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おか あつき
岡 厚希弁護士
アイル法律事務所
千種駅
愛知県名古屋市中区新栄3-5-1 セントラル千種ビル302
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インタビュー | 岡 厚希弁護士 アイル法律事務所

過去20年分の入金記録を開示させ、特別受益を立証。相続に強い名古屋の代表弁護士、刑事や少年事件も

約10年にわたり、名古屋市を拠点に活動しているアイル法律事務所の代表・岡 厚希(おか あつき)弁護士。
相続と刑事事件を中心に、幅広い事件を扱っています。
遺産分割や傷害事件をはじめ、粘り強い交渉の末に数々の成果を上げてきた一方で、やわらかで率直な語り口から「話しやすい」などと多くの依頼者に親しまれています。
弁護士としての原点、事件解決や依頼者への思いなどをお聞きしました。

01 原点とキャリア

「理不尽な目に遭っている人の力になりたい」。内定を蹴って司法試験へ

ーーなぜ弁護士を志望されたのか。理由やきっかけがあればお聞かせください。

大きかったのは法学部に在籍していた大学時代、当時お付き合いしていた人が残業代をめぐって法律トラブルに巻き込まれたことでした。
その経験から、理不尽な目に遭っている人の力になりたい気持ちが芽生えてきたんです。

実はそのときすでに一般企業の内定が決まっていたんですが、それを辞退して司法試験に挑戦しようと心に決めたんです。


ーーその後のキャリアの歩みについてもうかがいます。

弁護士になってから約10年(2026年5月現在)、ずっと名古屋市内で活動しています。

最初に勤めた事務所では、家事や民事を問わず幅広い事件を担当しました。
代表と私ひとりの小さな事務所です。
駆け出しの頃からどんどん案件を任され、みっちり力をつけることができました。

それから独立し、現事務所を立ち上げました。
ありがたいことに多くのご依頼をいただき、忙しく過ごさせてもらっています。
ご相談は市内に限らず、岐阜や私の地元・和歌山などからもいただいています。
さらに今年(2026年)4月から新たな弁護士が加わり、体制を強化しました。

02 得意分野と実績①

過去20年分の入金記録を開示させ、特別受益を立証。十分な遺産を獲得
ーー現在の取扱分野や、力を入れて取り組んでいる事件を教えてください。

破産を中心とする債務整理、離婚・男女問題、相続、刑事事件、それに企業法務などを含め、基本的にはどんなご相談も積極的にお受けしています。

その中でも今、最も力を入れているのが相続と刑事事件です。
相続では遺産分割をはじめ、さまざまな争点やシチュエーションを経験してきました。
難しい状況を打開できるだけの力があるはずです。
また、相続税についても税理士と手を組むなどして万全の対策を行っています。


ーー具体的にどんな事件を解決してきたのか。一例を紹介いただけますか?

亡くなった父親の遺産分割をめぐり、2人のお子さんが争うことになった事案があります。

大きな争点のひとつになったのが、特別受益でした。
特定の相続人が生前に特別に受けた贈与のことで、それを考慮せずに遺産を分配した場合、相続人間で不公平が生じてしまいますよね。

このケースでは、相手が特別受益をいつから、どれくらい受けていたのか。
それを立証したことで、依頼者さまが公平に、十分な遺産を手にすることができたんです。


ーーその特別受益は、どうやって立証したんですか?

相手の預金口座のある銀行にかけ合い、過去20年分の記録を開示してもらいました。
私の経験上、こうしたケースでは通常5〜10年程度の入金履歴しか開示してもらえません。
ただ、事情を丁寧に説明するなど粘り強く交渉したことで開示期間が延び、依頼者さまがより多くの遺産を受け取ることにつながったんです。

依頼者さまはその間、精神的に大きなストレスを抱えていたとおっしゃっていました。
「ようやく落ち着いて、安心して生活できる」と感謝いただき、胸を撫で下ろしていらっしゃいましたね。

私自身も、思い悩む依頼者さまの姿を見ながら、「少しでも早く不安を解消させてあげたい」と1日も早く解決できるよう必死に動きました。


ーー遺産分割をはじめ、相続についてほかに注意点などがあればお聞かせください。

よくお聞きする声としては、たとえば「誤って遺産分割協議書にサインしてしまった」とご相談にいらっしゃる方も目立ちます。

書類に目を通し、問題なさそうだとご自身で判断してしまう方が少なくないようです。
あとで見落としに気づいたとしても、後手に回ってしまいます。
決して安易にサインせず、不安に思ったら私たちにご相談いただくことをお勧めします。

03 得意分野と実績②

殺人未遂で逮捕されるも、「傷害」に変更させ不起訴へ。少年事件にも注力
ーー次に、刑事事件についてお聞きします。これまでどんな事件を扱ってきたんですか?

