刑事事件の事例紹介 | 木村 洋平弁護士 川崎さくら法律事務所

取扱事例1

• ストーカー

起訴されれば実刑確実の状態で再度のストーカー行為をしてしまい逮捕・勾留されていたが、早期釈放を実現し、示談を成立させ執行猶予を獲得した事例

【ご相談内容】
スートーカー等の規制等に関する法律違反事件で過去４回逮捕・勾留され、直近の２回の事件については実刑判決を受け、刑事施設に収容されていた被疑者のお母様から早期の身柄解放と実刑回避をお願いされました。


【解決の過程と結果】
被疑者にはスートーカー行為等を自制できない精神的疾患があることが判明したため、医師のもとで入院通院をする必要があることが判明しました。
そこで、医療機関と連携をし、医師を身元引受人とし、病院にて入院治療をすることを条件に保釈を認めていただきました。
また、並行して、被害者とコンタクトを取り、一定期間、入通院をすることを条件に示談をすることができました。被害者としても十数年もの間、被疑者のストーカー行為に悩んでおり、入通院による治療でストーカー行為が抑えられる可能性があるのであれば、喜んで示談したいとのことでした。
被害者との示談成立を受け、実刑確実であったところ、執行猶予の判決を獲得することができました。

【先生のコメント】
刑事弁護では、弁護人が労を惜しまず対処することがその後の結果において非常に重要です。例えば、被害者にどれだけ真摯に対応したか、本人にどれだけ今後の生活を具体的にイメージさせたか、どれだけ周囲の人間を説得したかが、保釈や執行猶予の獲得に大きく関わってきます。そういった労を惜しまずに、過ちを犯してしまった方の再スタートを全力をあげて応援したいと考えています。

取扱事例2

• 裁判員裁判

裁判員裁判対象事件において不起訴処分を獲得した事例

【ご相談内容】
被疑者のご家族からどうにか減刑を狙って弁護活動してほしいと、お願いをされました。


【解決の過程と結果】
ご依頼日当日に被疑者と接見をし、被疑者の方から検察官の取調べの内容を確認し、想定される手持ち証拠を想定した上、完全黙秘をするよう指示しました。
その上で、被疑者の方を精神的にサポートするためほぼ毎日接見にいきました。その結果、処分保留として釈放を受けた後、嫌疑不十分として不起訴処分を獲得することができました。

取扱事例3

• 盗撮・のぞき

盗撮の疑いで在宅捜査が進んでおり、同種前科前歴や余罪があったもの不起訴を獲得した事例

【ご相談内容】
盗撮の疑いで立件されてしまい、何とか処分を避けたいということでご相談にいらっしゃいました。

【解決の過程と結果】
被害者が特定されておらず示談ができない状況の中で、今後、再犯のおそれがないことを検察官に訴求できるよう親族の協力を得たり、クリニックへの通院を継続するようアドバイス等した結果、不起訴処分を獲得することができました。

【先生のコメント】
検察官が処分を決定する上での要素として、被疑者の再犯の可能性、被疑者の更生の可能性というものがあります。
本件は被害者が特定されていないケースでしたので、再犯の可能性がないこと、更生する可能性が高いことを検察官にアピールすることが必要な事案でした。
実際に、被疑者には病院を紹介し、通院をしていただき、医師が作成した治療計画書を証拠として提出することで、被疑者の更生するための環境が整っており、再犯をするおそれはないと認定され不起訴処分の獲得ができました。
このように当事務所では、豊富な実績をもとに、過ちを犯してしまった方の人生の再スタートを全力で応援しています。