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おおくぼ ゆうき
大久保 勇輝弁護士
大久保総合法律事務所
烏丸御池駅
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インタビュー | 大久保 勇輝弁護士 大久保総合法律事務所

海上自衛隊出身の異色な経歴。念願の事務所設立後、交通事故と刑事事件に熱く取り組む

元海上自衛隊員という異色の経歴を持つ大久保 勇輝(おおくぼ ゆうき)先生。
現在は交通事故や刑事事件を強みとして、自分の名字を冠した大久保総合法律事務所でさまざまな相談を受け付けています。
逮捕された被疑者の生活が奪われないようにと奮闘した経験から伝わるのは、先生ならではの情熱。
内に秘める弁護士哲学、過去から現在に至るターニングポイントなどを聞きました。

01 01 弁護士になるまでの努力

熱心に勉強する先輩を見て一念発起。司法試験突破までの苦労

――弁護士になる前はどういったお仕事をされていましたか?

工業高校を卒業後、最初は海上自衛隊に入隊しました。
在学中に勧誘されたのがきっかけで、隊員として航海へ出ていました。
司法試験受験を決めたのも当時で、海上自衛隊の先輩に影響を受けたからです。
熱心に資格試験の勉強をしていた先輩から「勉強をしておかないとだめだ」と強く言われたんです。
その言葉に感銘を受け、何か目標をと考えたときにいろいろと調べて最終的にたどり着いたのが司法試験でした。


――その後は司法試験合格に向けて、力をそそいだんですね。

海上自衛隊を退職してから本腰を入れて勉強を始めましたが、実際に合格するまでは紆余曲折ありましたね。
当時は旧司法試験の時代でしたので、大学やロースクールへ行く必要はなかったんです。なので、無謀ではありますが高卒のまま独学で司法試験の受験を始めました。
ただ、仕事をしながらの勉強はやはり大変で、旧司法試験受験が廃止されたこともあり、合格できず一度はあきらめました。

その後、ほかの仕事に就いたこともありましたが、やはり諦めきれず、「今の生活や仕事でいいのか」という葛藤もあり、もう一度だけ司法試験を受験しようと思いました。
通信制の大学を出て29歳で法科大学院に進学し、無事に合格して32歳で弁護士登録することができ、弁護士としての活動をスタートしました。

いろいろとありましたが、やり切ってよかったと今になればそう思っています。

02 02 独立までの経験

自信が大切と先輩から学んだ―。経験を積み念願の事務所設立へ

――苦労の末に弁護士となったあと、どういった事務所で活動をスタートしたのでしょうか?

京都にある弁護士数5名の法律事務所で5年間、新人時代を過ごしました。京都では中規模の法律事務所ということになると思います。
勤務先の法律事務所は、企業の顧問弁護士から家族問題まで、幅広い分野に対応できる先生方がいらっしゃって、弁護士としての基礎を学びましたね。
所長弁護士からの「自信を持って相手と接しなさい」という言葉は、今も心に残っています。

初めはやはり慣れない部分も多く、実務での不安もあるため対応が不十分だったんですよ。
その姿勢はきっと依頼者さまにも伝わってしまいますし「今のままではダメだ」と気付かされました。
所長弁護士が「責任は自分が取るから思うようにやってみなさい」という姿勢でいてくれた環境は、めぐまれていたと思います。
さまざまな事件を担当していくにつれて、現場を通して弁護士に必要なことを学んでいきました。


――その後、独立を果たし、現在の大久保総合法律事務所を設立された経緯は?

前事務所へ入所する以前から「5年ほど下積みを重ねたら独立しよう」と考えていたんです。
当時の所長弁護士もいつか独立するという私の意思を尊重し、受け入れてくれました。
自分の事務所を立ち上げるのは目標でしたし、実現できてよかったと思っています。

03 03 力を込める分野

交通事故と刑事事件への熱さ。被疑者のために奔走した13日間の記憶

――現在は、交通事故や刑事事件に注力されていますね。

交通事故は、司法修習生時代を過ごした法律事務所での経験がもとになっています。
当時の研修先の法律事務所は、交通事故被害者の救済に熱心に取り組んでいました。
創業者であるパートナー弁護士は「交通事故被害者が涙する社会を変えたい」と、熱い思いを掲げて戦っている先生でした。

自分もその思いに共感していましたし、事務所を立ち上げた際には絶対に取り組みたいと考えていた分野でした。
その影響もあり、勤務弁護士時代から保険代理店や自動車修理工場の方とのご縁がつながることが増え、交通事故被害者の方に事件に取り組むことが多くなりました。

 現在はその経験をもとに、インターネット経由でも交通事故の被害に遭われた方からの相談を積極的に受け付けて、加害者(主に加害者の損害保険会社)に対する損害賠償請求業務を行っています。


――刑事事件では、どのような役割を担う機会が多いですか?

