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きのした こうじ
木下 浩治弁護士
川崎さくら法律事務所
川崎駅
神奈川県川崎市川崎区宮前町8-13 大幸ビル403
対応体制
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  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • WEB面談可

インタビュー | 木下 浩治弁護士 川崎さくら法律事務所

借金問題の実績多数。離婚や刑事事件など、こつこつと粘り強く対応する弁護士

債務整理や離婚、刑事事件を中心に、幅広い事件に対応しているのが、木下浩治(きのしたこうじ)弁護士です。
現在は神奈川県川崎市に、川崎さくら法律事務所を開業。
身近なお困りごとを丸っと引き受ける町弁として、日々手腕を振るっています。

どんな時でも笑顔を絶やさず、誰とでもすぐに打ち解けられるフランクさも魅力の木下弁護士。
元々は新聞社に勤務しており、約10年の会社員生活を経て、一念発起して弁護士となった努力家です。
では木下弁護士は、なぜ順風満帆な会社員生活を手放して弁護士となったのでしょうか。
現在に至るまでの歩みや、弁護士としての信念などをご紹介します。

01 弁護士を目指した理由

元新聞社勤務のサラリーマン。冤罪で戦う弁護士の姿に心が動いた

――なぜ、弁護士を目指したのでしょうか?

実は私、元々新聞社で会社員をしていたんですよ。
当時勤めていた新聞社は、「志布志事件」という冤罪事件について食い込んだ取材をしていました。
私は記者ではなかったのですが、仕事の一貫で、志布志事件を題材とした記者向けの研修を、聞かせてもらったことがあったんです。
その研修の中で、実際に冤罪に苦しめられた方の生の話を聞き、弁護士がそうした冤罪で困っていた人の味方となって粘り強く戦いぬいたという話は、私に大きなインパクトを与えました。
今まで畑違いの仕事をしていましたが、顔の見える一個人のために熱く戦う弁護士の仕事をしてみたいと思ったんですよね。
そこで思い切って会社を辞め、ロースクールへ入学することになりました。


――会社員のキャリアはどのくらいあったのでしょうか?

約10年です。ずっと同じ新聞社で働いていました。
まさに一念発起です。環境もガラリと変わりました。

なかなか司法試験合格への道のりは険しく、会社を辞めたことを「早まったかな??」と少しばかり思ったこともありました(苦笑)。
晴れて合格したときは、嬉しさはもちろんですが、安心感の方が強かったです(笑)


――弁護士になる前と後で、弁護士に対する印象は変わりましたか?

弁護士になる前は、「弁護士は凄い人だ」というイメージがありました。仕事でお世話になったことのある弁護士の先生方が、本当に凄い方ばかりだったからかもしれません。
でもいざ自分がなってみると、弁護士資格を持っているからといって、そのこと自体で偉いわけでもないですし。
みなさん、仕事面は凄く頼りになるけれど、お酒を飲めば普通にくだけた人が多いと思います(笑)

結局弁護士(特に町弁)の仕事も、「人対人」、個人と個人の人格のぶつかり合いなんですよね。
法律の知識があるからこそ、弁護士には人々のお困りごとを解決するという使命があります。
真心を込めて真摯に向き合うことで、依頼者さまも心を開き、人間同士のお付き合いができるはずです。
これが、依頼者さまと弁護士の信頼関係にもつながるんだと思います。
いつまでも「人を助けたい」という熱意と謙虚さを持ち続けることが、弁護士には凄く大切なことだと思います。

02 これまでのキャリア、強み

債務整理や離婚など、依頼者に寄り添う町弁として活躍

――現在に至るまでのキャリアを教えてください。

まずは色んな事件を経験したいという思いが強かったので、いくつか事務所を移りながらあらゆる事件の弁護活動に取り組んでいました。
離婚や相続などの家事事件や、私が弁護士を目指すきっかけにもなった刑事事件。
更に借金・債務整理に関しては、数百件単位での経験があります。以前所属していた東京の事務所が、債務整理にかなり力を入れていたんです。
関東近郊だけでなく全国から相談を受け付けていたので、私も日本中を飛び回って対応していました。


――債務整理は、具体的にどのような案件が多かったのでしょうか?

基本的には個人の方からのご依頼で、自己破産や個人再生、任意整理など全ての手続きに対応していました。

借金問題って、人に相談しにくいですよね。
でも本当に解決したいのであれば、依頼者さまには全ての事情を正直に話していただく必要があります。
実はギャンブルで借金を作ったなど免責不許可事由があるのに、そうした事情を隠されてしまうと、かえって思うような解決は望めないんです。
借金があるからといって、依頼者さまを責めるのではなく、むしろ経済的に立ち直っていくには今後どうすべきか、一緒に考えていきたいと思います。
そのためにも依頼者さまの話をしっかり聞き、じっくり時間をかけて丁寧に向き合うように心がけています。


――家事事件の実績も教えてください。

家事事件は、不貞慰謝料などの男女問題や離婚、かなり協議が難航した相続事件などの解決実績があります。
町弁として働いているので、家事事件などの身近なトラブルは相談件数も多いですね。


――対応で心がけていることはありますか?

