石川 宏昭弁護士のアイコン画像
いしかわ ひろあき
石川 宏昭弁護士
石川安藤総合法律事務所
馬車道駅
神奈川県横浜市中区海岸通2-8-1 プラウド馬車道302
対応体制
  • WEB面談可
注意補足

相続事件、法人・事業者様の初回相談は60分無料。電話相談ではなく面談相談に対応しています(外出が多い職種ですのでメールでご連絡いただけると幸いです)。

インタビュー | 石川 宏昭弁護士 石川安藤総合法律事務所

複雑な相続や不動産に強い「戦う弁護士集団」。横浜で15年超、貫いた「攻撃は最大の防御」

「戦う弁護士集団」を掲げて2023年1月に開設された石川安藤総合法律事務所。
共同代表の石川 宏昭(いしかわ ひろあき)弁護士は長年、地元・横浜で活動してきました。
とくに相続や不動産に詳しく、複雑な案件の経験も豊富です。
「攻撃は最大の防御である」と、どんなときも攻めの姿勢を崩さず、依頼者の思いを代弁する力強い弁護活動に迫ります。¥

01 弁護士としての足跡

キャリア15年超、一貫して横浜を拠点に活動。いぶし銀の町弁

ーー弁護士になってから長い月日が経ちましたね。

キャリアはもう15年を超え、20年の節目も見えてきました(2023年4月現在)。
これまで横浜で活動しています。

そんななか、今年(2023年)1月に独立し、約10年勤めた以前の事務所の同僚と一緒に現事務所を開設しました。


ーー横浜には強い思い入れがあるんですか?

私が生まれ育った場所ですからね。
愛着があり、独立するにあたっても横浜以外の選択肢はありませんでした。

理由はもうひとつあります。
弁護士になろうと思った理由でもあるんですが、織田裕二さん主演の法廷ドラマ『正義は勝つ』(1995年放送)です。
織田さんが演じる敏腕弁護士が、横浜ランドマークタワーにある大手事務所で働く設定だったんですよ。
その姿を観て、弁護士に憧れるようになったんです。

現実の私は、織田さんと毛色が違いますけどね。
それよりも、同じドラマのなかで谷啓さんが演じた味のある、いぶし銀の町弁に近いでしょうか。
高層ビルではなく、地域に開かれた住民目線の事務所ともいえそうです。

ただ事務所の内装だけはお洒落に織田裕二さんを目指しています。

ちなみになんですが、相方の共同代表安藤圭輔弁護士が、織田裕二さん主演の法廷ドラマ『SUITS/スーツ』の法律監修をさせていただき、運命的なものを感じます。

02 事件解決のスタンス

「戦う弁護士集団」「攻撃は最大の防御」。安易な妥協は許さない

ーーぜひその事務所の方針や弁護スタンスなどを教えてください。

当事務所のモットーは、「戦う弁護士集団」であることです。
安易に譲歩せず、妥協せず、最後まで攻めの姿勢でやり切ること。
私はこれまでも、ずっとそんなスタイルを貫いてきました。

事件としては、中小企業法務や相続、不動産、刑事事件、その他の家事事件や一般民事も含めて幅広く扱っています。
相方の安藤弁護士と2人で対応することも少なくありません。
お互いに考え方・攻め方が異なるタイプを自認していますが、長く一緒にやってきたので息はピッタリですし、2つの頭脳があれば依頼者さまにもきっと安心いただけるはずです。


ーー「戦う」「攻める」とは具体的にどうイメージすればいいですか?

たとえば、相手から100万円の支払を請求されたとしましょう。
相手方の言い分に基づいて請求しているんでしょうが、当方依頼者様にも言い分があるとき、黙って守るだけでいいのか?と考えます。
当方依頼者様にも言い分があり、逆にこちらから請求できるのであれば、それをお勧めします。
こちらから提訴することを躊躇される方も多いですが、先に仕掛けてきたのは相手方ですから、こちらも主張・請求すべきことはするべきです。

交渉で相手方の提案を鵜呑みにしないのはもちろん、裁判でも安易に歩み寄るべきではありません。
裁判所が和解を勧告するケースがよくありますが、そのときも防戦しているだけだとこちらに不利な和解内容になりがちなんです。

訴えられた側での裁判でも、守るだけでなくしっかりこちらの言い分をぶつけ、攻撃の爪痕を残すべきです。
そうすることで、こちらに有利な和解を手にすることができます。


ーー強気の姿勢が印象的です。

攻撃は最大の防御なんです。
こちらが訴える側なら、徹底的に攻める。
訴えられる側でも、やり返せることがあるならやり返す。
私たちはそのスタンスを何よりも大事にしています。

それに、勝ち負けを脇に置いたとしても、そもそも最善を尽くさないと依頼者さまにご満足いただけないはずです。

ご本人が納得し、気持ちの整理をつけて次の一歩を踏み出していただくために、言いたいことはすべて言う、出せるものは全部出す。
どんな事件も、一瞬たりとも手を抜かずに全力投球しています。

03 得意分野と解決事例

遺産分割と共有物分割、2つの訴訟で徹底抗戦。勝訴的和解へ導く

ーーそんな風にして、実際にどんな事件を解決してきたのか。一例を挙げていただけますか?

