インタビュー | 澁谷 朗弁護士 たいへい法律事務所

――澁谷先生の強みは何ですか？

基本的にはどのような事件でも受けるようにしています。
もちろん仕事ですので、経営のことも考えてはいます。
ただ、それよりも目の前で困っている人がいたらまず助けることを優先していますね。

今は離婚、刑事、相続を中心に、数多くの事件を扱っています。


――ほかにも強みを教えてください。

依頼者さまと相手方、双方の話をうまくまとめられていると思っています。

たとえば、お子さんがいて離婚する場合は、離婚してもお子さんを通じて関係は続きます。
特に奥さまが依頼者さまの場合は、婚姻費用や養育費、それに親権を適切に獲得したいと考えていることが多いです。
ただ、決して相手（旦那さま）を圧倒したり追い詰めたりしようとは思っていません。

徹底的に争って関係が悪化するよりは、お互いが納得できる案を見つけて提案する。
必要な主張はしますが、無闇に関係を悪化させるようなことは絶対にしません。

今後の関係も見据えた解決を模索します。

相続でも基本的なスタンスは同じですね。

――刑事事件で大切にしていることがあるそうですね。

まずは対応の早さですね。
刑事事件の依頼者さまは1分1秒を争う事態に直面している場合もあります。
逮捕されれば仕事に行けなくなり、仕事を失ってしまうかもしれない……。
事件を起こしてしまったとはいえ、そのような心理状態で非常に不安にかられているのです。

刑事事件では被害者の方と、とにかく早く示談をまとめます。
時間が経てば経つほど、警察の捜査が進みますし、被害者の方からは「こんなに酷いことをしておいて、何も対応してくれないの？」と思われることもあります。


――示談を進めるときに、こだわっていることはありますか？

被害者の方の気持ち、考えをよく聞くようにしていますね。
示談ではもちろん誠意を持って示談金の金額を提示しています。
ただ、被害者の方の気持ちを考えることも大切にしていますね。

それが依頼者さまの最大の利益につながるという想いでやっています。

――澁谷先生にとって「法律」とは何ですか？

法律は弱い立場の人を守る武器だと、私は思っています。

人間はおそらく、法律がないと欲望のままに好き勝手生きてしまうと思うんですよね。
たとえば、悪知恵がはたらく人はそうでない人からどんどんお金を巻き上げたり、収入が高い人が離婚するときにパートナーや子どもに一切お金を払わなかったり……。
人間が過去に犯してきた過ちを体系的にまとめたのが法律だと思うので。

生きていく上で困るのは、いつも弱い立場の人なんです。
法律は弱い立場の人を守る武器だと思います。
私はこれからもその武器を使って、少しでも多くの困っている人を助けていきたいと思っています。


――今まさに困っている方へ、メッセージをお願いします。

私はこれからも、これまでと同じスタンスでやっていきます。
事件に巻き込まれて困っている、関係がこじれてどうすればいいか分からない……。
今お困りの方は、ぜひ私にご相談いただければと思います。

弁護士はどうしても敷居が高いと思われがちです。
ただ、その部分は私も気にしてフラットな関係を意識しております。
何か困ったことがあれば、些細なことでも構いませんのでまずはご相談ください。