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つのい しゅんすけ
角井 駿輔弁護士
宮島綜合法律事務所
横須賀中央駅
神奈川県横須賀市日の出町1-8 大和土地建物第3ビル5階
対応体制
  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
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  • 休日面談可
  • 夜間面談可
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注意補足

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インタビュー | 角井 駿輔弁護士 宮島綜合法律事務所

弁護士の仕事は法律だけじゃない。ヒューマンスキルと人脈で地元横須賀を助ける弁護士

「横須賀で起こった事件なら、どんな事件でも対応できるようになりたい」

そう地元愛を語るのは宮島綜合法律事務所に勤める角井 駿輔(つのい しゅんすけ)弁護士です。

角井先生は小さなころから横須賀で育ち、今も横須賀で働く地元密着弁護士です。
「人」を大切にするからこそ人に寄り添うスキルを持ち、人とのつながりで依頼されることもよくあるといいます。

見た目は穏やかで話すと親しみを感じる。
そんな角井先生が、横須賀で困っていた人をどのように救ってきたのかお聞きしました。

01 弁護士になったきっかけ

中学生のときに憧れた検察官。自身の適性を考えて弁護士に

――なぜ、弁護士を目指そうと思ったのか教えてください。

実はもともと検察官になりたかったんです。

中学生のころに世の中の職業を紹介する本を読んで、検察官という仕事を知りました。
その本には,「検察官は刑事事件のプロフェッショナルである」「刑事事件の被疑者を起訴するのか、あるいは不起訴にするのかという裁量がある」と書かれており,その専門性と決定権に興味を持ちました。

ただ、当時は旧司法試験の時代で、司法試験の合格率は今よりはるかに低かったんです。

やがて司法制度改革でロースクールができて司法試験も新しいものに変わり、合格率が大幅に高くなると聞きました。
「それなら受かる」と思って検察官を目指しました。


――その後、弁護士になる、と。その経緯は何だったんですか?

司法修習を受けるなかで、私は検察官より弁護士に向いていると思ったんです。

検察官が相手にするのは刑事事件の被疑者や被告人です。
あくまでも一般的な傾向ですが、被疑者や被告人が話す内容はすべて事実とは限りません。検察官の姿勢として,被疑者や被告人の話を疑うことはむしろ自然だと思います。

しかし、私は検察修習で否認事件(被疑者が自らの罪を認めていない事件)に携わったとき、被疑者の話を一度すべて聞くような姿勢で事件に臨んだんです。

そのとき,相手の話をすべて聞いて受け入れる姿勢は、むしろ弁護人が被疑者や被告人の方から話を聞く際の姿勢であると気付いたため弁護士になることにしました。

02 弁護士としてのキャリア

法律以外のヒューマンスキルも発揮。地元密着だからこそ

――これまでの経歴を教えてください。

これまでふたつの事務所を経験し、今年(2024年)の6月に今の事務所に移籍しました。
弁護士になってからはさまざまな事件を扱ってきました。
多いのは離婚や相続、刑事や不動産関係で、そのなかでも特に多いのが離婚です。


――離婚の難しいところを教えてください。

離婚はほかの事件と異なり、ゴールが単純ではありません。

たとえば、損害賠償請求であれば原告の主張が認められるかどうかの世界です。
しかし、離婚においては,まず離婚するのかどうかにはじまり,親権をどちらがもつのか、養育費はどの程度の金額にするのかなど決めるべきことが多々あります。
離婚事由によっては、慰謝料が発生することもあります。

また、「相手からしつこく連絡が来て困っている」といったことや、「どう話しかければ不安にさせないか」などケアすることもたくさんあるんです。

たとえば企業法務であれば、担当者とのやり取りになるため,精神的なケアは必要ないでしょう。
こういった部分が難しいと思う一方、私が向いている部分でもあると感じています。

03 解決事例①

納得できなかった不倫。裁判にせず調停で掴んだ離婚と養育費

――印象に残っている事件はありますか?

