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わだ じろう
和田 慈朗弁護士
大宮ありあけ法律事務所
大宮駅
埼玉県さいたま市大宮区仲町1-65-2 金井ビル6階
対応体制
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  • 休日面談可
  • 夜間面談可
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※ご来所のほか、事案によっては、電話・オンラインでの相談も対応いたします。

インタビュー | 和田 慈朗弁護士 大宮ありあけ法律事務所

会社員から労基署勤務を経て弁護士へ。社会の不条理を是正するため、労働問題を強みに尽力

会社勤務を経て労働基準監督署やハローワークで勤務した後、弁護士へ転身した大宮ありあけ法律事務所の和田 慈朗(わだ じろう)弁護士。
自身の多様な経歴について「少し遠回り」と振り返りつつ、「強みでもあります」と力を込めます。
その理由は、依頼者の側に寄り添うための十分な知見と経験を積み重ねてきたからに他なりません。
自らも会社員時代に、企業側の対応で辛い思いをしたという和田先生。
「できる限り依頼者の方の要望を叶えたい」との思いから独立を決断した和田弁護士に、思い描く理想のリーガルサービスについてうかがいました。

01 弁護士を志した理由と経歴

会社員、社労士資格、労基署勤務。労基署時代には年間1000件以上の労働相談に対応

ーー弁護士になる前は労働基準監督署にお勤めだったそうですね。

実はその前には会社員をしていました。
勤めていた会社で残業代の未払い問題があったのですが、当時の私は会社側に対してなんのアクションも起こせなかったんです。
そのとき「法律の知識がなければ、自分の身を守れない」と痛感し、法律の勉強を始めました。
まずは労働にまつわる法律を学ぶため、社会保険労務士(社労士)を目指しました。
合格後、実務経験を積むため、行政で働こうと思い、会社を辞めてハローワークに転職しました。
1年目は雇用調整助成金などの助成金部門を担当し、2年目から労働基準監督署へ移りました。


ーー労基署では窓口でいろいろなお悩みにも接したのではないですか?

労働者、使用者問わず、1日に10件前後のご相談を受けていましたので、年間1000件以上のご相談は受けていたと思います。
私自身が会社員として経験した苦悩に加え、社労士としての立場から見えてくる気づきや発見がありました。
手続き的な対処力はもちろん、労働分野における労使間のトラブルのポイントを見抜く目が大いに養われる経験となりましたね。


ーーその後、司法試験を目指されるわけですね。

労働者の側に立って会社側と交渉をしたり、訴訟を提起したりするには、より広く法律問題に関わる必要があります。
結果的に、それらを実現するためには弁護士を目指すのが最善という考えに至り、次の目標を司法試験に据えたのです。

02 得意分野と強み

労働分野を強みに離婚、刑事事件など幅広い分野に対応

ーー着々と階段を登るように弁護士というフィールドに辿り着いた印象です。

会社員時代に感じた不条理に対して、自分なりに抗う行動を続けていくなかで、気がついたらというのが実際のところです。
いまになって足跡を振り返ってみると「少し遠回りしたな」と思う部分もあります。
反面、会社勤めを経験したことから、一般的な感覚を共有することができると思いますので,遠回りも悪い部分だけではないと考えています。


ーーやはり得意なのは労働分野になるのですか。

そこはもう、労基署時代も含めて相当な数のご相談を受けていますので、的確に対応できると思います。
いわゆる残業代未払いや不当解雇はもちろん、私の場合、社労士としても活動していましたから社会保険に関することなど労働関連にとどまらない周辺分野もカバーできることが強みです。

加えて自分が法律に関する知識を持っていなかった頃の会社員の感覚が体に染み付いていますので、依頼者の方により近い目線、感覚で問題解決へ向かっていけると自負しています。



ーー具体的にお聞かせください。

たとえば離婚問題なら、どうすれば依頼者の方が思うような離婚を実現できるのかを追求し、そのために必要なことを依頼者の方としっかりとお話ししながら探り当てていきます。
刑事事件の場合でも同じです。
被害者との示談交渉などでは、そのお気持ちに同じ目線に立って寄り添い、どうすれば不快に思われず、交渉に応じてもらえるのかをごく一般的な感覚で想像したうえで対応します。

03 解決事例

労基署勤務の経歴を活かし、会社側の資料に「穴」をみつけ想定以上の解決金を獲得

ーー印象に残っている解決事例を教えてください。

トラック運転手の方の残業代請求は、私の経験が生かせた事例の一つかもしれません。
依頼者の方は、会社側に未払い残業代を請求したのですが、その過程で退職勧奨も受けていました。

私は相手方より開示いただいた膨大な資料や就業規則等をくまなく精査し、そこに「穴」を見つけました。
その弱みを把握したうえで、こちらが有利になるよう慎重に交渉を進め、最終的には訴訟までいかず、300万円の金額で解決できました。
想定の3倍近い額を獲得できたので、依頼者もとても喜ばれていました。
とても細かい部分なのですが、労基署での経験で労務関連の各種資料をチェックするポイントを熟知していましたので「穴」を見逃さず、良い結果を得ることができた事例です。


ーー労働以外の分野ではどのような解決事例があるのですか?

とても難航した離婚案件が印象に残っています。
依頼者の方は離婚を望んでいたのですが条件が合わず、なかなか交渉が進まない状況が続いていたんです。
このとき私は依頼者の方と何度も話し合い、お気持ちを共有していました。
だからこそ、なんとしても依頼者の方の思いを成就して差し上げたいと思っていたのです。
法律的に解決は難しいと断念することもできましたが、私としてはその選択肢はありませんでした。
粘り強く交渉を続け、最後は調停までいかずに解決に至りました。

依頼者の方とあくまでも対等に、程よい距離感で向き合い続け、同じ歩幅でいい結果につなげられた自分なりに満足のできる事例でした。

04 弁護士としての将来像

最適なリーガルサービスを提供するために、独立を決断

ーー大手事務所で経験を積み、独立をされたそうですが、どんな想いだったのですか?

依頼者の方に寄り添って弁護をするというのが私の信条です。
このことを突き詰めると、「どうすれば依頼者の方にとって最適なリーガルサービスをご提供できるのか」という考えに行き着きました。
そもそも敷居が高くて弁護士に相談しづらい、費用がわからない、費用があまりない…など、依頼者の方にとって、本当は依頼したいのにそれを阻害する要素はたくさんあると思います。
私はそれを少しでも取り除きたかったのです。


ーーどういうことですか?

大規模な事務所になればなるほど,所属する事務所のルール等の制約が多くなる傾向にあります。
しかし,自らが経営することになれば,依頼者の方の希望や要望に沿ったリーガルサービスを私の判断で提供できるようになります。
支払い方法をいろいろご用意したり、事前相談のあり方を柔軟にカスタマイズしたり…。
画一的な対応ではなく,本当の意味でオーダーメイドの弁護をご提供したいと考えたのです。


ーーそこまでの想いがあったのですね。

もともと私自身、会社員時代に不条理な思いをしました。
ですから同じように辛い思いをしている人には、できるだけ気軽に法律相談をご利用いただき、少しでも早く苦難から抜け出してもらいたいのです。

ですから同僚や友人に相談するような感覚で、気軽に事務所を訪れ、相談してほしいと思っています。
「法律相談するにはどうしたらいいのか」。
そのレベルからでも相談に乗りますので、気兼ねなくお声がけください。
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