離婚・男女問題の事例紹介 | 角井 駿輔弁護士 宮島綜合法律事務所

取扱事例1

• 養育費

長年養育費の支払がなかった件につき，給与差押えを行った事例

依頼者：５０代　横須賀市在住

【相談前】
依頼者の方は，調停離婚時に養育費の支払に関する条項を取り決めましたが，決められた金額が支払われたり支払われなかったり不安定な状態でした。
お子さまが高校に入学して学費がかかるようになったことから未納分を含めて養育費の支払を確保したいとのことでした。

【相談後】
元夫の住民票を取得したところ，とある学校の社員寮に住んでいることがわかったため，その学校法人に勤めていると想定して給与の差押えを行いました。
案の定，技術職員として稼働していたので給与を差し押さえることができました。差押え中は，元夫側から養育費減額請求がなされたので，そちらの対応も併せて行いました。

【弁護士からのコメント】
養育費の取り決めを調停で行っていたおかげで，１０年分遡って養育費を請求することができました。
また，通常は勤務先の特定に苦労するところですが，住所から勤務先が判明したので比較的スムーズに差押えをすることができました。
養育費は取り決めること自体も大変ですが，支払がなされない際の強制執行も当事者本人には難しい面があるので，弁護士にご依頼いただいて良かったという事例でした。