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かわしま たかゆき

川島 孝之弁護士

アロウズ法律事務所

水道町駅

熊本県熊本市中央区安政町8-16 村瀬海運ビル802

対応体制

  • 分割払い利用可
  • 初回面談無料
  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • メール相談可
  • WEB面談可

注意補足

相続、交通事故(人身事故)、債務整理の相談は初回無料です。 刑事事件で警察に呼び出されている・逮捕されている場合は電話やメール相談が可能です。

今なお残る恩師の教え。被告人の「味方」になりたい、刑事事件にかける情熱

証券会社や国税局での勤務後、弁護士の道へ進み、2015年に熊本県・アロウズ法律事務所を開業した川島 孝之先生。
弁護士と税理士の「二刀流」で、会計分野の実務経験を今でも活かしているのが先生の強み。
現在は、かつての恩師の教えを胸に、刑事事件や相続分野を中心に相談者の味方として活躍しています。
刑事被告人の命運が決まる最終弁論でみせた信念とは。そのルーツを聞きました。

01 弁護士としての強み・信念

被疑者や被告人の味方に。今なお胸に残るのは恩師の教え


――事務所では主にどのような事件を扱っていますか?

刑事事件と相続事件が中心です。
刑事事件では、私選弁護人を頼む方が多い性犯罪分野の相談が多いですね。
ご本人からの依頼だけではなく、相談者の配偶者やご家族からも問い合わせがあります。
依頼者は日々の生活や仕事がどうなるのか不安を感じているので、しっかりお話を聞いて適切なアドバイスをするよう意識しています。
ロースクール時代から、とくに刑事事件にはこだわりたいと思っていました。


――なぜ、刑事事件にこだわりを持っているのでしょうか?

ロースクールで、最前線で刑事弁護を担当していた先生方から色々と学ばせてもらったからです。
先生が担当する実際の刑事事件で先生と一緒に弁護活動を行うカリキュラムがあり、大学院生の立場で実際に考える機会もたくさんあったんですよ。
学生の立場で実際の刑事事件に触れ、日本の法律がいかに逮捕された被疑者や裁判にかけられた被告人に対して厳しいかを考えるようになりましたね。
本当に味方になって守れるのは弁護士しかいないと感じましたし、その思いは今でも変わりません。


――これまでの担当事件で印象的だったものは?

まだ弁護士になったばかりの頃、旦那さんが強制わいせつ容疑で逮捕されてしまった奥さんから依頼を受け、弁護人を務めた事件は、印象に残っています。
実刑か執行猶予かと二択が迫られる状況で、裁判員裁判だったのもあり緊張感も強い事件でした。
大学院時代の恩師は、裁判員裁判では、裁判員の人に味方になってもらえるよう、手元のペーパーを読まず、裁判員の目を見て話しなさいと言っていました。
その教えに従い、弁護側が最後に意見を主張する最終弁論では手元を見ず、まっすぐ裁判員の方々を見ながら、弁護側の意見が伝わるように心を込めて話しました。今でこそ、このような弁論の方法は当たり前になりましたが、当時はまだペーパーを読む人の方が多数派でした。
私はまだ駆け出しの弁護士でしたし、緊張しましたね(笑)
でも、弁護士になった以上、目の前の依頼者のためにいつだってベストを尽くすべきだと考えていたんです。
裁判が終わったあと、奥さんから「裁判での弁論、本当に感動しました。ここまで先生にご尽力していただき、やることはやったのだから、どんな判決が出ても納得できるな、と心から思えました。」とおっしゃっていただいたのは、忘れられません。

02 弁護士を目指した理由

弁護士は天職。憲法第97条“基本的人権”にある歴史の重み


――ロースクールへ入るまでは、証券会社と国税局で勤務されていたそうですね。

大学卒業後に証券会社、国税局で働いていました。
証券会社ではトレーディング担当でしたが、希望していない部署への異動がきっかけとなり辞めてしまったんです。
国税局は、両親が税理士なので家業を継ぐため、現場を知ってから税理士資格を取ろうと考え入りました。


――そこからなぜ、弁護士を志したのでしょう?

