相続・遺言の事例紹介 | 馬込 竜彦弁護士 横浜合同法律事務所

取扱事例1

• 遺留分の請求・放棄

遺留分額の大幅な増額に成功した事例

依頼者：50代 女性

【相談前】
ご依頼者様のお父様が亡くなり、相続人はご依頼者様と妹の2名でしたが、お父様は全財産を妹に与える遺言を残していました。
妹はお父様の財産一覧表を作ったうえで、ご依頼者様に対しわずかな遺留分で合意するよう迫ってきました。
ご依頼者様はご納得いかず、ご相談にいらっしゃいました。

【相談後】
私がお父様の財産を入念に調査したところ、妹が主張していたお父様の財産額よりはるかに多くの財産があることが分かりました。
さらに、お父様が亡くなる前の数年間に、お父様の口座から多額の出金があることが分かりました。私は、お父様と同居していた妹に対し、多額の出金の使い道を追及したところ、出金額の多くが現金として残っていることを認めさせることができました。
これらを踏まえて遺留分を再計算した結果、ご依頼者様の遺留分を大幅に増加させることに成功しました。

【先生のコメント】
しっかりとした財産調査と、それに基づく交渉の結果、非常によい結果を生むことができました。
ご依頼者様が妹の作った財産一覧表を鵜吞みにせず、ご相談に来てくださり本当によかったと思います。

取扱事例2

• 遺産分割

遺言の文言よりも有利な遺産分割に成功した事例

依頼者：70代 女性

【相談前】
ご依頼者様のお父様が亡くなり、相続人はご依頼様と兄弟の3名でしたが、お父様はご依頼者様の相続分が少なくなる遺言を残していました。ご依頼者様は遺産分割をする前に念のため遺言内容を確認しようと、ご相談にいらっしゃいました。

【相談後】
遺言の内容は複雑であったうえ、遺言に記載されたいくつかの不動産は既に処分されていたこともあり、遺言の解釈次第ではご依頼者様の相続分を増やせる可能性がありました。
交渉は決裂し、遺産分割調停になりましたが、私の主張する遺言の解釈が調停委員に受け入れられ、遺言の文言そのままよりもご依頼者様に有利な遺産分割が成立しました。

【先生のコメント】
遺言自体は有効であっても、遺言の内容が複雑・不明確であるような場合は、遺言の解釈を争うことで遺言の文言そのままよりも有利な遺産分割ができる場合があります。
ご依頼者様が念のため遺言内容を確認しようとご相談くださり、本当によかったと思います。