの分野ですか?

特にやりがいを感じるのは債務整理です。

司法試験に合格できず焦っていた私は、まさにどん底にいました。
当時の自分と依頼者さまの姿を重ねて考えることがあります。
そのため、債務整理で悩む依頼者さまの、心が軽くなるようなお手伝いをできることにやりがいを感じています。

債務整理や自己破産というとマイナスのイメージをもつ方もいるかもしれません。
しかし、これらはそれまでの人生をリセットできる制度です。

変な先入観を持たずにあくまでも選択肢のひとつとして考えれば、気持ちが楽になるかもしれません。


――髙倉先生が以前かけられた「案外、簡単だよ」という言葉に通じる部分もありますか?

そうですね。
その言葉を少し抽象化して考えると「問題の渦中にいる人は、客観的に状況を掴みづらい」ととらえることができます。

同じ状態になっている依頼者さまもたくさんいらっしゃいます。
私が救われたときのように、今後は私が優しく見守って背中を押してあげられればなと思います。

03 解決事例①

交通事故被害者への対応。通らなかった主張と得られた信頼

――印象に残っている事件はありますか?

車を運転していて追突されたという交通事故の被害者の方から相談を受けました。
この方は、私の前にほかの弁護士にも相談されていましたが、折り合いがつかなかったようで、弁護士への不信感があったようです。
そういった不信感からか、言葉遣いが多少荒く、私もはじめは「お前」と呼ばれていました(笑)。

依頼者さまの言い分は「こちらは被害者なのだから、もっと保険金を多くもらえるはずだ」というもの。

しかし、相場から考えると依頼者さまの主張する金額は高いものでした。


――難しい問題ですね。どのように対処したのですか?

まずは丁寧にお話を聞いたうえで「難しいかもしれない」と率直に話しました。
しかし、その一方で、依頼者さまの主張に沿った証拠資料を集めていったのです。

ところが、その資料を使って保険会社と交渉しても、当初予想したような結果が返ってきてしまいました。


――依頼者さまの要望は通らなかった、と。余計に怒りそうな展開ですね。

いいえ、結果的にはそうなりませんでした。

依頼者さまには、私と話をする中でご自分の主張を通すのは難しいとご理解いただけました。
そのうえで、依頼者さまの主張に沿って交渉を進め、やれるだけのことはやったという事実に対して納得してくれたのだと思います。

最後には「お前」から「髙倉さん」に呼び方が変わり、「また何かあったら、髙倉さんにお願いするよ」と言ってくれました。

04 解決事例②

美容関係のトラブル。得られた謝罪と解決金

――ほかの分野の事例も教えてください。

美容関係の契約に基づく施術を受けた方(依頼者さま)が、想定した仕上がりと正反対の仕上がりになってしまったことを理由に、損害賠償請求訴訟を提起した事案がありました。

依頼者さまは施術者のミスを指摘し、施術者は自身のミスはなく依頼者さまが過剰な対応を求めている等と主張し、訴訟手続きは当事者尋問まで進みました。


――尋問にまで発展したのですね……。

依頼者さまは「ミスをするのは仕方ない」とは思っていました。
しかし、それよりも相手方が自分のミスを棚に上げて、依頼者さまをクレーマーのように扱ってくることに不満を感じていたのです。

最終的には、施術者が自分の非を認めて謝罪してくれました。
また、依頼者さまが希望していた金額よりは低いですが、解決金を払ってくれたこともあり依頼者さまも納得できたようで、和解することができました。

05 弁護士として心がけること

わかりやすい説明を心がける。目指すのは頼りやすい弁護士

――弁護士としてのこだわりはありますか?

なるべく分かりやすい言葉で説明するようにしています。

たとえば、以前ある依頼者さまから「消滅時効って何ですか?」と聞かれたことがあります。
そのとき、「消滅時効とは権利の賞味期限のようなものです」と説明すると、納得していただいたことがありました。


――今後、どのような弁護士を目指していきたいですか?

私が法律家になるきっかけになった叔母はもう亡くなりましたが、叔母は冗談半分だと思いますが、よく「歌って踊れる弁護士になりなさい」と言っていました。
流石に、歌や踊りはサービス外ですが、あまり堅苦しくない雰囲気で、依頼者さまに寄り添った対応のできる弁護士になりたいと思います。


――最後に髙倉先生からメッセージをお願いします。

弁護士に相談に来るのは、非常にハードルの高いことだと思います。
しかし、弊所では初回30分の無料相談も行っています。

お気軽にご相談ください。
電話でお問い合わせ
050-7586-0201
時間外

※お電話の際は「ココナラ法律相談を見た」とお伝えいただくとスムーズです。