ある女性の方から離婚の相談を受けました。
以前、夫が不倫をしてしまい「不倫したことを認める」旨の誓約書を書いてもらっていたとのこと。
しかし、夫を許せず、不倫相手には慰謝料を請求し,夫とも離婚したいという依頼でした。


――同じ依頼者さまとはいえ、ふたつの事件を同時に進めるのは難しそうですね。


そうですね。
離婚事件はどうしても時間がかかります。
実際、慰謝料請求の方が早く進みました。

不倫相手の住所を特定し、任意で慰謝料を払ってもらえないか交渉しましたがうまくいきません。
その後、訴訟を起こしたところ不倫相手にも弁護士がつき、妥当な金額の和解案が提示されたので和解しました。


――離婚事件の方は、どのように進めたのですか?

夫との細かいやりとりをしたり、各種手続きをサポートすることが多かったですね。

たとえば、婚姻状態が継続していると児童手当が夫(世帯主)の口座に振り込まれます。
また、離婚前から依頼者の方は働いて生計を立てていたため、子どもを夫の扶養から抜いて依頼者の方の扶養に入れられないか交渉しました。

さらに,依頼者の方が夫の扶養に入っていた期間があったため、そのまま離婚すると将来もらえる年金が少なくなるんです。
「扶養者(夫)が納めた年金保険料のうち、配偶者(依頼者の方)が半分を納めたことになる」年金分割という制度があるため、その手続きもサポートしました。


――最終的にはどうなったのですか?

最終的には離婚調停で親権を獲得でき、養育費や慰謝料も決まったので無事に解決できました。

本人同士で話し合うと、これまでのいきさつや感情のもつれ合いでなかなかまとまらなかったと思います。
まさに、弁護士が間に入って冷静に対処することで、スムーズに離婚できたケースです。

04 解決事例②

家賃を7年滞納した相手。強制執行せずに市役所の相談窓口へ

――ほかにはどのような事件を解決してきたのですか?

築90年の借家から立ち退いてもらうという事件もありました。
依頼者の方(大家)と借主は先代からの付き合いで、かれこれ50年ほど貸しているとのことでした。

しかし、家賃は7年ほど前から滞納。
遠い知り合いからめぐりめぐって私のところに依頼がきました。

ところが相手の方は携帯電話を持っておらず、連絡が取れなかったんです。
2回ほどお手紙を書いたのですが返信がなく……仕方ないので訴訟を起こしました。


――それからどうなったのですか?

結局相手の方は出廷しないまま、こちらが勝訴判決を得て裁判は終わりました。

勝訴判決を得ているので、そのまま強制執行もできます。
しかし、家賃を払えない相手が強制執行の費用を払うのは難しく、払ってもらえなければ建て替えた費用がこちらの負担になってしまいます。

そのため、市役所に相談に行きました。


――角井先生が市役所に相談に行ったのですか?

そうですね。
そして、市役所の方と一緒に相手の方の家に行き、借家を明け渡さないといけないという事情を説明したんです。

ただ、相手の方はやはり生活に困っている状況でしたので、そのまま市役所の方に生活保護の相談をする形になりました。

05 弁護士として心がけること

目指すはジェネラリスト。横須賀で困っている人を助けるため

――弁護士として、どのようなことを大切にしていますか?

依頼者の方にとってわかりやすい言葉を使うようにしています。
法律用語をそのまま使うのではなく、なるべく法律知識のない方でもわかる説明を心がけています。

しかし、あまり物事に例えたりしすぎると正確性が失われる場合も。
その点は会話を重ねることでカバーしています。


――今後、目指していきたい弁護士像はありますか?

弁護士にも特定の分野を扱うスペシャリストと、広い分野を扱うジェネラリストがいます。
人口の多い東京なら多くのスペシャリストがいるのでよいですが、横須賀ではどのような事件でも対応できるジェネラリストが必要なんです。

私は「横須賀で起こった事件なら、どんな事件でも対応できるようになりたい」と思っています。


――最後に角井先生からメッセージをお願いします。

法律事務所へ相談に行くハードルが高く感じる要因は、弁護士の人柄と費用だと思います。
その点、私は弁護士のなかでは、話しやすいほうではないかと自負しています。

また、弊所では初回30分の無料相談を行っています。
初回相談で解決する内容であれば費用はかかりません。

なかには「書類にサインしてしまった」など、事後の相談に来られる方もいらっしゃいます。
しかし、事後だと選べる選択肢(解決策)が少なくなってしまうんです。

あまり気負うことなく、事前にご相談いただければと思います。
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