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さいき しんたろう
齊木 慎太郎弁護士
法律事務所ASCOPE 福岡オフィス
天神駅
福岡県福岡市中央区天神4-2-36 天神第一ビル6階

インタビュー | 齊木 慎太郎弁護士 法律事務所ASCOPE 福岡オフィス

親権争いに強く、父親側で獲得した実績も。所内トップクラスの受任率を誇る福岡オフィス所長

東京を中心に総勢38人の弁護士を抱える(2024年4月現在)、法律事務所ASCOPE(アスコープ)。
5つ目の拠点として、2024年1月に開設された福岡オフィスの初代所長に就任したのが、齊木 慎太郎(さいき しんたろう)弁護士です。
とくに親権問題に強く、数少ない父親側で獲得した実績も。
刑事事件でも、得意の示談交渉で何度も不起訴処分などを手にしてきました。
さらに目を引くのは、所内トップレベルの受任率を叩き出していること。
その秘訣はどこにあるのでしょうか。

01 キャリアの足跡

塾講師を経て、予備試験に上位で合格。新設した福岡オフィスの所長に

ーーこれまでのキャリアの歩みについて教えてください。

大学を卒業した後、社会人経験を経て弁護士になりました。
大学時代から弁護士に憧れていたため、働きながら司法試験の勉強に励んでいたんです。
そして、合格率が数%といわれる予備試験に上位で合格し、念願の弁護士バッジをつけることができました。

その後現事務所に入所し、浜松オフィスに赴任しました。
そこで所長を任せてもらい、現在は2024年1月に開設した福岡オフィスの所長を務めています。

私自身は今、離婚・男女トラブル、交通事故、刑事事件にとくに力を入れています。
ほかにも相続や交通事故、不動産、債務整理、また当事務所が得意とする人事労務をはじめとする企業法務も含めて幅広く扱っています。


ーー弁護士になる前は、どんなお仕事をされていたんですか?

塾の講師をしていました。
といっても大手の予備校ではなく、規模の小さな塾です。
規模の小さな塾だったので、生徒との距離はとても近く、プライベートの相談にもよく乗っていました。
一緒にサッカーをすることもありましたね。

02 得意分野と強み①

所内トップクラスの受任率。親権争いに強く、数少ない父親側でも獲得

ーー相談から依頼につながる受任率が、所内でトップレベルで高いとお聞きしました。何か秘訣があるんですか?

落ち着き、安心感、包容力。
ありがたいことに、依頼者さまにはそういった点を評価いただいています。

塾で働いていた当時、常に心がけていたポリシーがありました。
子どもたちの話をよく聞くこと、落ち着いた態度でいること、笑顔でいることです。
個性豊かで、思春期の子どもたち。
一人ひとりに心を開いてもらうには、どんなことも否定せず、やさしく受け止めることが大切です。

それは、法律相談にいらっしゃる方々に対しても同じです。
どんな不安や悩みもしっかり受け入れ、お話にじっくり耳を傾けるようにしています。


ーー確かに、何でも受け止めてくれそうな安心感があります。

一緒に悩み、勇気づけ、そっと背中を押す。
そんな時間を共有していると、次第に依頼者さまもリラックスしてお話いただけるようになり、仲が深まっていきます。

そのうえで、事件の見通しもしっかりお伝えし、明快な解決策をご提示します。
そうした親身な対応やわかりやすいご提案が、受任率の高さにつながっているのではないでしょうか。


ーー事件の分野としては、離婚・男女問題に力を入れているとおっしゃっていましたね。

そのなかでも、親権をめぐる争いに重点的に取り組んでいます。
一筋縄ではいかないからこそ、力になりたい思いが強いんです。

これまでに多くの事件に携わり、結果も出してきました。
そのなかには、ハードルが高いとされる父親側で親権を獲得した例もあります。


ーー親権は母親側に渡るケースが多いと聞きますが、状況によっては父親側でも獲得できると。

ただ、そのためには考えられる法的な手立てを尽くさなければなりません。
依頼者さまやお子さんの意向をしっかり裁判所に伝えることはとても重要です。

たとえば、家庭裁判所の調査官によるお子さんへの聞き取り調査です。
それに臨むにあたって、まずは私自身が依頼者さまとお子さんとの関係について詳細に聞き取り、それをもとに調査官の聞き取りに立ち会うこともあります。
お父さんを慕うお子さんの意向がはっきり表れるようになり、その意向に沿った形で解決が得られるようなケースも経験しています。
依頼者さまとお子さんのご希望を叶えられて、私もホッと一安心しました。