事案の背景を理解し、依頼者さまがどこに重きを置いているのか、どんな結果を望んでいるのかをしっかりと聞き出すことです。
そして依頼者さまが後悔しないように、依頼者さまの主張は可能な限り相手方や裁判官に伝えるようにしています。

やはり家事事件は、当事者の感情が複雑に絡み合う分野でもあります。
基本的にトラブル発生後のご相談となることが多いので、最初のご相談の時には「今、どんな状況に陥っているか」という情報に気を取られてしまいがちです。
でも「今起きていること」の背景には、夫婦にしか、そして長年の確執を抱えている親族にしかわからない事情があるでしょう。
依頼者さまによって、抱えている事情も価値観もさまざまですから。
私の考えを押し付けるのではなく、1人1人に合った解決をするために、まず話をしっかり聞くようにしています。


――事件を幅広く経験し、現在の川崎さくら法律事務所の開業に至るわけですね。

はい。現在は司法修習の同期3人で、川崎さくら法律事務所を開業しています。

現在に至るまで、個人の皆様のさまざまなお悩みの解決に尽力してまいりました。
これからも地域に根付いた町弁として、来るもの拒まずの精神で、どんな事件にも対応していきたいですね。

03 解決事例

覚醒剤の再犯。実刑不可避と思われた厳しい状況で、執行猶予付き判決を獲得

――印象に残っている解決事例を教えてください。

覚醒剤取締法違反の罪に問われた事件で、被疑者の代理人となったケースをご紹介します。
実は依頼者さまは、以前も覚醒剤の所持で逮捕されたことがあったんです。
私が依頼を受けたときは、再犯のうえに所持していた分量が非常に多く、正直なところ実刑は免れないだろうという厳しい事案でした。


――どのように解決したのでしょうか?

依頼者さまには大切なご家族があり、かつ一人で切り盛りしていた会社経営者でもあったので、当然実刑は免れたいわけです。
執行猶予獲得の条件はさまざまですが、真摯に反省していること、再犯をしないということは必ず証明する必要があります。
しかも今回は再犯だったので、求められる条件も厳しかったんです。
私はご家族の皆さんに、今後の依頼者さまの薬物依存の治療をサポートしていただくように要請し、ご家族が一丸となって依頼者さまの精神面も含めた支援をしてくれました。
そして、依頼者さまには医療機関やダルクに、ご家族と一緒に懸命に通っていただき、適切な治療を始めていただきました。

裁判でも、依頼者さまの反省や覚悟、ご家族の想いを、裁判所に丁寧に伝えてもらいました。
刑務所に入らなくても、本人の強い覚悟とご家族の監督、サポートのもとに、しっかりとした治療を受けられる環境を整えてあること、薬物への誘惑が再発しても皆で止められるよう取り組むことを伝え、再犯の可能性は限りなく低いことを説明しました。


――最終的に、どのような結末になったのでしょうか。

無事に、執行猶予付き判決を獲得できたんです。懲役5年・執行猶予3年という、実刑にならないぎりぎりの内容で、裁判所も本当に悩まれたとおっしゃっていました。
依頼者さまとご家族は実刑を覚悟し、前日夜には家族でお別れ会を開いていたとのことで、この結果には泣いて喜んでいました。
ご家族からは「ここまで寄り添っていただき、本当にありがとうございました。二度と同じ過ちを繰り返さないようしっかりサポートします」と感謝の言葉もいただきました。


――解決のポイントは?

絶対に諦めないことです。
今回のケースは再犯で、所持していた量からしても執行猶予の獲得は難しい事案でした。
でも依頼者さまやご家族の生活、権利を守るために何をすべきか。
この意識を常に持ち、弁護士として依頼者様やご家族とともに二人三脚で(人数が多ければ二人三脚ではありませんが)、諦めずに取り組みました。

04 信念、メッセージ

常に献身、誠実、尊重の精神で向き合う。気軽にフランクにご相談を

――弁護士としての信念を教えてください。

真面目にコツコツと取り組むことですね。
私は鹿島アントラーズのサポーターなのですが、以前ジーコ監督が掲げていた「献身、誠実、尊重」という言葉に非常に共感したんです。
依頼者さまのために汗を流して「献身」的に戦い、どんな状況でもメリットを「誠実」に追求する。
そして、依頼者さまの気持ちを「尊重」する。
常に「献身、誠実、尊重」を胸に、弁護活動に取り組んでいます。


――最後にメッセージをお願いします。

弁護士は雲の上の存在なんかじゃありません。
ぜひ気軽にご相談にいらしてください。
私、コミュニケーションには結構自信があるんですよ。
先日趣味のひとつでもある登山に出かけたんですが、山で出会った同年代の人たちと意気投合しまして(笑)その後、山とは関係なく飲みに行く間柄になりました
初対面の方でもすぐに打ち解けられるフランクさは、私の長所だと思います。

更に私には、10年の社会人経験もあります。
世間一般の感覚や常識もよく理解しているので、依頼者さまのお気持ちに共感できる部分も多いはずです。
ちょっと話してみようかな、という感覚で構いませんので、いつでもご相談お待ちしています。
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