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どい りょうた
土井 稜太弁護士
弁護士法人ももとせ 放出法律事務所
放出駅
大阪府大阪市鶴見区放出東3-7-10 サンメゾン102
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
  • 後払い利用可
  • 初回面談無料

インタビュー | 土井 稜太弁護士 弁護士法人ももとせ 放出法律事務所

企業法務、相続、離婚の三本柱。交渉に力を入れている大阪・放出の町弁

地域密着を旗印に、大阪市東部に3つの事務所を構える弁護士法人ももとせ。
土井 稜太(どい りょうた)弁護士は、放出(鶴見区)を拠点に活動し、多くの地域住民から愛されています。
とくに注力しているのは相続と離婚、企業法務です。
相続人などの関係者が10名を超える遺産分割をまとめた根回し、離婚交渉、役員の退職金を大幅に減額した駆け引き。
1日でも早い解決にこだわる理由は、どこにあるのでしょうか。

01 現事務所について

地域密着を掲げ、放出などに3拠点。企業法務や相続、離婚に注力

ーー現在お勤めの事務所について教えてください。

当事務所は大阪市東部の森ノ宮、今福、放出に3つの拠点を設けており、私はおもに放出で活動しています。

いずれも法律事務所が数少ないエリアです。
弁護士は裁判所近くに事務所を構えるケースが多いなか、私たちはそうではない場所で困っている方々に寄り添ってきました。
どなたも気軽にふらっと立ち寄れる、地域密着の法律事務所です。

私自身も大阪で生まれ育ちました。
地域に貢献したい思いは、人一倍強い自負があります。
実際、ご依頼の大半は地域の方々が占めています。
私たちのような存在は、地域のつながりが弱まっている今だからこそ、むしろ重要性が増しているのではないでしょうか。


ーー相談内容としては、どんなものが多いですか?

中心になっているのは、相続、離婚・男女問題ですが、企業関係もちらほらあります。

企業法務では、地元の中小企業と顧問契約を結ばせていただいています。
それ以外にも、知人間のお金の貸し借りなど身近なトラブルを幅広く扱っています。

解決手段についても、私たちには明確なスタンスがあります。
それは、示談交渉にとくに力を入れていることです。
もちろん、案件によっては訴訟に打って出ることもあります。
ただ、できる限り当事者間での話し合いや交渉で事態を終息させる方が良いのではないかと思っています。

02 注力分野

相続人が約10人に上る遺産分割を友好的に解決

ーーなぜそこまで交渉での解決にこだわっているんですか?

早期解決の恩恵が大きいと思っているからです。
裁判がやむを得ない場合はもちろんありますが、裁判に突入すれば、依頼者さまにとっては時間や弁護士費用がかさみ、精神的な負担も大きくなります。

弁護士にとっては、訴訟になれば訴訟の着手金をいただく分報酬は増えるかもしれませんが、私たちが重視しているのはそこではありません。
依頼者さまが1日でも早く心の重荷を取り除き、気持ちを新たに次の一歩を踏み出していく。
何よりも大切にしているのは、その後押しをさせていただくことです。


ーーただ、たとえば相続人の多い遺産分割協議などは交渉が難航しがちなイメージがあります。

以前、相続人や相続人の親族など関係者10人を超える遺産分割協議を円滑に進められたことがあります。

高齢の方が多く、遠方に住んでおられました。
ご意向を伺うのは大変でしたが、皆様方のご協力あって、無事に法定相続分を受け取るかたちで終えることができました。

幸い大きなトラブルもなく済んだのは、こまめな進捗報告、丁寧な説明があったからだと考えています。
一人ひとりと何度も連絡を取り、必要な資料をすべてお見せするなどとにかく説明を尽くしたんです。


ーーそうした誠実な対応が、多くの相続人に伝わったと。

その件に限らず、交渉を実らせるには第一歩が肝心だと感じております。
たとえば、相手にお送りする文書での言葉遣いです。

そこになんだか偉そうな態度が見え隠れしたり、反感を買うような言葉が入っていたら、相手は態度を硬化させマイナスからのスタートを余儀なくされます。
書面を読む相手の心情に、十分配慮しなければなりません。

たとえば、「貴殿」という言葉をあまり使いません。もちろんあえて使うときもありますが。
そうではなく、相手のお名前に「様」をつけることが多いです。
「貴殿」は日常生活ではほとんど目にしない言葉ですが、弁護士は当たり前のように使いがちだと思います。
弁護士から文書が届いた時点で警戒されるのが普通ですし、言葉遣いにどれだけ気を遣っても、偉そうだと思われることが多いと思っております。
細かい話かもしれませんが、私はそんな風に書面の文言やトーンにもかなり気を付けているつもりです。

03 注力分野

役員の退職金を大幅に減額。自宅退去を迫られる女性を救った離婚交渉

ーー企業絡みの案件でも、やはり交渉で妥結することが多いんですか?

そうですね。
たとえば以前、ある役員の退職金の金額の交渉をしたことがありました。

一切払うつもりがないということではないですが、提示された金額がどうなのかと悩まれておりました。
評価がわかれるところもあり、裁判になればどっちに転ぶかわかりません。


ーーその前に、交渉で手を打つ必要があったと。

ご依頼者様には、裁判になった場合に予想されることをご説明いたしましたが、裁判の動向が読みづらいうえに、仮に長引けばその間、役員報酬を支払い続けなければならない可能性もありました。

結局、1か月ほど協議を続け、会社にとってはそれでも大きな金額だったとは思いますが、当初よりはかなり減額することができました。


ーー離婚・男女問題でも、印象に残っている事件があれば教えてください。

女性側でお受けした離婚で、不動産の立退き交渉のような事件がありました。

環境が特殊で、精神的な負担を考えると早々に環境を変えるべきでした。
ただ、目標からすると置かれている環境で粘っていただくことが最善だと思われました。


ーーそれは気まずいですね。精神的にもこたえそうです。

ただ、依頼者さまとしては新居を探さないといけませんし、それ以外の生活費も必要です。
離婚条件の交渉を続けている間は、なんとか辛抱していただいたおかげで比較的スピーディーに終えることができました。

最終的に、もろもろ含めてご納得いただける金額を払ってもらうことができたと思っております。
離婚とともに、不動産の立ち退き交渉のような側面もあった事件でしたね。

04 悩んでいる人たちへ

顔を合わせ、言葉を交わす。対面のコミュニケーションにこだわる理由

ーー依頼者とは普段、どんな風にコミュニケーションをとっていますか?

できるだけこまめにご連絡するとともに、打ち合わせも何度も重ねるようにしています。
電話やメールで済むようなことも、私は直接会ってお話することを大切にしているんです。

先ほどご紹介した、女性の依頼者さまもそうでした。
離婚条件がまとまるまでとてもしんどかったはずです。
よく世間話もしていたと思います。


ーー顔を見て、言葉を交わす。そのほうが、より安心できそうな気がします。

まさにそう思っているんです。
今やオンライン面談が当たり前の時代です。
その流れに逆行しているとも言えますが、「顔を見れば安心できる」という方はとても多いように感じております。
私も大事な話をするときほど、直接お会いしたいと思っております。
ここを訪ねてくださる方のなかには、オンラインの操作に不慣れな高齢者もたくさんいらっしゃいますからね。

誰にもいえない不安や悩みは、ひとりで抱え続ける必要はありません。
こういうことを話して良いかななどど思われるかもしれませんが、ご遠慮なくおっしゃっていただければと思っております。
読者の方々には、ぜひそうお伝えしたいですね。
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