国選弁護人や私選弁護人として、警察に逮捕された被疑者の弁護人となるケースが多いです。

現在の捜査機関は、身体拘束の不利益をあまりにも軽く考えているように思います。数日間、逮捕や勾留をされるだけで人生が変わってしまうこともあるのに、慎重な判断をせずに身体拘束を行い不当な「人質司法」と呼ばれる取り調べを行うこともあります。
必要性のない身体拘束は決して許されるものではありませんが、まかり通っているのが現状です。
このように、不当に逮捕された方やその家族の生活を守るべく「勾留させない」という意識で取り組んでいます。

警察に逮捕された場合は最大で23日間、警察署で身柄を拘束される可能性があります。
特に逮捕後の3日間、警察や検察が身柄を拘束するかどうか決める時間が勝負と言われているんです。

その3日間で身柄が解放されれば社会復帰までのスピードも早められますが、拘束されてしまえば、被疑者の職場などからの信頼が日に日に落ちてしまうのは想像できると思います。
独立当初、当番弁護士として刑事事件へ関わる機会が増えた時期があり、それをきっかけに問題意識が強くなっていきました。

 また、現在では身体拘束をされていない被疑者の弁護活動なども幅広く取り扱うようになっています。このようなケースでは示談交渉が重要な業務になりますが、示談交渉は教科書に載っていない技術や経験値が必要となることから、示談交渉慣れをしている弁護士に任せたほうが良い分野であると思い、この点に注力しています。


――熱い思いが伝わってきますが、刑事事件の中で印象に残っているものはありますか?

国際線パイロットをされていた方が、ありもしない嫌疑をかけられて逮捕されてしまった事件は忘れられません。一般に、このような場合は「否認事件」として扱われ、身体拘束への要請が強まり、めったなことでは早期に釈放されることはありません。依頼を受けた当初も、早期の開放は絶望的で、そのままでは職を失うという危機的な状況でした。
結果としては逮捕から13日後に身柄が解放されましたが、期間中はこの事件だけに力をそそぎました。
このような状況であったこともあり、無実の依頼者が不当な身体拘束にあって人生を奪われることがあってはならないと、使命感に駆り立てられたんです。

逮捕後に依頼を引き受けてからは、勾留取り消しを裁判所へ求める手続きなど、できる限りの手をつくしました。
絶望的と思われた事件でしたがなりふり構わず奔走した結果、奇跡的に身柄拘束から解放されたのです。あきらめずに努力すれば結果は変えられる、と実感した瞬間でした。依頼者は無事にパイロットとしての仕事に復帰することができ、のちに「熱心に対応していただき、ありがとうございました」と感謝の言葉をいただけたのが、うれしかったです。

04 04 将来像と今後

事務所拡大も視野に。相談の場をなごませながら、依頼者目線で対応したい

――ちなみに、お休みの日などの趣味や息抜きはありますか?

所属する弁護士会の野球部で、他の先生方とともに野球へ打ち込んでいます。
元々、経験者ではなかったので現在のポジションは指名打者で、体が大きいという理由で選ばれました。
チームメイトとは仕事の話もまれにしますが、和気あいあいとした雰囲気で汗を流すのは楽しいです。
毎年秋に各地の弁護士会の野球部が集まった大会も開催されているため、仲間同士で優勝を目指して練習に励んでいます。


――今後は、どのような弁護士として活躍していきたいですか?

事務所拡大も視野に入れながら、難しいと思われる事件のご相談にも柔軟に対応していきたいです。
今までと変わらず、依頼者の立場に立った姿勢を大切にしていきたい気持ちは持ち続けています。


――最後、相談に悩む読者のみなさまへメッセージをお願いします。

法律事務所に対して、自分とは遠くかけはなれた場所だと考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、本来は悩めるみなさんにとっての身近な味方ですので、気軽にご相談いただきたいです。
初回相談では緊張した表情を浮かべる方もいらっしゃいますが、趣味や故郷のお話など、雑談もまじえながらお時間の許す限りお話をうかがっています。
気負うことなく、事態が深刻化する前にお問い合わせいただければと思います。
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