国税局の研修で、法律への興味がわいたからです。
勤務3年目に租税法研究の権威である東京大学・中里 実先生の講義を聞いたのがきっかけでした。
法律的な解釈の仕方を考えるのが面白いと思ったんですよね。
それから自主的に憲法の入門書を読み始めたんです。
そこで、憲法第97条を読んだときに、衝撃を受けました。
基本的人権は、国を問わずあらゆる議論、歴史の試練の末に作られたものだと知り「この条文ができるまでにどれほどの人々が犠牲になったのだろう」と、歴史の重みを感じました。
それを機に「より法律のことを知りたい」と思い、ロースクールへ入り弁護士になろうと決意したんです。


――社会人を経て勉強へ打ち込むのは、だいぶ苦労もありそうです。

当時はロースクールができたばかりで、新司法試験の合格者数について「年間3000人が目標」と言われていたんですよ。
法曹人口の拡大も注目されていて、それほど合格するなら自分もと楽観的に考えていましたが、勉強はやはり苦労しました。
大学も経済学部でしたし、入門書しか読んでいないままロースクールに入学したので、初めは先生の言っていることが何も分からないほどでした。
その後、苦労しながらも新司法試験に合格できて、今では弁護士が天職だと思っています。
依頼者の抱える問題もさまざまですし、常に新鮮な気持ちで取り組んでいます。

03 独立の背景と変化

会計知識も武器に。三位一体で事務所を支える日々


――国税局に勤めた経験や、税理士登録もされている点は、日々の相談でも役立っていますか?

私の場合は、国税局で学んだ会計や税金の知識が実務でも生きています。
例えば、会社間の詐欺事件を引き受けたときは、お金の流れをスムーズに判断できたので役立ちました。
離婚相談でも旦那さんが会社を経営していたケースがあり、会社のお金か個人のお金かで財産の取り分が変わってくるため、会計資料も読みながらのアドバイスができました。


――現在は、アロウズ法律事務所を開業されていますが、独立はいつ頃から考えていたんですか?

弁護士になった時点で「いつかは独立したい」と考えていましたが、大きかったのは初めて勤めた横浜の弁護士事務所での経験です。
その事務所は、入所した当初から帳簿や経営状態をオープンに見せてくれていました。
初めて事件を担当したのも入所から2ヶ月と早かったですし、独立もすすめてくれて、弁護士としての自主性が身に付きました。


――熊本県に事務所を構えた理由は?

妻の転勤がきっかけでした。
妻も弁護士ですが、開業を考えていた頃、熊本に異動になったんですよ。
2人とも東京出身でしたけど、妻が単身赴任する状況になり、私も「そろそろ独立を」と考えていたのですが、どこで開業するか決めていませんでした。すると妻が、熊本は住みやすくていい街だと言うので、妻が偶然熊本に異動になったことも縁かなと思い、熊本で開業することを決めて現在の事務所を作りました。
ただ、開業当初からネット経由で依頼を受け付けていたので、熊本県に限らず依頼は全国から引き受けています。


――奥さんが仕事仲間というのは、頼もしい部分もありそうです。

自宅ではあまり仕事の話をしませんが、担当の事件について「ここどうだろう」と相談できるし、書面の作成を手伝ったりしてもらえるので助けられています。
もう1人の大岸 裕介も、アパレル出身と異色な経歴を持つ弁護士ですが、サービス業の経験を活かした対応力で活躍してくれています。


――三位一体で事務所を支えているんですね。日々、忙しいと思いますが、息抜きはありますか?

中学時代から続けているバスケットボールです。
月に2回ほど、社会人チームで汗を流しています。
チームスポーツのため、パスをもらうためにどう動くべきかを考えるのは楽しいんですよ。
メンバー同士の意思疎通がピタッとハマる瞬間も、面白いですね。

04 今後の展望

弁護士はサービス業である。職人としての力を保ち続けたい


――弁護士として、今後どのように事件と向き合いたいですか?

代表として事務所の経営を考える時間が多くなり、以前に比べると担当する事件の数は少なくなりました。
ただ、そのぶん一つひとつの事件には以前よりも濃く、向き合えていると思います。

弁護士はサービス業であるべきです。
法律をたよりに相談者の皆さんへ寄り添う気持ちをずっと持っていたいですね。
法律を扱う者として責任を持って弁護活動ができるよう、新しい法律の研究なども、これまでと同じく続けていきたいです。


――最後、相談に迷っている方へのメッセージをお願いします。

法律がからむ問題は、どこに問題点があるのかも分からないまま悩んでいらっしゃる方も多いと思います。
刑事事件は警察から呼び出されている場合は電話相談もできますし、相続分野は気兼ねなくお越しいただけるように、当事務所は初回相談を無料にしています。
相談するとみなさん「不安が解消されてよかった」と笑顔になっていただけるので、困ったことがあれば気軽に相談してください。

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