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いだ しょうた
井田 翔太弁護士
橋本さがみ総合法律事務所
橋本駅
神奈川県相模原市緑区橋本4-18-5 ノースシティスクエア1001
対応体制
  • 法テラス利用可
  • 分割払い利用可
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  • 休日面談可
  • 夜間面談可
  • 電話相談可
  • WEB面談可
注意補足

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インタビュー | 井田 翔太弁護士 橋本さがみ総合法律事務所

依頼者だけでなく相手も尊重する。主張を素直に聞いてもらうために大切にしていること

神奈川県相模原市にある橋本さがみ総合法律事務所の共同代表を務める井田 翔太(いだ しょうた)弁護士。
親族が法律トラブルで弁護士にお世話になったり、法律関係ではないものの自身もトラブルに巻き込まれる中で弁護士を目指そうと決意しました。

病気による慰謝料、休業損害や残業代を請求する裁判では、タイムカードのない職場ながら複数の証拠を組み合わせて、依頼者の残業時間を証明しました。
事件前に参加した労働事件で学んだことが、そのまま事件解決に活きたといいます。

これまでの豊富な解決実績と相手方も尊重する人間性を紹介します。

01 弁護士になったきっかけ

弁護士への憧れと感じた無力感。内定を辞退してまで選んだ道

――弁護士を目指そうと思った理由を教えてください。

私がまだ弁護士になる前、親族が法律トラブルに巻き込まれて弁護士の先生にお世話になったことがあります。
このとき、法律の知識や経験をもとに親族が抱えるトラブルを解決に導く先生のことを頼りになる、格好いいなと思いました。

また、別の時期には私がトラブルに巻き込まれることもありました。
幸い弁護士の先生にお世話になるほどの内容ではありませんでしたが、このとき痛感したのです。
法律知識がないと何も対応できないな、と。

それで弁護士を目指そうと思いました。


――子どものころは、どのようなお子さんだったのですか?

幼稚園から高校までずっとサッカー少年でした。
もともと、サッカーをはじめたのは体が弱く足も遅かったためです。
自分の苦手なことを克服したいという思いは当時から明確にありました。

ただ、サッカーをはじめた当初は悔しい思いもしましたね。
友達に「井田くんは下手くそだから、同じチームになりたくない」って言われたものです。
私と同じチームになると負けるからです。

しかし、そのようなことがあっても負けずに取り組んだ私は、サッカーのプロ選手を輩出する強豪校に入学することになります。


――そのままプロ選手になる、という道は考えなかったのですか?

考えなかったですね。
仲間と一緒に練習や試合をするとだいたいわかりました。
この人はプロになるだろうな、と。
しかし、自分は覚悟も努力もそのレベルに達していないと思ったため、普通に大学進学を目指しました。

その後、就職活動をして実際に内定をいただきましたが、「この仕事を一生続けるのか?」と、ふと疑問に思い、自身の気持ちの壁にぶつかる時期がありました。
そんな時期に、たまたま親族の法律トラブルがあり、その中で、弁護士の先生の頼りがいや法的知識がないことの怖さを痛感して、自身も弁護士になりたいと思い、いただいた内定を辞退して東北地方にあるロースクールに進学しました。


――東北には何かゆかりがあったのですか?

私がロースクールの試験を受けたのは、ちょうど東日本大震災が発生した2011年でした。
同級生が就職して社会に貢献しているなか、私は自分のために勉強をする道を選びました。

ただ、勉強以外にも何か日本の役にたちたいという思いが強く、東北大学が震災復興ボランティアの受け入れもやっているということを調べ、東北大学のロースクールに行くことを決めました。

実際に週末は、震災復興ボランティアにも行きました。

当然、自分の勉強は大事ですが、なんらかの形で少しでも社会に貢献したいという想いがありました。

02 弁護士としてのキャリア

独立のきっかけは依頼者さまのため。自分の裁量で解決を導く

――これまで携わってきた事件を教えてください。

現在の事務所を共同で立ち上げるまでの間、私はふたつの事務所に勤務した経験があります。
はじめの事務所では企業側の労働事件と不動産関係、それに交通事故をよく担当していました。

それからふたつ目の事務所に移ると、現在に近い街弁のようなスタイルになり、それまでの案件に加え離婚事件や破産事件、労働者側の労働事件を扱うようになりました。


――独立のきっかけと現在の事務所で扱っている事件を教えてください。

ふたつの事務所で働くなかで「依頼者さまのために◯◯という方法を選択したい」と思っても、やはりどうしても事務所やボス弁の方針が私自身の考えと合わないこともありました。
そこで、自分の裁量で仕事を進められるよう独立の道を選びました。