03 得意分野と強み②

母親側では養育費も確実に回収へ。刑事事件でも不起訴の実績多数

ーー親権については、母親からSOSが届くこともあると思います。

もちろんです。
その場合に、親権争いとともにネックになるのが養育費です。

そもそも支払いについて取り決めていなかったり、約束しても支払われないケースが少なくありません。
これについても、確実に受け取れるように手を打つ必要があります。

夫側のご両親に連帯保証人になっていただくようなことも、場合によっては考えられ、実際にそのような方法で解決をした経験もあります。
もちろん相手方に対して、真摯に説明し、十分にご納得いただくことが前提となります。


ーー父母の対立が激化しがちな親権問題。何を大切に向き合っていますか?

何よりも大切なのは、お子さんの利益です。
お子さんの将来を考え、どんな解決が最も望ましいか。
そこと依頼者さまの意向を結びつけながら、最善の道へ向かっていきます。

依頼者さまから、お子さんとの関係について、詳細に聞き取り、時には家族写真を見せていただいたりして、関係を把握することもあります。
そのような調査や資料を踏まえて、お子さんの利益のための主張をします。


ーー親権のほかに、刑事事件も柱のひとつに挙げておられました。

否認事件など難易度の高い案件を含めて、さまざまな犯罪の弁護を率先して引き受けてきました。

なかでもご相談の多い事件のひとつが、性犯罪です。
被害感情が強く、示談が難しいといわれている領域でもあります。
私はこれまで何度も、示談を成立させ、早期釈放や不起訴処分のお手伝いをしてきました。

示談の前提として何が必要なのか。
第一歩は、被害者様の言い分に落ち着いて耳を傾けることです。
被害者様には、深い心の傷があり、なぜ自分が被害に遭わなければならなかったのか、大きな混乱があり、それを丁寧に解く必要があります。
再犯を防ぐための手立てを丁寧にご説明し、被害者さまの不安を払拭することなども必要になります。


ーーたとえば、どんな再犯防止策を提案するんですか?

ひとつは、行動範囲を大きく変えることです。
転居により、二度と被害者様と遭遇しないようにするようなことも考えられます。
あらゆる再犯防止方策を講じることで、当初は示談に応じる気配のなかった被害者や親族に理解いただき、示談が成立し、不起訴処分を手にしたような事例もあります。

性犯罪をめぐっては刑法が改正され、「強制性交罪」が「不同意性交罪」に名称変更されるなど構成要件が大幅に見直され、処罰範囲が拡大することが予想されます。
これまで以上に、示談できるかが重要になる場面はずっと増えるはずです。
これまでの経験を踏まえ、お力になれると信じています。

04 依頼者への思い

「心配せんでよか」。熊本生まれ、愛着のある福岡で依頼者を支える

ーー福岡という新たな舞台でのご活躍が楽しみです。

若い頃から遊びに来ていた福岡にも、深い愛着があります。
福岡を含め、九州の皆様とは、言葉の壁がなく、意思疎通がとてもしやすいと感じております。
特に年配の方の九州弁でのお話を聞き取ることは、九州生まれでないと難しい面がありますね。私は、心情やニュアンスを含めてそのまま理解できます。
普段通りのお言葉で気軽に相談してください。
依頼者さまには時には「心配せんでよか」とお伝えしたいと思います。


ーー九州弁が出ましたね。地元の人はきっと安心すると思います。

福岡は食も豊かなので、いろんなお店でこれまで以上に食事を楽しんでいます。

プライベートでは、最近はテニスで汗を流してリフレッシュしています。
憧れは、引退したロジャー・フェデラー選手。
華麗なプレーで世界中で愛された選手ですが、ケガや不調に苦しむ時期もありました。
引退の際のメッセージにあった「負けた試合もあったし、苦しい瞬間もあった。後悔もあったかも知れない。でもそれを含めて僕の人生であり、それを活かして人として成長してきた。」という言葉は、今でも私の胸を打ちます。

私たちが日々扱っている一つ一つの事件も、その過程は順風満帆とは限りません。
むしろ、山あり谷ありの険しい旅路です。
それでも、依頼者さまと力を合わせて、必ず乗り越えていくーー。
そんな思いで、これからも一つ一つの事件に向き合っていく覚悟です。
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