暴行、傷害、窃盗、性犯罪のほか、薬物や放火、強盗詐欺などさまざまな事件を担当し、裁判の場数も踏んできました。

被疑者や被告人は、身寄りがなかったりと複雑な事情を抱えているケースが少なくありません。
世間から悪者扱いされ、孤立無援に陥る中で唯一、弁護士は味方になって再犯防止や社会復帰を手助けすることができます。
そこに使命感とやりがいを感じているんです。


ーー相続と同じように、過去の解決事例をぜひ教えてください。

たとえば、殺人未遂罪で逮捕された方の弁護を担当したときのお話です。

そのまま殺人未遂で起訴されたら、判決で厳罰が下る恐れがあります。
ただ、それよりも軽い刑罰で済む「傷害罪」に変更させたうえで、さらに被害者とも示談させ不起訴へ持ち込んだんです。

殺人未遂と傷害の線引きは、殺意かあったかどうかです。
依頼者さまとお話していると、「果たして殺意といえるのか」と疑問が浮かんできました。
そのため、傷害罪として扱うよう検察官に意見書を出したり、直接働きかけたりと何度も説得を試みたんです。


ーーその思いと行動が実ったわけですか?

説得は大変でしたが、最後は検察官に理解してもらえました。

さらに被害者との示談も成立させられたことで、依頼者さまは不起訴処分となり釈放されたんです。
被害者の怒りは相当なものでしたが、真摯に向き合い、何度かの話し合いの末に示談に応じていただけました。

刑事弁護については少年事件にも強い思い入れがあり、これと似たケースとして少年審判でも不処分決定につなげたケースが複数あります。


ーー不処分決定とは何ですか?また、その事案のことも詳しく聞かせてください。

不処分決定とは、少年に対し、保護観察や少年院送致など一切の処分を行わない決定のことです。

その少年は傷害事件を起こしたんですが、素行が悪かったわけではなく、衝動的にたまたま手を出してしまったというのが実態でした。
ですから、このときも処分を決める裁判官に意見書を出すなどして、寛大な判断を下すよう必死に訴えたんです。

相続や刑事事件のほかにも、たとえば自己破産は200件以上、離婚も100件以上の案件に携わるなど幅広い分野をカバーしています。
気になることがあれば、ぜひ気軽に頼っていただけるとうれしいですね。

04 信念・モットー

連絡はLINEを使い、返事は素早く。「弁護士らしくない」と慕われる理由
ーー独立後も多く依頼が舞い込んでいる理由を、先生ご自身はどう分析されていますか?

一番大きいのは、レスポンスの早さや、弁護士にありがちな堅苦しさがないことではないでしょうか。

依頼者さまとは「LINE」を使い、スムーズに連絡を取り合えるようにしています。
返事が遅いと不安になるはずですから、そんな思いにさせないためにこまめにコミュニケーションを取るようにしているんです。

それと、「弁護士らしくない」ともよく言われます。
打ち合わせ中も専門用語は極力使わず、他愛のない話もしながらフランクに対話しています。
とにかく依頼者さまがリラックスでき、腹を割って何でもお話いただける雰囲気をつくるようにと強く意識しているんです。


ーー話は変わりますが、ご趣味などがあれば教えていただけますか?

趣味はプロ野球観戦で、阪神タイガーズのファンです。
名古屋を拠点とする中日ドラゴンズとはライバル関係ですが、実は妻がドラゴンズ推しでしてね。
私も一緒に本拠地・バンテリンドームによく出かけているんです。

好きな選手を挙げるなら、タイガースの近本選手と大山選手ですね。
プロ意識が高くストイックで、さらに野球に限らず新しいことに意欲的に取り組んでいるようなところもあるんです。

その姿勢は、私も弁護士として大いに見習いたいですね。
これからも一つひとつの事件に全力で向き合い、最新の法改正や社会の変化などにも常にアンテナを張りながら、依頼者さまのために力を尽くしていく覚悟です。
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