03 強みを活かした解決事例①

タイムカードがない会社へ残業代請求。勉強会が解決の糸口に

――印象に残っている事件を教えてください。

依頼者さまは飲食チェーン店で働いている方です。

連日の長時間労働により病気を患っただけでなく、残業代も支払われていないということで相談に来られました。
ただ、依頼者さまの会社ではタイムカードがなく、実際の勤務時間が管理されていなかったのです。

とはいえ、依頼者さまはとても困っている……。
そのとき思い出したのが、労働事件の勉強会で学んだある手法でした。


――どのようなことを学んでいたのですか?

Googleのタイムライン機能(スマートフォンのGPS機能)を使って、過去に訪れた場所と時間を確認するという方法です。
ただ、GPSには誤差があるため、相手方からその不正確さを指摘される恐れがありました。

一方、依頼者さまとお話するなかで、職場の建物に出入りするとき警備会社のシステムにより、入出館時間を個人IDとともに管理されているとわかりました。
そのため、両者の整合性を取ることで実際の労働時間を証明したのです。


――相手方は素直に認めたのですか?

いいえ、はじめは認めませんでした。
「従業員(依頼者さま)が勝手に早く来て、勝手に遅くまで残っていた」と主張したのです。

しかし、これに対しては会社側からの残業指示が連絡ツールに文書として残っていたため、それを根拠に反論しました。

最終的には勝訴的和解を得られました。
残業代を得られただけでなく、労災認定されたことにより休業損害も認められたため、依頼者さまにとって予想以上の結果となったのです。

04 強みを活かした解決事例②

第一審で認められなかった事実。上級審に提出した書面に込めた想い

――ほかの解決事例も教えてください。

男性の依頼者さまから「妻が不倫して別居している。婚姻費用で揉めている」と相談をいただきました。
話を聞くと、依頼者さまには一切の落ち度がないこと、収入が高いのは依頼者さまの方で多額の婚姻費用を請求されて困っていることがわかりました。


――解決に向けてどのようにアプローチされたのですか?

依頼者さまは奥さまのことが本当に好きでした。
しかし、奥さまは「不倫相手と一緒になりたい」というほど、強い不倫関係にあったのです。

第一審ではそういった事実を、裁判所があまり考慮してくれませんでした。
そのため、第二審ではその点をわかりやすく丁寧に文章にしての書面を書きました。

依頼者さまの気持ちを汲み取りながら、また事実を整理して記載した書面はなかなかインパクトがあったと思います。
それほど、依頼者さまのお気持ちが強かったのです。


――最終的にどのような結果になったのですか?

婚姻費用は大幅に減額されました。
依頼者さまにとっては、当初思っていたものと違う結果かもしれません。
しかし、最後には「言いたいことは言ったし、やりたいことはやった」と納得してくださいました。

05 弁護士として心がけること

裁判の相手はあくまでも人間。無下にせず尊重する姿勢

――弁護士として、大切にしていることを教えてください。

依頼者さまはもちろんですが、相手方やその代理人のこともきちんと尊重しています。

なかには相手方や代理人に対して敵対心を持ったり、軽視して揚げ足を取るような対応、書面内で批判的な記載をする方もいるかもしれません。
私は決して、そのようなことはしません。

当人同士はもちろんのこと、弁護士や裁判官も人間です。
心象の悪い相手の言い分なんて、そもそも聞きたくないと思うのが普通でしょう。

だから、相手を尊重することで交渉や裁判をスムーズに進め、依頼者さまの主張を素直に聞いていただけるよう努力しています。

将来は地域のみんなから愛されながらもしっかりと頼られる好々爺のような存在になりたいと思っています。
明るくて穏やかで、でも弁護士を続けているような人になりたいですね。


――困っている方へ、井田先生から温かいメッセージをお願いします。

私に相談に来てくださった方の話を伺うと「話せて楽になった」とよく言われます。

法律相談と固く考えると、ハードルが高くなってしまいます。
しかし、まず相談するだけしてみようと思うとハードルは下がるかもしれません。

実際、初回相談で解決したり、話を聞くと法律相談ではなかったりすることもあります。
まずはお気軽にご相談ください。
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