不動産の扱いが難点だった、複雑な相続のご相談をいただいたときのことです。

その不動産は、土地が亡くなったお母さまとご長男名義で、建物はご長男のものという状態だったんです(先に亡くなったお父様の相続時の影響も残った事案でした)。
土地が親のもので、相続人の一人が無償で建物を建てさせてもらっている事案は時々あります。これだけでも、相続の時にもめる要素なんです。
今回は、土地がお母さまの単独名義でなく、半分はご長男のものなので、土地が単純に遺産に該当しない。


ーーどう処分し、誰にどう分けるか。その調整が一筋縄ではいかないケースだったと。

そんな状況に困ったご長男の妹さんが、私のもとにご相談にいらっしゃったんです。
妹さんはご長男から提示されたご自身の相続額に納得できず、私に切実な思いを託してくださいました。
お父さまの相続時に、うまくやられてしまった、とのお気持ちもあり、本当に困ってらっしゃいました。

そこで私は、遺産分割(調停・審判)という正攻法だけでなく、共有物分割訴訟という2つの裁判手続きを起こしたんです。
不動産以外の遺産の問題や寄与分の問題もある込み入った事案・戦略なので詳細は省きますが、依頼者さまが手にする金額をできる限り引き上げるために練り上げた戦法でした。


ーーそれはうまくいったんですか?

家庭裁判所の遺産分割調停(話合い)でご長男名義の土地との共有問題も一気に解決できればよかったんですが、ご長男側の抵抗が強く、調停は不奏功に終わり、お母さま名義の遺産部分だけ、遺産分割審判で解決しました。
不動産をご長男と依頼者様だけの名義にした状態で、地方裁判所に、共有物分割訴訟を提起しました。
お互い法的主張を繰り出しましたが、最終的に裁判所が当方主張に理解を示し、うまく裁判所の協力を取りつけることができました。
強気だったご長男側が折れ、依頼者さまも十分納得のいく金額を相手から引き出すことができました。
形式的には和解でしたが、こちらの勝訴的和解といえるような内容です。

連続して裁判を2つも抱えることは、依頼者さまにとってコストも時間もかかり大きな負担になりかねません。
そのあたりも事前に十分にご説明すると、依頼者さまは「それでもやりたい」とおっしゃったんです。

数年がかりの裁判でしたが、最後まであきらめずに走り抜けられてよかったですよ。
ご長男の提示額をそのまま受け入れていたら、きっとあとで不満が残ってしまったはずですからね。


ーーまさに「戦う」姿勢が奏功したわけですね。

相続はご自宅や預貯金だけでなく、不動産や株式などが含まれると処理や調整が難航しがちです。

その点、私はそうした複雑な相続や不動産案件の経験が豊富にあります。
以前勤務していた事務所が、資産家や地主の方々の案件をよく扱っていたからです。
事案的には請求される側の事件が多かったですが、請求する側の事件の相談があった時、如何に攻め方を構成するか、手に取るようにわかるんですね。いろいろな立場で事案解決を行ってきた経験は貴重な財産です。

何かお困りのことがあれば、ぜひ安心して私たちを頼っていただきたいですね。

04 依頼者への思い

相手の攻撃を食い止める「盾」になる。情熱の弁護をこれからも

ーーそうした情熱や執念は、どこから湧き上がってくるんですか?

一番は、やはり依頼者さまからいただくお礼や感謝の言葉ですよね。
それが最大のモチベーションになっています。

弁護士の役割は、決して法律論を組み立てることだけではありません。
それに加えて私が大切にしているのは、相手の難癖や文句を受け止める役目を果たすことです。

というのも、争いが激しくなると、根も葉もないことを言われたり、誹謗中傷に近い言葉を浴びせられたりすることがあるんです。
心をズタズタに傷つけられてしまうんですよ。
そういうときは私が間に入って、相手の攻撃を食い止める盾になります。


ーー長いキャリアを経て独立し、気持ちを新たにしている面もあると思います。

ありがたいことに、私たちの新たな船出を多くの方が応援してくれ、開業したばかりですがたくさんのご相談をいただけています。

戦う弁護士集団であること、攻めの姿勢を貫くこと。
今後もその方針を堅持しながら、より一層熱量を込めて、一つひとつの事件に向き合っていきたいですね。
電話でお問い合わせ
050-7587-7650
受付中

※お電話の際は「ココナラ法律相談を見た」とお伝えいただくとスムーズです。