【ご依頼者:女性】DV夫に対して、妻と子への接近を禁じ、離婚を成立させた事例
今浦 啓
弁護士
【ご相談内容】【ご相談の状況】
1 相談内容
夫が飲酒して酔うたびに暴力をふるわれてきたことに長年悩んでいた方です。
夫が酔って奥さんに暴力をふるい、奥さんがけがをしたとのことで、たまらず警察に通報したところ、夫が逮捕されました。
夫が逮捕されている間に、「夫と離婚したいがどうすれば良いか」とご相談にいらっしゃいました。
2 相談を受けて
ご相談者様にはお子さんが1人おり、2人とも夫からの暴力におびえ、精神的にも参っているようでしたので、離婚の話を進めるよりも先に2人の身の安全を図ることを優先し、その後、離婚の話を進めることとしました。
【結果】
1 夫との接触を避ける
まずは、夫が釈放されれば再び同居が始まり、暴力を受けることが考えられたので、夫が逮捕されている間に引っ越しをするようアドバイスし、引っ越しを完了してもらいました。
もっとも、引っ越しをしたとしても、夫に居場所をつきとめられれば、待ち伏せをされるなどの可能性があり、それだけでは不十分でした。
そのため、裁判所に保護命令を申し立てて、ご相談者様とそのお子さんに接近しないようにとの命令を出してもらいました。
2 離婚の申し立て
接近禁止命令を出してもらい、ご依頼者様が精神的に落ち着いた頃に、離婚調停を申し立てました。
交渉の結果、離婚が認められ、お子さんの親権も得ることができました。
また、希望していた養育費の支払いと財産分与も確保でき、ほぼこちらの要求どおりに調停が成立しました。
【コメント】
DVで悩んでおられる方はかなりいるのではないでしょうか。
身の危険を感じる場合などには、シェルターへの避難や、裁判所から「しばらくの間近づかないように。」との命令を出してもらうことは非常に重要であると考えています。
ご依頼者様は、長年DVで苦しんできたこともあり、離婚が認められたことにとても安堵しているようで、調停終了後には大変感謝されました。
DV被害に遭われている方には、特に迅速かつ適切に対応するよう、心がけております。